体操ワールドカップ東京大会2018男子レポート
ゆか
YUDENKOV Yevgen(UKR)
前方かかえこみ2回宙返りひねり(前に1歩)、前方伸身宙返り2回ひねり~前方伸身宙返りひねり、後方かかえこみ2回宙返り1回ひねり、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方かかえこみ宙返り1回ひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、後方伸身宙返り2回ひねり、後方伸身宙返り3回ひねり(止める)13.566
BRETSHNEIDER Andreas(GER)
前方屈身2回宙返り(両足で前に1歩)、前方伸身宙返り2回ひねり~前方伸身宙返りひねり、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方伸身宙返り1回ひねり(両足で前に1歩)、後方伸身宙返り1回半ひねり~前方伸身宙返り1回半ひねり、後方伸身宙返り2回ひねり、後方伸身宙返り3回ひねり(ほぼ止める)13.900
MIKULAK Samuel(USA)
前方伸身宙返り2回ひねり~前方かかえこみ2回宙返り、前方伸身宙返り~前方かかえこみ2回宙返りひねり(両足で前に大きく1歩)、ゴゴラーゼ、伸腕屈身力倒立、後方伸身宙返り1回半ひねり~前方伸身宙返り1回半ひねり、後方伸身宙返り2回ひねり、後方伸身宙返り2回半ひねり(止める)、丁寧な実施14.000
SHIRAI Kenzo(JPN)
後方伸身2回宙返り3回ひねり、後方かかえこみ2回宙返り3回ひねり(少し動く)、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方伸身宙返り2回半ひねり(少し動く)、前方かかえこみ宙返り1回ひねり~前方伸身宙返り3回ひねり(若干ひねり不足で着地も動く)、倒立前転から閉脚浮き腰経過伸腕屈身力倒立、後方伸身宙返り3回半ひねり~前方伸身宙返り1回ひねり、後方伸身宙返り4回ひねり(若干ひねり不足で左足前に1歩)15.200
最後の4回ひねりでめずらしく大きく動くが高いDスコアがものを言いただ一人15点台
DALALOYAN Artur(RUS)
前方伸身宙返り1回ひねり~前方屈身2回宙返り(ほぼ止める)、後方かかえこみ2回宙返り2回ひねり(両足で後ろに1歩)、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方伸身宙返り2回ひねり(ほぼ止める)、後方伸身宙返り1回半ひねり~前方伸身宙返り1回半ひねり(少し詰まる)、十字倒立、後方伸身宙返り3回ひねり(止める)14.166
TAILLON FERNANDEZ Alberto(ESP)
前方屈身2回宙返り少し動く)、後方伸身2回宙返り(若干姿勢欠点のある実施、着地も動く)、前方かかえこみ2回宙返り、前方伸身宙返り1回半ひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、前転から開脚浮き腰経過伸腕屈身力倒立、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方伸身宙返り1回ひねり、後方伸身宙返り2回半ひねり(前に大きく1歩)13.933
PAYNE Jackson(CAN)
前方屈身2回宙返り(少し動く)、前方伸身宙返り2回ひねり~前方宙返りひねり(蹴りそこねてお手つき)、助走をして演技をやめてしまう4.066
TANIGAWA Wataru(JPN)
前方伸身宙返り2回ひねり~前方伸身宙返り1回半ひねり(少し前に詰まった着地で動く)、前方屈身2回宙返りひねり(少し動く)、前方屈身2回宙返り(わずかに動く)、マンナ、十字倒立、後方伸身宙返り2回半ひねり~前方伸身宙返り1回ひねり、後方伸身宙返り3回ひねり(止める)14.500
あん馬
BRETSHNEIDER Andreas(GER)
とび正交差ひねり逆交差入れ、マジャールシュピンデル、旋回2回で前移動3/3、シバド、前移動、下向き転向、後ろ移動2/3、下向き1080度転向おり(終末技は終始脚を開いて実施)12.300
MIKULAK Samuel(USA)
馬端から馬端へのとび正交差ひねり逆交差入れ(ミクラック)、とび正交差ひねり逆交差入れ、ブスナリ、Dコンバイン、トンフェイ、フェドルチェンコ(脚をぶつける)、前移動・とび前移動(脚をぶつけ止まりそうになるがこらえる)、シバド、シュテクリA倒立ひねり移動おり13.366
2か所あぶない場面があったが、なんとか通しきる
SHIRAI Kenzo(JPN)
逆交差倒立、Eフロップ、モグィルニー、Dコンバイン、マジャール、シバド、前移動1/4転向、下向き転向、シュテクリA倒立ひねり移動おり(E)13.533
新しくモグィルニーを取り入れた演技構成、危なげなく通しきる
DALALOYAN Artur(RUS)
逆交差倒立、下向き転向、Dフロップ、ブスナリ、開脚横移動(旋回2回で馬端~馬端)、後ろ移動2/3、マジャール、落下、シバド、シュテクリA倒立ひねり移動おり(E)12.233
スピード感あるブスナリなどを成功したが、マジャールで惜しくも落下
TAILLON FERNANDEZ Alberto(ESP)
逆交差倒立、逆リヤ倒立ひねり移動前後開脚支持、ロス(力を使う)、ウーグォニアン(力を使う、脚割れもあり)、フェドルチェンコ、正交差ひねり逆交差入れ、逆リヤ倒立ひねり移動おり12.566
PAYNE Jackson(CAN)
逆交差倒立、あん部馬背フェドルチェンコ、下向き転向、ブスナリ、後ろ移動2/3、トンフェイ(バランスをくずすが持ちこたえる)、ロス(落下)、再度落下、ウーグォニアン(落下)、シュテクリA倒立ひねり移動おり9.533
TANIGAWA Wataru(JPN)
正交差倒立、逆交差倒立、Eフロップ、Dコンバイン、ロス、前移動・とび前移動(落下)、シバド、逆リヤ倒立ひねり移動おり(E)12.433
新しく取り入れたロスは成功したが、そのあとの前移動で惜しくも落下
YUDENKOV Yevgen(UKR)
逆交差倒立、後ろ移動、マジャール、シバド、トンフェイ、フェドルチェンコ、ロス、ウーグォニアン、下向き1080度転向おり
演技全体を通して膝の緩みなど姿勢欠点がきになる演技だったが、安定した実施でとおしきる13.066
2種目終わって白井健三が1位、谷川が3位につける
つり輪
MIKULAK Samuel(USA)
振り上がり中水平、振り上がり上水平、十字懸垂、ヤマワキ、ホンマ十字懸垂、屈身ヤマワキ、振り上がり倒立、ほんてん倒立、後方車輪、後方かかえこみ2回宙返り2回ひねりおり(両足で前に大きく1歩)13.566
SHIRAI Kenzo(JPN)
振り上がり中水平、けあがり中水平、アザリアン、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、振り上がり開脚上水平、ほんてん倒立、振り上がり倒立、グチョギー、後方車輪、後方かかえこみ2回宙返り2回ひねりおり(止める)13.766
DALALOYAN Artur(RUS)
逆上がり中水へ3位、後方け上がり中水平、ナカヤマ、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、振り上がり開脚上水平、ほんてん倒立、前方車輪、振り上がり倒立、後方伸身2回宙返り1回ひねりおり14.366
静止技の姿勢、特に倒立の姿勢が素晴らしい演技、着地もしっかり止める
TAILLON FERNANDEZ Alberto(ESP)
振り上がり中水平、ナカヤマ、振り上がり十字倒立、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、振り上がり上水平(バランスをくずしスルーしてしまう)、振り上がり十字懸垂、振り上がり倒立、ほんてん倒立、後方伸身2回宙返り1回ひねりおり(両足で前に1歩)12.933
前半力強い実施だったが、途中大きなミスを出してしまった
PAYNE Jackson(CAN)
振り上がり上水平、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、振り上がり開脚前挙、開脚上水平(静止時間不足)、ほんてん倒立、振り上がり倒立、後方車輪、後方かかえこみ2回宙返りおり10.800
TANIGAWA Wataru(JPN)
逆上がり中水平、振り上がり中水平、アザリアン、振り上がり倒立、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、ホンマ十字懸垂、振り上がり開脚上水平、ほんてん倒立、後方車輪、後方かかえこみ2回宙返り2回ひねりおり(止める)14.300
しっかりした実施で演技を進め、着地も止める
YUDENKOV Yevgen(UKR)
逆上がり中牛平、アザリアン、振り上がり上水平、ほんてん倒立、屈身ヤマワキ、振り上がり十字懸垂、振り上がり中水平(静止時間不足)、終末技なし
プロテクター破損のため、最終演技者として演技をやり直すこととなった
BRETSHNEIDER Andreas(GER)
正面水平懸垂経過中水平、ピネダ~引き上げ脚前挙、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、ホンマ十字懸垂、け上がり脚前挙、屈腕屈身力倒立、ほんてん倒、振り上がり倒立、後方かかえこみ2回宙返り2回ひねりおり(後ろに1歩)13.333
YUDENKOV Yevgen(UKR)
逆上がり中牛平、アザリアン、振り上がり開脚上水平、ほんてん倒立、屈身ヤマワキ(リズムがくずれる)、振り上がり十字懸垂、振り上がり中水平、振り上がり倒立(屈腕)、振り上がり倒立(力を使う)、後方かかえこみ2回宙返り1回ひねりおり(少し動く)12.466
3種目を終わって白井が1位をキープ、谷川が2位に順位を上げ日本選手がワン・ツー、ミクラックが3位につける
跳馬
SHIRAI Kenzo(JPN)
シライ・キムヒフン、美しい跳躍、着地は若干足が前後しているが腰高で後ろに1歩 14.966
DALALOYAN Artur(RUS)
シライ・キムヒフン、若干ひねり不足の着地となり後ろに転倒してしまう、0.3のライン減点もあり13.266
TAILLON FERNANDEZ Alberto(ESP)
ドリッグス、雄大な跳躍、腰高の着地で前に1歩 14.333
PAYNE Jackson(CAN)
前転とび、ゆかで足を痛めた影響で本来の跳躍ができなかった模様 10.466
TANIGAWA Wataru(JPN)
ブラニク、いつもより若干低い着地となったが美しい跳躍、両足で前に少し動く程度にまとめる 14.900
YUDENKOV Yevgen(UKR)
アカピアン、つま先など若干姿勢欠点が気になる跳躍、着地は後ろに1歩 13.966
BRETSHNEIDER Andreas(GER)
ローチェ、しゃがみこむような着地となったが止める 14.066
MIKULAK Samuel(USA)
ドリッグス、空中局面での脚の乱れが若干気になる跳躍だったが着地を見事に止める 14.566
4種目終え、1位白井、2位谷川、3位ミクラックと変わらず
平行棒
DALALOYAN Artur(RUS)
単棒逆上がり倒立、リチャード、ディアミドフ、チッペルト、バブサー、前方開脚宙返り腕支持、ヒーリー、ホンマ、前振りひねり倒立、前方かかえこみ2回宙返りひねりおり(後ろに少し動く) 14.533
安定感のある実施で演技をまとめる
TAILLON FERNANDEZ Alberto(ESP)
単棒開脚浮き腰上がり倒立、棒下宙返り倒立(屈腕)、前振りひねり倒立、支持前振り開脚抜き倒立、バブサー、伸腕屈身力倒立、チッペルト、後ろ振り上がり開脚入れ~倒立、モイ、後方屈身2回宙返りおり(後ろに1歩) 13.433
PAYNE Jackson(CAN)
逆上がりひねり倒立(少しもたつく)、棒下宙返り倒立、ピアツキー(車輪単棒縦向き倒立)~ヒーリー、ヒーリー、後ろ振り上がり倒立、車輪、コロレフ(車輪開脚入れ支持)、後方伸身宙返りおり 12.866
TANIGAWA Wataru(JPN)
ホンマ、ヒーリー、棒下宙返りひねり倒立(わずかに歩く)、棒下宙返り倒立、モイ、バブサー、チッペルト、前振りひねり倒立(少しおさまりが悪い)、前方開脚宙返り腕支持、前方かかえこみ2回宙返りひねりおり(ねらいすましたように止める) 14.333
倒立で若干モジモジするような場面があったが大きなミスなく演技をまとめる
YUDENKOV Yevgen(UKR)
ホンマ、シャルロ~ヒーリー(腕支持になってしまい、さらに停滞)、棒下宙返りひねり倒立(あわただしい実施)、車輪、前振りひねり倒立、マクーツ、ヒーリー、ディアミドフ、前方かかえこみ2回宙返りひねりおり(少し動く) 13.133
BRETSHNEIDER Andreas(GER)
け上がり脚前挙、伸腕屈身力倒立、棒下宙返りひねり倒立(バランスをくずし担いでしまう)、棒下宙返り倒立、車輪、モリスエ、ヒーリー、前振りひねり倒立、ハラダ、後方屈身2回宙返りおり(後ろに1歩) 12.733
前振りひねり倒立や下りなど非常に美しい実施、棒下ひねりのミスが惜しまれる
MIKULAK Samuel(USA)
ホンマ、ヒーリー、棒下宙返りひねり倒立(バランスをくずし落下)、棒下宙返りひねり倒立、棒下宙返り倒立、車輪ライヘルト、リ・チョルホン(前方開脚宙返り支持~懸垂)、バブサー、チッペルト、前振りひねり倒立、前方かかえこみ2回宙返りひねりおり(ほぼ止める)14.100
SHIRAI Kenzo(JPN)
ホンマ、棒下宙返り倒立、ベーレ、チッペルト、ヒーリー、前振りひねり倒立、車輪ライヘルト、前方開脚宙返り腕支持、前方かかえこみ2回宙返りひねりおり(止める)14.466
5種目を終わり1位白井71.931、2位谷川70.466、3位ミクラック69.596、1~3位は順位の変動なく最終ローテーションに
鉄棒
PAYNE Jackson(CAN)
後ろ振り上がり1回ひねり大逆手、シュタルダートカチェフ(落下)、ヤマワキ、シュタルダー、シュタルダー1回ひねり、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、アドラー、終末技なし 10.433
練習ではシュタルダーからのリンチを行っていたが、本番では実施しなかった
YUDENKOV Yevgen(UKR)
ヤマワキ、ホップターン、ホップターンひねり片大逆手、アドラー1回ひねり(戻る)、アドラーひねり(脚割れ)、シュタルダー、シュタルダーひねり大逆手(かなり低いキャッチ)、後方伸身2回宙返り1回ひねりおり(止める)12.400
BRETSHNEIDER Andreas(GER)
カッシーナ、ブレットシュナイダー、コールマン、ヤマワキ、アドラー1回ひねり(戻る)、ロシアンキッペ、アドラーひねり、ホップターン、ホップターンひねり片大逆手、後方伸身2回宙返り2回ひねりおり(両足で前に大きく1歩)13.966
すべての手放し技を成功させたがアドラー1回ひねりで惜しくも戻ってしまう
TAILLON FERNANDEZ Alberto(ESP)
ヤマワキ、エンドー、アドラーひねり(戻ってダブルスウィング)、伸身トカチェフ、トカチェフ(落下)、トカチェフ、リンチ(落下)、逆手車輪1回ひねり片大逆手、後方伸身2回宙返り1回ひねりおり(止める) 9.533
伸身トカチェフは前経過しっかり伸身を維持した素晴らしい実施だった
DALALOYAN Artur(RUS)
伸身コバチ、コバチ(落下)、モズニク、アドラーひねり、伸身トカチェフ、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、シュタルダー、後方伸身2回宙返り2回ひねりおり(右に大きく数歩動く)12.900
落下こそあったが非常に丁寧な実施
MIKULAK Samuel(USA)
カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ、トカチェフ~リンチ、ツォリミン、アドラーひねり、ホップターン、シュタルダー、後方伸身2回宙返り2回ひねりおり(後ろに1歩)14.500
高難度技も美しく正確に実施、質の高さが際立つ演技だった
TANIGAWA Wataru(JPN)
ヤマワキ、モズニク、アドラーひねり、伸身トカチェフ、トカチェフ、後方浮き支持回転~シュタイネマン~後方浮き支持回転倒立、後方伸身2回宙返り2回ひねりおり(止める)13.933
安定感あふれる実施でしっかり通しきり暫定1位、白井の演技を待つ
SHIRAI Kenzo(JPN)
ヤマワキ、エンドーひねり、屈身コバチ、アドラー~ポゴレロフ、コバチ、ホップターン、アドラーひねりシュタルダー1回ひねり、後方伸身2回宙返り2回ひねりおり(ほぼ止める)14.133
この種目もミスなくまとめ、全種目大きなミスのない安定した演技を重ねオールラウンダーとしての力を見せつけた
全種目そつなく演技をまとめた白井健三が優勝、あん馬で落下したがその他の種目をしっかりまとめた谷川航が2位に入り、日本選手のワン・ツーフィニッシュというかたちで大会を締めくくった