第71回全日本体操個人総合選手権トライアル男子Ⅱ班レポート

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第1ローテ
 尾崎亮介、鉄棒アドラーひねり~コバチ、素晴らしいカッシーナ、シュタルダー1回半ひねり、アドラー1回ひねり大逆手、エンドー1回ひねり大逆手、伸身月面着地を止めて15.200。小山仁寛、ゆか宙返り連続を丁寧にまとめ最後、後方宙3回ひねりほぼ着地止めて15.050を獲得。習志野高の中川将径跳馬ドリッグスの着地をまとめる14.700。今林開人ドリッグス着地しりもち。田浦誠也コールマンで落下。横山聖つり輪タナカで入り後半腰の曲りの気になる伸身月面着地止める。浅野佑樹平行棒、逆上がり、車輪、ハラダ、ヒーリー後に腰を曲げる、後方屈身2回宙着地止める。
第2ローテ
 尾崎ゆかテンポひねり~前宙2回ひねり、最後後方宙3回ひねり着地数歩動くが2種目終了時点でこの班のトップ。出口諒財、鉄棒アドラーひねり~伸身トカチェフ少し腰曲がり、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身新月面着地大きく動く、平行棒ともにうまくまとめてⅡ班2位に。浅野鉄棒伸身月面着地止める。横山跳馬アカピアン着地動く。
第3ローテ
 浅野ゆか、宙返り連続、マンナ、テンポ~後方宙2回半ひねり、後方宙3回ひねり着地動くがⅡ班3種目終了時点でトップに。横山平行棒、ホンマ、マクーツ、棒下ひねり少しゆがむがすぐに修正、シャルロ僅かに静止表現できず、ピータース、チッペルト、バブザー、後方屈身2回宙の着地を止めて15.500を獲得。 山根直記跳馬ロペスまとめ15.150。
第4ローテ
 横山鉄棒、余裕のある伸身トカチェフ~トカチェフひねり、モズニクを決めるも最後の伸身月面で回転が不足し着地して前転してしまうがⅡ班トップに。出口あん馬交差倒立、Eコンバインで落ちそうになるがこらえ、ウゴニアンでもバランスを崩しかけるが立て直し落下を免れⅡ班2位。小林亮介鉄棒で雄大な手放し技を決め、15.150を得てⅡ班3位に。上田直樹、ゆかで後方宙3回半ひねり~宙などをおりまぜてDスコア6.6を得て15.250を獲得し上位に顔を出す。小浜廣仁平行棒、習熟度の高いチッペルト、雄大なバブザーを成功させて15.000を獲得。
第5ローテ
 横山ゆか宙返り連続、マンナ倒立、後方宙3回ひねり着地大きく弾むがⅡ班トップをキープ。楠川雄太ゆか、後方宙3回半ひねり~前宙ひねり、前宙2回半ひねり、前宙2回ひねり~前宙1回半ひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、側宙1回ひねり、後方宙3回ひねり着地動くが15.100を獲得して2位に。小浜鉄棒丁寧な演技、最後伸身新月面着地前に大きくとぶが3位に。小林ゆか宙返り連続をまとめ4位。青山政高鉄棒、アドラー1回ひねり~ヤマワキ腰とり、伸身新月面着地1歩、前半は中欠点が見られるものの大過失はなく5位につける。
第6ローテ
 あん馬で勢いのある旋回を終始見せた横山が14.300を獲得し、合計86.300でトップに。2位にはゆかで新月面、アラビアダブルをまとめた小浜(86.050)。あん馬ロスでバランスを崩しかけ、下りの倒立を少しはずしたが大崩れなくまとめて13.500を獲得した楠川が85.450で3位。4位には最初の種目あん馬シバドで落下したがその後着実に得点を重ねた川本稜馬が入った。小林はあん馬最初のフロップが2回で途切れ、フロップとコンバインの無駄な構成になったが勢いを失うことなく通して5位に滑り込んだ。
Ⅱ班では、力のある選手の大過失によって予選通過ラインの戦いが混とんとした感じを受けた。
明日は女子団体、明後日は男子団体が開催される。すでに来年の全日本個人総合の出場権を得ているトップ選手が出場し、さらに団体戦ならではの絆を感じることのできる戦いになる。お見逃しなく!