第55回NHK杯　女子第3ローテーション

■跳馬
本田美波
伸身ツカハラとび１回ひねり（カサマツとび）、後ろに１歩。
松村泰葉
伸身ユルチェンコ１回ひねり、後ろに１歩。
湯本さくら
伸身ユルチェンコ１回ひねり、まずまずの実施で着地は少し動く。
佐藤亜希穂
伸身ユルチェンコ１回ひねり、余裕を感じさせる跳躍、着地は後ろに少し動く。
桒嶋姫子
伸身ユルチェンコ２回ひねり、しっかり突き手の入った実施、着地は後ろに小さく１歩。
梶田　凪
伸身ユルチェンコ２回ひねり、若干頭の下がった着地となったがうまくまとめる。
■段違い平行棒
大口真奈
内側を向いてのトカチェフ、パク、などを入れ最後は後方屈身２回宙返りおり。大きなミスなくまとめる。
寺尾唯
前半にイエガーを実施、大きなミスなく最後の後方抱え込み２回宙返り１回ひねりおりもわずかな動きで着地をまとめる。
岡田麻衣
ほんてん倒立、シュタルダー、閉脚フット、イエガー、大きなミスなく実施、最後の後方伸身２回宙返りもうまくまとめる。
夏目侑香
内側に向かって車輪１回ひねり～ギンガー、イエガー、大きなミスなく実施、最後の後方かかえ込み２回宙返り１回ひねりおりは横に１歩。
■平均台　
村上茉愛
バク転＋バク転＋スワンの２つめのバク転で足がずれ、両足スワンで落下。足を痛そうにしたまま演技続行。リズムが崩れたままの実施がふらつきと共に続くが、後半なんとか盛り返し、下りの着地前へ1歩でおさえた。
小池亜優
いつも周りが崩れても冷静沈着に演技をしていた印象の小池選手だが、今日は少し違い、少しふらつきの多い実施となってしまったが、なんとか最後まで通しきる。
河崎真里菜
こういう試合でのトップバッターの失敗というのは流れを変えてしまう。。。
河崎選手も終始ゆっくりなリズムで、少々慎重すぎるぐらい慎重に一つ一つ技をこなす。その影響でやはりふらつきがおおくなる。
内山由綺
ロンダートからの両足スワンで落下。非常に高い実施だったためもったいない。しかし、今までならそこにミスを重ねてしまっていた内山選手だったが、今回は違った。しっかりとリズムを取り戻し、交差輪、足持ちターン、羊とび、かかえ込み前宙などを決め、下りは屈身ダブルで大きく後ろへ1歩でおさえた。
杉原愛子
いやな緊張感のまま自分の演技順を迎えた杉原選手。しかし、冷静に、丁寧に一つ一つ技をこなし、減点を最小限に抑える。目立った大きなふらつきはなかったが、下りの2回半ひねりで大きくホップ。
寺本明日香
少し流れは変わったか。。。寺本選手も慎重に、丁寧に一つ一つを平均台におさえこむように技をこなす。交差1/2ひねりジャンプのひねり不足が少し気になるが、今回また戻してきた下りの3回ひねりは小さいホップでおさめた。
■ゆか
宮川紗江
伸身月面（ラインオーバー）、ポパ（バランス崩す）、前方１回ひねり～前宙ダブル（ラインオーバー）、交差とび～カデット半ひねり、フルターン、かかえ込み新月面（ラインオーバー）、ジョンソン前方１回半ひねり。大会前に痛めた足首の影響などもあり、難度を落とした構成。しかし、ラインオーバーが相次ぎ点数を伸ばせず。
中路紫帆
I字２回ターン、後方屈身２回宙（ラインオーバー）、後方３回ひねり（大きく一歩後ろに飛ぶ）、交差輪とび～カデット半ひねり、後方１回半～前方１回ひねり、２回ターン、後方２回半ひねり。一か所ラインオーバーはあったものの、女性らしい表現力で美しい演技であった。
井上和佳奈
後方２回半ひねり～伸身前宙半ひねり（ラインオーバー）、後方屈身２回宙、カデット半ひねり、後方１回半ひねり～前方１回ひねり、交差とび～ジョンソン、２回ターン、後方３回ひねり。最初のシリーズこそラインオーバーをしてしまったものの、その後は落ち着いて魅せる演技をした。
畠田瞳
かかえ込み月面、２回ターン、後方２回半ひねり～前方１回ひねり、交差輪とび～カデット半ひねり、後方２回ひねり、前宙座、後方かかえ込み２回宙（着地止める）。２回ターンで軸がぶれたものの、そのほかは安定感を出して決めてきた。
笹田夏実
I字ターン、かかえ込み月面（着地止める）、カデット半ひねり～前後開脚ジャンプ１回ひねり、後方かかえ込み２回宙（ほぼ止める）、交差輪とび～交差とび半ひねり、ポパ、前方開脚伸身宙、後方屈身２回宙（着地止める）。I字ターンが１回になってしまった以外は着地までほぼ完ぺきの演技。
土橋ココ
かかえ込み月面、後方２回半～かかえ込み前宙、ジョンソン半ひねり、ジョンソン～ポパ、後方１回半ひねり～前方１回ひねり、交差輪とび～カデット半ひねり、後方かかえ込み２回宙。着地はかなり安定しており、しっかりと決めることができた演技。
寺本が14.350という平均台の演技を見せて2位村上に2.5の差をつけてトップをキープ。村上と杉原の差は0.2。内山が4位をキープしている。