2015年豊田国際体操競技大会・男子鉄棒決勝

報告者:

田中 佑典/TANAKA, Yusuke(JPN)  D6.90  E8.525   15.425
シュタルダー1回半ひねり大逆手、アドラーひねり~コールマン~リバルコ、ヤマワキ、エンドー、エンドー1回ひねり大逆手、アドラー1回ひねり逆手倒立、ホップターン、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(後ろに小さく1歩)
カッシーナは実施しなかったが、加点が得られる3技連続を成功させ、美しい実施で演技をまとめた
加藤 凌平/KATO, Ryohei(JPN)  D6.40  E8.350   14.750
アドラーひねり、伸身トカチェフ、コールマン、シュタルダー1回半ひねり片大逆手(少しぶれるがおちついて捌く)、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、エンドー、ホップターン、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(着地を見事に止める)
トバ・アンドレアス/TOBA, Andreas(GER)  D6.90  E7.600   14.500
エンドー1回ひねり片大逆手、アドラー1回ひねり逆手倒立、アドラーひねり~リンチ(開脚モズニク、少し詰まった動きになる)、カッシーナ、コールマン(続く車輪で肘をまげる)、トカチェフ、ホップターン、ホップターンひねり片大逆手、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(前に大きくつんのめるように動くがこらえる)
大技をふんだんにい入れた構成だったが、実施が粗い印象を受ける演技だった。
ホートン・ジョナサン/HORTON, Jonathan(USA)  D6.10  E7.225   13.325
エンドー1回ひねり大逆手、ツォリミン、カッシーナ(落下)、伸身コバチ(非常に思い切りの良い実施)、コバチ、ホップターンひねり片大逆手、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、後方伸身2回宙返り回ひねり下り(両足で前に1歩)
キンブル・マービン/KIMBLE, Marvin(USA)  D6.00  E7.150   13.150
リューキン、伸身トカチェフ~リンチ(片手を握れず停滞→下りてしまう)、アドラー1回ひねり逆手倒立、アドラーひねり、モズニク、エンドー1回ひねり片大逆手、エンドー、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り(その場で小さくはずむ)
ブラチル・アティラ/VLACSIL, Attila(HUN)  D5.10  E8.500   13.600
ヤマワキ、エンドー1回ひねり大逆手、ギンガー(雄大な実施会場が沸く)、エンドー、1回ひねり大逆手、シュタルダー、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り(止める)
グエン・マルセル/NGUYEN, Marcel(GER)  D6.40  E7.300   13.700
エンドー1回ひねり大逆手、ツォリミン、アドラーひねり~ヤマワキ、コールマン、屈身コバチ(落下)、アドラーひねり~コバチ、シュタルダー、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(両足で後ろに1歩)
高度な手放し技を4つ取り入れた構成、残念ながら屈身コバチで落下してしまったが迫力ある演技を見せてくれた。
ベチェルニェス・ダビド/VECSERNYES, David(HUN)  D6.50  E8.400   14.900
アドラー1回ひねり~ヤマワキ(雄大な実施)、エンドー、モズニク、アドラーひねり~リンチ、ツォリミン、エンドー1回ひねり大逆手、大逆手車輪、大逆手エンドー、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り(後ろに1歩)
若干足先の姿勢が乱れるなど粗さはあるが、雄大な演技を披露してくれた。
1位 田中佑典(日本)         15.425
2位 ベチェルニェス・ダビド(HUN) 14.900
3位 加藤凌平(日本)         14.750
田中選手が平行棒に続き美しい実施で優勝、加藤選手が3位。2位には最終演技者として雄大な演技を見せてくれたベチェルニス選手が入った。
男子は日本選手が全種目を制する結果となった。