第46回世界体操競技選手権レポート・男子あん馬種目別決勝
MERDINYAN:セアーひねり移動、Dコンバイン、Eフロップ、ブスナリ、馬背下向き1080°転向、2/3後ろ移動、下向き1080°転向、マジャール移動、シバド移動、Aシュテ倒立3部分移動下り。1人目というプレッシャーのかかるなか、見事にミスなく演技を終える。
VERNIAIEV:リーニン、バックセアー倒立、Aシュテ倒立3部分移動1回ひねり開脚支持、馬背1080°下向き転向、Eフロップ、Eコンバイン、ウゴニアンで足を開く、マジャール移動、シバド移動、Aシュテ倒立1回ひねり下りでバランスを崩す。落下は免れたものの、中欠点を出す。
NADDOUR:リーニン、バックセアー倒立、Eフロップ、Dコンバイン、シュピンデン、ウゴニアン、ロスで足を開く、マジャール移動、シバド移動、Aシュテ倒立3部分移動下り。途中にミスをだす。
萱:1回の旋回での横移動、ブスナリ、バックセアー倒立、Eフロップ、Dコンバイン、ロス、トンフェイ、マジャール移動、シバド移動、Aシュテ倒立3部分移動下り。今大会の活躍を象徴するかのような安定した演技。現時点で同得点の首位に躍り出る。
SMITH:バックセアー倒立、リーニン、Eフロップ、Eコンバイン、シュピンデル、ブスナリ、ウゴニアン、マジャール移動、シバド移動、Aシュテ倒立3部分移動1回ひねり下り。高いDスコアを有する素晴らしい演技。観客からは大歓声が起こる。現時点で首位。
HIDVEGI:リーニン、Eフロップ、Dコンバイン、シュピンデル、ウゴニアン、下向き1080°転向、マジャール移動、シバド移動、ワンポメル旋回、Aシュテ倒立3部分移動1回ひねり下り。大きさとスピードのある旋回で演技を行う。現時点で4位。
SELIGMAN:セアーひねり移動、横向きでのシュピンデル、マジャールシュピンデル、Eフロップの直後に落下、ウゴニアン、下向き1080°転向、マジャール移動、シバド移動、下向き1080°転向下り。素晴らしい旋回であっただけに、途中の落下が悔やまれる。
WHITLOCK:バックセアー倒立、Fコンバイン、Eフロップ、シュピンデル、マジャール移動、シバド移動、ウゴニアン、下向き1080°転向、Aシュテ倒立3部分移動1回ひねり下り。Dスコアをこれまでよりも上げてきた素晴らしい演技にチャレンジし、見事に最高点を獲得する。
WHITLOCK選手とSMITH選手が金メダルと銀メダルを獲得するというイギリスにとって素晴らしい結果となった。会場は割れんばかりの歓声につつまれる。日本にとっても萱選手が銅メダルを獲得するという素晴らしい結果となった。同じく銅メダルをMERDINYAN選手が獲得した。
*種目別あん馬順位*
1位 WHITLOCK:16.133
2位 SMITH:16.033
3位 MERDINYAN:15.500
4位 萱:15.500
5位 HIDVEGI:15.366
6位 VERNIAIEV:15.266
7位 NADDOUR:15.200
8位 SELIGMAN:14.433