第46回世界体操競技選手権レポート・男子ゆか種目別決勝

LARDUET：前方屈身2回宙返り、タマヨ着地で大きく前へ、前宙2回ひねり～前方宙返りひえり、後ろとびひねり屈身2回宙返り、十字倒立、後方宙2回半ひねり～前宙1回ひねり、伸身トーマス、後ろとびひねりかかえ込み2回宙返り着地を決める。昨日開催された個人総合決勝で銀メダルを獲得した勢いそのままに，とても雄大な演技をみせた．途中の着地のミスが悔やまれる．
KIM：後方宙返り3回半ひねり～前方宙返りひねり、ルドルフ、前方宙返り1回ひねり～前方宙返り2回半ひねり、後方宙返り2回半ひねり～前方宙返り2回ひねり着地で大きく姿勢を崩す、十字倒立、トーマス、後方宙返り3回ひねり着地で後ろへ跳ねる。演技前半の演技が素晴らしかっただけに、途中の着地のミスがもったいなかった。
ZAPATA：後方宙返り1回半ひねり～前方屈身2回宙返り着地で後ろへ一歩、後方伸身2回宙返り2回ひねり、前方宙返り1回ひねり～前方宙返り2回ひねり、後方宙返り2回半ひねり～前方宙返りひねり(着地で雄大なとび伏せをしたことで観客からは大歓声)、十字倒立、伸身トーマス、後方伸身2回宙返り着地を決める。雄大な演技で現時点首位に立つ。
PURVIS：ルドルフ着地小さく前へ一歩、後方宙返り1回半ひねり～前方宙返り2回ひねり、前方かかえ込み2回宙返り、後方宙返り2回半ひねり～前方宙返り1回ひねり、十字倒立、伸身トーマス、テンポ～後ろとびひねりかかえ込み2回宙返り着地決める。観客の歓声に応えた演技も首位ZAPATA選手に及ばず現在2位。
DENG：後方宙返り3回半ひねり～前方宙返りひねり、前方宙返り1回ひねり～前方宙返り2回半ひねり、後方宙返り2回半ひねり～前方宙返り1回半ひねり、フェドルチェンコ、伸身トーマス、かかえ込みムーンサルト、十字倒立、後方宙返り3回ひねり着地で大きく前へ跳ねる。大過失なく終えるも、わずかに及ばず現時点で2位。
白井：後方宙返り3回半ひねり～前方宙返り2回半ひねり、後方かかえ込み2回宙返り3回ひねり着地までまとめる、足抜き倒立、前方宙返り1回ひねり～前方宙返り3回ひねり着地で後ろへ一歩、後方宙返り2回半ひねり～前方宙返り2回半ひねり、側宙1回ひねり、後方宙返り4回ひねり着地まで決める。いつも通りの安定した演技をみせ、それまでの首位を1点以上上回り首位へ。メダル獲得が決定する。
WHITLOCK：前方宙返り1回ひねり～前方宙返り2回半ひねり、後方宙返り3回半ひねり～前方宙返りひねり、シュピンデルゴゴラーゼ、エアー、十字倒立、後方宙返り2回半ひねり～前方宙返り1回半ひねり、伸身トーマス、後方宙返り3回ひねり着地で後ろへ動く。旋回をまぜた独創性のある演技。白井選手は上回ることができなかったが、現時点で2位。メダル獲得が決まる。
GONZALEZ：後方宙返り1回半ひねり～前方宙返り2回半ひねり着地で大きく一歩、前方宙返り1回ひねり～前方かかえ込み2回宙返り着地で後ろへ一歩、ルドルフ、十字倒立、後方宙返り2回半ひねり～前方宙返り1回半ひねり、伸身トーマス、テンポ～後方宙返り3回ひねり着地で一歩。最初のタンブリングでの着地のミスでリズムを失ったか。
まさに白井選手しか行うことができない演技で、日本に今大会3つ目の金メダルをもたらした。銀メダルは、WHITLOCK選手、銅メダルはZAPATA選手が獲得した。誰も大過失を出さないという見ごたえのあるスタートをきった種目別決勝だ。
＊種目別決勝男子ゆか順位＊
1位　白井：16.233
2位　WHITLOCK：15.566
3位　ZAPATA：15.200
4位　DENG：15.166
5位　PURVIS：15.100
6位　KIM：14.933
7位　LARDUET：14.800
8位　GONZALEZ：14.733