第46回世界体操競技選手権レポート・男子予選8班
<第1ローテ>
ルーマニア・つり輪
DRAGULESCU:振り上がり上水平、け上がり脚前挙、屈腕伸身倒立、振り上げ倒立、振り上がり開脚上水平、かかえ込み新月面(着地前に一歩弾む)
URSACHE:振り上がり上水平、振り上がり中水平、け上がり中水平、振り上げ倒立、屈身ヤマワキ~振り上がり開脚上水平、ほん転、車輪、後方伸身2回宙(着地ほぼ止める)
BATAGA:振り上がり中水平~アザリアン、け上がり中水平、振り上げ倒立、屈身ヤマワキ~かかえ込みヤマワキ~ホンマ十字懸垂、振り上がり開脚上水平、ほん転、かかえ込み新月面(着地ほぼ止める)
MUNTEAN:け上がり中水平、振り上がり開脚中水平~引き上げて上水平、ほん転倒立、振り上がり上水平、振り上がり十字倒立、屈身ヤマワキ~かかえ込みヤマワキ~振り上下倒立、かかえ込み新月面(着地前一歩)
NISTOR:け上がり十字懸垂、脚前挙、伸腕伸身力倒立、振り上げ倒立、車輪、ほん転倒立、かかえ込み新月面(着地で後ろに転ぶ)
イタリアゆか
EDALLI:後ろとびひねり屈身2回宙返りひねり、後方宙返り2回半ひねり~前方宙返りひねり、後方宙返り1回半ひねり~前方宙返り1回ひねり、前方宙返り1回半ひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、脚上挙からシンピ倒立、かかえ込みムーンサルトで転倒。
OTTAVI:前方伸身宙返り~前方伸身宙返り2回ひねりで転倒、かかえ込みムーンサルト、後ろとびひねり宙返り転、フェドルチェンコ、十字倒立、後方1回半ひねり~前方1回ひねり、後方かかえ込み2回宙返りひねりで転倒。
PRINCIPI:前方1回半ひねり、前方宙返り2回ひねり~前方宙返り1回ひねり、後ろとびひねり伸身宙返り転、後方宙返り2回ひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、後方宙返り2回半ひねり~前方宙返り1回ひねり、後方宙返り3回ひねり。
BARTOLINI:前方屈身2回宙返り(着地大きく後方へ)、ルドルフ、後方宙返り2回半ひねり~前方宙返り1回ひねり(ライン)、前方宙返り2回ひねり、側宙1回ひねり、足抜きシンピ倒立、後方宙返り1回半ひねり~前方宙返り1回半ひねり、後方宙返り3回ひねり。
CINGOLANI:前方宙返り2回半ひねり、後方宙返り1回半ひねり~前方宙返り2回ひねり、伸身トーマス、後方宙返り2回半ひねり~前方宙返り1回ひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、後方宙返り3回ひねり。
大過失が目立った第一種目、苦しいスタートとなった。
<第2ローテ>
ルーマニア・跳馬
URSACHE:ローユン。後ろ一歩。足先も曲がっていた。
BERBECAR:アカピアン。左に大きくずれてラインオーバー。
BATAGA:ドリッグス。足割れはあり。ひねり自体はまとまっていたが左にラインオーバー。
MUNTEAN:1)ロペス。後ろに小さく一歩。高さのある実施。2)前転とび前方宙返り2回ひねり。前一歩。
DRAGULESCU:1)ドラグレスク。体の開きはこれまでのドラグレスクを実施した選手の中で一番あった。2)リシャオペン。ややひねり不足気味ではあるが、着地は前一歩に留めた。
本家のDRAGULESCU率いるルーマニアの跳馬はさすがに強かったが、二人のラインオーバーは痛かった。
イタリアあん馬
OTTAVI:セアーひねり移動、フクガ、馬背旋回、1/2後ろ移動、前移動、シバド移動、前移動ひねり、逆リアー倒立3部分移動下り。大過失なく演技を終える。
PRINCIPI:セアーひねり移動、Dフロップ、1080°下向き転向、ブスナリ、旋回倒立3部分移動1回ひねり下して旋回、馬背旋回、1/2後ろ移動、前移動、シバド移動、Aシュテ倒立3部分移動下りで失敗、やりなおす。
BARTOLINI:セアーひねり移動、Bシュテクリ、ブスナリ、Dフロップ、フクガ、2/3移動、マジャール移動、シバド移動、旋回から倒立3部分移動下り。
EDALLI:セアーひねり移動、Bシュテクリ、Eフロップ、Aシュテ倒立3部分移動1回ひねり下して開脚支持、2/3後ろ移動、前移動、シバド移動、ロス、1080°下向き転向、旋回から倒立3部分移動下り。
TAMIAZZO:両把手支持で倒立から下して開脚支持、フクガ、Eフロップ、Dコンバイン、シュピンデル、マジャール移動、シバド移動、Bシュテクリ、ワンポメル旋回、Aシュテ倒立3部分移動下り。
イタリアにとって難しい種目となった。
<第3ローテ>
ルーマニア・平行棒
URSACHE:カット倒立、棒下宙、モイ、ティッペルト、ディアミドフ、ヒーリー、ピーターズ、ヒーリー、後方屈身2回宙(後ろ一歩)
BATAGA:中抜きけ上がり、棒下宙~ピーターズ、ディアミドフ、屈身前宙腕支持、モイ、ヒーリー、カット倒立、後方屈身2回宙(ほぼ止める)
DRAGULESCU:ホンマ、棒下宙~、ヒーリー、ディアミドフ、開脚前宙腕支持、ピーターズ、後方屈身2回宙(着地完ぺきに止まる)
MUNTEAN:カット倒立、棒下ひねり~棒下宙~シャルロ(完ぺきに止まる)、ヒーリー、モイ、バブザー、ティッペルト、後方屈身2回宙。
BERBECAR:カット倒立、棒下ひねり~棒下~シャルロ(やや静止不足)、車輪~ベーレ、ティッペルト、ヒーリー、後方屈身2回宙(前に一歩)
大過失がなかったルーマニアは団体決勝ラインにいる状態で、鉄棒を迎える。
イタリアつり輪
BARTOLINI:振り上がり開脚上水平、ほん転倒立、前方車輪倒立、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、振り上がり開脚前挙、シンピ倒立、後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り。
PRINCIPI:振り上がり上水平、屈腕伸身力倒立、屈身ヤマワキ、ヤマワキ、振り上がり開脚上水平、ほん転倒立、前方車輪、前方車輪倒立、後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り。
EDALLI:け上がり十字懸垂、振り上がり開脚上水平、ほん転倒立、前方車輪、前方車輪倒立、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、振り上がり開脚前挙、シンピ倒立、前方屈身2回宙返りひねり下り。
OTTAVI:け上がり十字懸垂、引き上げ中水平、ほん転十字倒立、ヤマワキ、振り上がり中水平、十字懸垂、振り上がり上水平、ほん転倒立、前方車輪倒立、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり下り。
CINGOLANI:振り上がり上水平、後転中水平、振り上がり十字倒立、ヤマワキ、振り上がり中水平、ナカヤマ、アザリアン、振り上がり倒立、後方車輪倒立、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り。
<第4ローテ>
ルーマニア・鉄棒
BATAGA:ヤマワキ、アドラーひねり、トカチェフ、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、シュタルダーひねり片大逆手、エンドー1回ひねり片大逆手、ホップターン、後方車輪1回半ひねり片大逆手、伸身月面(後ろ一歩)
NISTOR:コールマン、コバチ、シュタルダーひねり片大逆手、エンドー1回ひねり大逆手、アドラー1回ひねり、アドラーひねり、前方車輪ひねり大逆手、大逆手エンドー、伸身月面(着地止まる)
DRAGULESCU:エンドー一回ひねり片大逆手、コールマン、コバチ、車輪とび1回半ひねり片大逆手、アドラーひねり、シュタルダー1回ひねり片大逆手、シュタルダーひねり大逆手、ホップ他0ンm伸身月面U着地動く
MUNTEAN:ヤマワキ、伸身トカチェフ、トカチェフ、シュタルダー1回ひねり片大逆手、シュタルダーひねり大逆手、大逆手エンドー、前方車輪1回ひねり大逆手、シュタルダー、伸身月面。
BERBECAR:エンドーヤマワキ、アドラーひねり、シュタルダーひねり大逆手、大逆手エンドー、かかえ込み新月面着地止める。
この時点で11位のルーマニア。何とか8位に入りたいところ。
イタリア跳馬
OTTAVI:カサマツとび1回半ひねり、着地前へ一歩。
PRINCIPI:前転とび1回半ひねり、着地前へ一歩。
EDALLI:アカピアン、着地でわずかに跳ねる。
BARTOLINI:ドリッグス、着地で後ろへ転倒。
CINGOLANI:1本目、ドリッグス、着地前へ一歩。2本目、ローチェ、着地で転倒。
<第5ローテ>
ルーマニア・ゆか
URSACHE:
BATAGA:新月面、後方1回半~前方2回ひねり、トーマス転、マンナ、フェドルチェンコ、十字倒立、後方2回半ひねり~前方1回ひねり、かかえ込み月面(後ろに大きく一歩でラインオーバー)
MUNTEAN:前方屈身2回宙、後方3回半ひねり~前方1回ひねり、後方2回半ひねり~前方1回半ひねり、後方2回ひねり、十字倒立、倒立回転脚前挙経過後の伸肘倒立、かかえ込みアラビアン2回宙、後方3回ひねり。
DRAGULESCU:後方1回半ひねり~前方屈身2回宙、後方2回半ひねり~前方1回ひねり~前宙ひねり(違う技を予定していた模様)、テンポハーフ~前方2回半ひねり、十字倒立、かかえ込み新月面、トーマス転、後方3回ひねり(弾かれる)
NISTOR:かかえ込みアラビアン2回宙(尻もち)後方1回半~前宙、後方2回ひねり、十字倒立、後方2回半ひねり~前宙ひねり、後方3回ひねり(前一歩)
CHEN Chih-Yu(TPE) つり輪、逆上がり中水平、アザリアン脚前挙十字~十字倒立、ヤマワキ~振り上がり十字倒立、屈身ヤマワキ、振り上がり中水平、ナカヤマ十字、振り上がり倒立、伸身月面着地前に1歩、。
イタリア平行棒
OTTAVI:腕支持前振りカット、ケンモツ、前方開脚5/4宙返り腕支持、ヒーリーで失敗、カット、ディアミドフ、ピータース、単棒横向き開脚脚前挙支持経過倒立、後方屈身2回宙返り下り。
PRINCIPI:腕支持から後ろ振り上がり倒立、棒下宙返り倒立、ケンモツ、ディアミドフ、ディアミドフ1/4、単棒横向き開脚脚前挙支持経過倒立、ツイスト、棒下宙返り懸垂、シンピ倒立、後方屈身2回宙返り下り。
BARTOLINI:逆上がり倒立、モイ、チッペルト、ヒーリー、ディアミドフ、ピータース、単棒横向き脚前挙支持経過倒立、ツイスト、腕支持から振り上がり倒立、後方屈身2回宙返り下り。
TAMIAZZO:腕支持から後ろ振り上がり倒立、棒下宙返りひねり倒立、棒下宙返り倒立、車輪単棒倒立、ツイスト、ディアミドフ、ケンモツ、腕支持カット、シンピ倒立、後方屈身2回宙返り下り。
EDALLI:棒下宙返り倒立、ケンモツ、チッペルト、ディアミドフ、ホンマ、ヒーリー、ピータース、単棒横向き脚前挙支持経過倒立、ツイスト、後方屈身2回宙返り下りで後方へ転倒。
<第6ローテ>
ルーマニア・あん馬
MUNTEAN:逆交差倒立、逆リア倒立3部分移動1回ひねり開脚支持、マジャール、シバド、シュテクリA倒立3/3移動下り(力で上げて移動で制御できていない状態)
URSACHE:逆交差倒立、正交差倒立、ウゴーニャン、Eフロップ、Dコンバイン、モギルニ(?)、マジャール、シバド、シュテクリA倒立3/3移動下り(かなり力で上げた)
BATAGA:正交差倒立、ウゴーニャン、マジャールシュピンデル、Eフロップ、Dコンバイン(膝曲げる)、ベレンキ(?)、マジャール、シバド、シュテクリA倒立3/3移動下り(これもかなり力で上げた)
DRAGULESCU:逆交差倒立、ウゴーニャン、Eフロップ、Dコンバイン、マジャール、シバド、シュテクリA倒立3/3移動下り(E難度)
最後の種目で点数を伸ばせなかったものの、ルーマニアは14位に入り、テストイベントでの団体出場権獲得を目指すことになった。
イタリア鉄棒
BARTOLINI:コスミック、トカチェフ、開脚モズニク、エンドー1回ひねり、シュタルダー、後方伸身2回宙返り1回ひねり下りで転倒。
OTTAVI:アドラー1回ひねり~コスミック、エンドーひねり、シュタルダー、シュタルダーひねり大逆手、アドラーひねり、1回ひねり大逆手、エンドー1回ひねり大逆手、大逆手エンドー、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り。
EDALLI:シュタルダー1回半ひねり大逆手、アドラーとび片逆手倒立~コスミックひねり、エンドー、コスミック、リバルコ、1回ひねり大逆手、シュタルダー、とび1回ひねり、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り。
TAMIAZZO:コスミック、エンドー1回ひねり大逆手、大逆手車輪、1回ひねり大逆手、アドラー1回ひねり両逆手、アドラーひねり、とび1回ひねり、とび1回半ひねり、エンドー、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り。
PRINCIPI:エンドー1回ひねり、コスミック1回ひねり、アドラー1回ひねり~コスミック、とび1回ひねり、シュタルダーひねり、アドラーひねり、シュタルダー、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り。
予選の結果、イタリアチームは19位となり、オリンピック最終予選進出を逃した。