第46回世界体操競技選手権レポート・男子予選2班
<第1ローテ>
ロシア・跳馬
KUKSENKOV:シューフェルト。前に大きく一歩。
NAGORNYY:ドラグレスク。1)足割れ大きく、右に軽く両足一歩。2)ドリッグス。左前に大きく2歩。
BELYAVSKIY:ルユーフー。後ろに一歩。余裕のある演技。
IGNATYEV:ローチェ。足割れはあるが、着地位置の高い実施。前に一歩。
ABLIAZIN:1)リセガン。後ろに一歩。これもかなり余裕のある実施。やや左方向にずれたか。2)リシャオペン。僅かに両足で弾む。この2本の選択はなかなか見ない。
ロシアは得意種目で60点を大きく上回る得点をマーク。
スイス平行棒
CAPELLI、棒端での逆上がりひねり~棒下、ピータース、ヒーリー~開脚前宙支持、開脚カットで右足入れができず停滞、後方屈身2回宙着地1歩。いい演技だったが1つの大きなミスあり残念。
YUSOF、逆上がりひねり~棒下、ホンマ、バブザー、チッペルト、ヒーリー、ツイスト倒立少し外れ足割れ、後方屈身2回宙着地前にとぶ。
BAUMANN、逆上がり、車輪、ホンマ、マクーツ、ヒーリー、倒立で少し反り、バブザー、チッペルト、後方屈身2回宙右足1歩後ろに。スイス応援の鐘がなる。
BRAEGGER、逆上がりひねり倒立はずれ、棒下、チッペルト、ヒーリー、ホンマ、ディアミドフ、ディアミドフひねり、ツイスト、後方屈身2回宙着地止める。
BUCHER、ホンマ、シャルロ、棒下ひねり手ずらし、棒下、開脚前宙、ディアミドフひねり、車輪、ベーレ、後方屈身2回宙着地止める。
最初の演技者でつまづいたが後続がカバーし、4番手、5番手が着地を決めていい流れで鉄棒へ。スイス応援の鐘が鳴リ響く。
PAPAEVRIPIDOU(CYP)ゆか、1節目で足を負傷し担架で退場。
ドイツつり輪
HERDER:け上がり、中水平、ナカヤマ、アザリアン、屈身ヤマワキ、ヤマワキ、振り上がり開脚上水平、ほん転倒立、逆車輪倒立、後方車輪、後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り。スタート演技者として十分な演技。
TOBA:後転中水平、け上がり、中水平、ナカヤマ、振り上がり倒立、後方車輪倒立、屈身ヤマワキ、ヤマワキ、振り上がり開脚上水平、アザリアン、屈腕力倒立、後方かかえ込み2回宙返り2回ひねり下り。
HAMBUECHEN:け上がり、中水平、アザリアン、ナカヤマ、ヤマワキ、振り上がり開脚上水平、ほん転倒立、屈身ヤマワキ、振り上がり倒立、後方車輪、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り。
BRETSCHNEIDER:ばぶさー、け上がり、中水平、ナカヤマ、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、ホンマ十字懸垂、振り上がり倒立、後方車輪倒立、後方車輪、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り。
NGUYEN:後転中水平、ナカヤマ、振り上がり開脚上水平、屈身ヤマワキ、ヤマワキ、ホンマ十字懸垂、振り上がり倒立、後方車輪、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り。
スタート種目を失敗なく終え、続く跳馬へ。
<第2ローテ>
ロシア・平行棒
STRETOVICH:逆上がり倒立、車輪、棒上宙、ホンマ、モイ、ヒーリー、ツイスト、ディアミドフ、かかえ込み前方2回宙ひねり(着地弾む程度)。難度は物足りないところであったが、下り技に関しては熟練性のある捌き。
NAGORNYY:ホンマ、棒下~棒下ひねり、車輪、マクーツ(足割れあり)、ヒーリー(姿勢緩む)、ディアミドフ~ディアミドフひねり、かかえ込み前方2回宙ひねり(着地止める)。途中で姿勢欠点を出したが着地のまとめは見事だった。
KUKSENKOV:ホンマ、ヒーリー、棒下ひねり(やや乱れる)~棒下、車輪ディアミドフ、屈身前宙腕支持、モイ、ピーターズ(外に出られず)、ツイスト、かかえ込み前方2回宙ひねり(後ろに一歩)。途中で乱れるところが数か所あり、もったいない演技であった。
IGNATYEV:逆上がり倒立、ティッペルト、棒下ひねり~シャルロ(静止不十分)、屈身モリスエ、アームモリスエ、ヒーリー、ツイスト(肘が抜けて落下)、ヒーリー、前方かかえ込み前方2回宙ひねり(後ろ一歩)。ツイストの落下は少し危ない感じであったが最後は何とかまとめた。
BELYAVSKIY:逆上がり倒立、シャルロ(しっかりと止める)、ティッペルト、バブザー(余裕のあるさばき)、ホンマ(詰まってしまう)、ヒーリー(足割れ)、ピーターズ、ツイスト、かかえ込み前方2回宙ひねり(着地止める)。途中までかなりいい演技を見せていたが、ホンマからの過失が勿体ない演技であった。
ロシアは落下や、やや乱れのある演技もあり、もう少し点数を伸ばせるところで点数を出し切れなかった。
スイス鉄棒
YUSOF、ヤマワキ足割れ、エンドー1回ひねり大逆手、アドラーひねり、伸身トカチェフ、トカチェフで落下、伸身新月面着地止める。
BAUMANN、ヤマワキ、エンドー1回ひねり大逆手、シュタルダー1回半ひねり大逆手、もちかえで少しゆがむ、アドラーひねり、リバルコ、逆背、伸身新月面着地数歩後ろに下がる。
BUCHER、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、アドラーひねり~コバチ、リバルコ片大逆手、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、エンドー1回ひねり大逆手少しゆがみ、伸身新月面着地止める。
BRAEGGER、エンドー1回ひねり、姿勢のいいコールマン、モズニク、アドラーひねり~伸身トカチェフ、リバルコ、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身新月面着地前に弾む。応援の雄たけびが微笑ましい。
HEGI、ヤマワキひねり、アドラーひねり~デフ、エンドー、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、エンドー1回ひねり大逆手~逆背、伸身新月面着地後ろに数歩動く。姿勢欠点の少ないいい演技。
平行棒同様、最初の演技者が大過失を出すが後続がカバーするいい展開。応援の鐘は注意されたのかならなかった。
ドイツ跳馬
KRIMMER:ユルチェンコ2回ひねり、着地でわずかに前へ跳ぶ。
HAMBUECHEN:ユルチェンコ2回ひねり、着地で後ろへ跳ねる。
NGUYEN:アカピアン、着地でわずかに跳ねる。
TOBA:ドリッグス、着地で前へ一歩。
BRETSCHNEIDER:ローチェ、着地で後方へ転倒。
ベスト4を堅実にそろえる。
<第3ローテ>
ロシア・鉄棒
NAGORNYY:ヤマワキ、コールマン、トカチェフ、モズニック、リバルコ、エンドー1回ひねり大逆手、前方車輪1回ひねり大逆手、伸身月面(前一歩)。無難に演技をまとめた。
STRETOVICH:前の演技者の点数が出るまでだいぶ待たされる。コールマン(落下)、コールマン、アドラーひねり~モズニック、アドラー1回ひねり(やや詰まる)~ヤマワキ、シュタルダーひねり大逆手、エンドー1回ひねり片大逆手、前方車輪1回ひねり大逆手、シュタルダー、伸身月面(着地止める)
KUKSENKOV:屈身コバチ、コールマン、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、アドラーひねり~モズニック、ツォウリミン、アドラー1回ひねり(やや肘曲がる)~ヤマワキ、エンドー1回ひねり大逆手、伸身月面(着地前に弾む)
BELYAVSKIY:ツォウリミン、アドラーひねり、伸身トカチェフ、モズニック、エンドー1回ひねり大逆手、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、ロシア車輪、伸身月面(着地止める)。会心の演技を見せた。
IGNATYEV:アドラーひねり、カッシーナ、コールマン(足割れ大きい)、伸身トカチェフ、ツォウリミン(軸ぶれ)、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、シュタルダー、ホップターン、伸身新月面(後ろ一歩)。少々乱れ気味の演技ではあったが、何とか大過失を出さずに演技をまとめた。
ロシアは平行棒と同様、落下が一人、そのほかの選手も会心の演技をしたのがBELYAVSKIYだけでもう少し点が出せるところで伸ばしきれず。
スイスゆか
BAUMANN、前宙2回ひねり~前宙ひねり、後方宙2回半ひねり~前宙1回ひねり後ろに動く、アラビアダブル後ろ1歩、前宙転、フェドルチェンコ、十字倒立、屈身前転倒立、後方宙2回ひねり着地わずかに動く。
YUSOF、後方宙2回半ひねり~前宙1回ひねり着地1歩、新月面着地少しとぶ、前宙2回ひねり~前宙ひねりわずかに1歩、後方宙1回半ひねり~前宙1回半ひねり着地低くなり大きく動く、十字倒立、屈身アラビアダブル、月面着地わずかに1歩。
BRAEGGER、前宙2回半ひねり、新月面着地とぶ、後方宙1回半ひねり~前宙2回ひねり後ろにとぶ、後方宙2回半ひねり~前宙1回ひねり着地1歩、十字倒立、屈身前転倒立、トーマス転、後方宙3回ひねり着地1歩。
CAPELL、前宙2回半ひねり着地1歩、伸身トーマス転、前宙2回ひねり~前宙ひねり、後方宙2回半ひねり~前宙1回半ひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、後方宙1回半ひねり~前宙1回ひねり、後方宙3回ひねり着地左に1歩。
HEGI、宙返り転技、前宙2回ひねり~前宙ひねり、後方宙2回半ひねり~前宙1回ひねり着地1歩、十字倒立、マンナ、フェドルチェンコ、後方宙2回ひねり、後方宙3回ひねり着地大きく動く。
チームとして徹底した堅実の演技で前半を終える。
香港・跳馬
SHEK:1)ドラグレスク。後ろ一歩。高さ、距離と雄大。2)ロペス。着地が低く、膝をつきかけて前に大きく一歩。
ドイツ平行棒
HERDER:ホンマ、棒下宙返りひねり倒立、棒下宙返り倒立、モイ、バブサー、チッペルト、ヒーリー、ディアミドフ、ツイスト、後方屈身2回宙返り下り。流れるような演技。
KRIMMER:棒下宙返り倒立、シャロル、棒下宙返りひねり倒立、ケンモツ、ベーレ、ヒーリー、ツイスト、カット、後方屈身2回宙返り下り。
HAMBUECHEN:棒下宙返りひねり倒立、棒下宙返り倒立、棒上宙返り倒立、ピータース、単棒横向き脚前挙支持経過倒立、ツイスト、チッペルト、ヒーリー、ヒーリー腕支持、後方屈身2回宙返り下り。
BRETSCHNEIDER:正面横向き立ちから逆上がり1/4ひねり倒立、棒下宙返りひねり倒立、棒下宙返り倒立、ケンモツ、車輪ライヘルト、ヒーリー、前方開脚5/4宙返り腕支持、アームライヘルト、モリスエ、
NGUYEN:正面横向き立ちから逆上がり1/4ひねり倒立、棒下宙返り倒立、棒下宙返りひねり倒立、車輪ディアミドフ、ケンモツ、ベーレ、マクーツ、ドミトリエンコ、ヒーリー、後方屈身2回宙返り下り。余分な停止のない良い演技。
全員が素晴らしい実施をみせたドイツが順位を上げる。
<第4ローテ>
ロシア・ゆか
KUKSENKOV:前方2回ひねり~前宙ひねり、テンポ~かかえ込みアラビアン2回宙(後ろ一歩)、トーマス転、フェドルチェンコ、十字倒立、後方2回半~前方1回ひねり、後方3回ひねり(着地がはじかれて前に手を着く)
NAGORNYY:前方2回半ひねり(着地止める)、伸身月面(着地止める)、前方2回ひねり~前方1回ひねり、かかえ込みアラビアン2回宙(着地止める)、十字倒立、後方2回ひねり、後方2回半ひねり~前宙ひねり(前に大きく一歩でラインオーバー)、後方3回ひねり(一歩前)。途中までは着地がドンドン止まる素晴らしい出来。
IGNATYEV:後方1回半~かかえ込み前方2回宙(前に一歩)、前方2回ひねり~前方1回ひねり、トーマス転、ゴゴラーゼ、十字倒立、後方2回ひねり、後方2回半ひねり(前に大きく一歩)
ABLIAZIN:前方2回半ひねり(高い!)、伸身新月面(後ろに一歩、ラインオーバー)、前方2回ひねり~かかえ込み前方2回宙(尻もちに近い)、ロンダード(ここで次を実施せず止める)、十字倒立、屈身アラビアン2回宙、後方2回半ひねり~前方1回ひねり、後方3回ひねり(前に一歩)。途中の失敗で緊張の糸が切れたのか、ケガなのか、ロンダードで止めてしまった部分が大きく影響してしまった。
BELYAVSKIY:屈身アラビアン2回宙ひねり、後方1回半~前方2回ひねり、かかえ込みアラビアン2回宙ひねり、フェドルチェンコ、前方1回半ひねり、後方2回半ひねり~かかえ込み前宙(尻もちをつきかける)、後方3回ひねり(後ろに一歩)。2回半~前宙蹴りが合わずに大過失につながった。
これまでのチーム得点で最下位の点数になってしまい、これでスイスに逆転されてしまう。
スイスあん馬
BRAEGGER、セアひねり、転向倒立ひねり移動下し開脚座、マジャール、転向倒立3部分移動1回ひねり下り、高難度技はなく堅実な演技。
BAUMANN、逆交差倒立、ポメル、ポメル間ロシアン1080、マジャール、シバド、ウゴニアン、ロシアン1080、転向倒立3部分移動1回ひねり下り、乱れのないいい実施。
BUCHER、エアひねり、Dコンバイン、Eフロップ途中でバランスが崩れるが持ちこたえる、シュピンデル、ウゴニアン、ロシアン1080、マジャール、シバド、ロシアン720で勢いがなくなりそのまま下り。
HEGI、セア倒立、Dフロップ、Eコンバイン少しバランス崩す、ウゴニアン、ロシアン1080、マジャール、シバド、ポメル、転向倒立移動中に倒立へ上げきれず、そのまま馬体を越えずに下りる。
CAPELLI、セアひねり、Dコンバイン、Eフロップ、ウゴニアン、マジャール2部分で落下、転向倒立3部分移動し、戻って移動の途中で勢いがなくなり下りてしまう。
ここへきてスイスは3名のミスをだし大きく後退。
RI Se Gwang(PRK)跳馬、ブラニクひねり着地前に1歩。2本目リセグワン着地わずかに1歩でまとめる。
PALMA(POR)つり輪、振り上がり中水平~引き上げて上水平、ナカヤマ十字、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、振り上がり上水平、中水平、振り上がり倒立、後方車輪、月面着地止める。
ドイツ鉄棒
KRIMMER:エンドー、アドラーひねり~開脚モズニク、アドラー1回ひねり~コスミック、トカチェフ、シュタルダーひねり、シュタルダー、後方伸身2回宙返り1回ひねり下り。一人目の役割を果たす演技。
TOBA:エンドー1回ひねり、アドラー1回ひねり両逆手、アドラーひねりで失敗しかける~開脚モズニク、コバチ、コールマン、トカチェフ、とび1回ひねり、とび1回半ひねり、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り。大過失をなんとか免れる。
NGUYEN:エンドー1回ひねり両大逆手、ツォリミン、アドラー1回ひねり~コスミック、コールマン、屈身コバチ、アドラーひねり~コバチ、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り。躍動感あふれる実施。
BRETSCHNEIDER:カッシーナ、コールマン、とび1回半ひねり、アドラー1回ひねり両逆手~コスミック、とび1回ひねり、ロシアンキッペ、アドラーひねり、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り。全演技者に続き大きな演技。
HAMBUECHEN:カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフ、リバルコ、アドラー1回ひねり~コスミック、シュタルダー1回半ひねり、とび1回ひねり、シュタルダー、後方伸身2回宙返り2回ひねり下り。途中、組み合わせ技が行えなかったものの、十分な演技。
平行棒に続き非常に良い実施。この時点で首位に立つ。
<第5ローテ>
ロシア・あん馬
NAGORNYY:逆交差倒立、Eフロップ、ブスナリ、Dコンバイン、マジャール、シバド、シュテクリA倒立3/3移動下り
STRETOVICH:逆交差倒立(角度不足)、Dコンバイン、Eフロップ、ブスナリ、マジャール~シバド、シュテクリA倒立3/3移動下り.最初の倒立が上がりきらなかったがその後はうまくまとめた。
IGNATYEV:ウゴーニャン、モギルニ(あるいはベレンキ)で落下、マジャール~シバド、シュテクリA倒立3/3移動下り。最初の二人がいい出来だったけにもったいないところ。
KUKSENKOV:逆交差倒立、Eフロップ、Dコンバイン、ブスナリ、閉脚旋回3/3移動、マジャール、シバド、シュテクリA倒立3/3移動下り。非常にきれいにまとめた演技。IGNATYEVの失敗を挽回。
BELYAVSKIY:逆交差倒立(角度不足)、メリーゴーランド、Eコンバイン、ウゴーニャン、Eフロップ、マジャール、シバド、シュテクリA倒立3/3移動下り。最初の部分以外は素晴らしい流れであった。
落下は一人出たが、それ以外の選手の出来は素晴らしく、ゆかの失敗を見事に挽回した。しかし、ゆかで素晴らしい演技をしたドイツに僅差で逆転され現時点2位。
スイスつり輪
BRAEGGER、振り上がり開脚上水平、後方車輪、屈身ヤマワキ、ヤマワキ、振り上がり倒立、新月面着地1歩後ろに。
BAUMANN、振り上がり上水平、ほん転倒立、前方車輪、屈身ヤマワキ、ヤマワキ、振り上がり開脚上水平、新月面着地前に大きくとぶ。
HEGI、振り上がり開脚上水平、ほん転倒立、前方車輪、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、新月面着地さらに大きく前にとぶが持ちこたえる。
YUSOF、振り上がり上水平、中水平、振り上がり中水平少し揺れ、屈身ヤマワキ、ヤマワキ、振り上がり開脚上水平、ほん転倒立少し反身、前方車輪、新月面着地1歩。
CAPELLI、演技せず。
力がない分、着地などを止めていきたかったが、止めきれず。
ドイツゆか
HERDER:後ろとびひねり屈身2回宙返り、後方宙返り2回半ひねり~前方伸身宙返り、後方宙返り1回半ひねり~前方宙返り1回ひねりで後方へバランスをくずす、シュピンデルゴゴラーゼ、ゴゴラーゼ、十字倒立、後方宙返り2回ひねり。
TOBA:前方宙返り1回ひねり~前方宙返り2回ひねり、伸身トーマス、後方宙返り1回半ひねり~前方伸身宙返り、後方宙返り2回半ひねり~前方宙返りひねり、フェドルチェンコ、十字倒立、後方宙返り2回ひねり。Dスコアはそれほど高くないものの丁寧な実施。
NGUYEN:ルドルフ、前方宙返り2回ひねり~前方宙返り1回ひねり、ウゴニアン、十字倒立、前方宙返り1回半ひねり、後方宙返り2回半ひねり~前方宙返り1回ひねり、後方宙返り3回ひねり。
BRETSCHNEIDER:後方宙返り1回半ひねり~前方かかえ込み2回宙返り、前方宙返り2回ひねり~前方宙返りひねり、トーマス、とび2回ひねり伏臥、後方宙返り2回ひねり、後方宙返り2回半ひねり~前方宙返り1回ひねり、後方宙返り3回ひねり。独創性もある見ごたえのある実施。
HAMBUECHEN:伸身ルドルフ、後方宙返り2回半ひねり~前方宙返り1回半ひねり、後方宙返り1回半ひねり~前方宙返り1回ひねり、ゴゴラーゼ、ジュピンデルゴゴラーゼ、十字倒立、伸身トーマス、後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり。着地まで決める素晴らしい実施。
現在のチームの勢いに乗り、この種目も完璧な演技で最終種目へ。
<第6ローテ>
ロシア・つり輪
NAGORNYY:後ろ回り十字懸垂、後ろ振り上がり開脚上水平、ほん転倒立、屈身ヤマワキ~かかえ込みヤマワキ、振り上がり倒立、車輪~かかえ込み新月面(着地止める)
KUKSENKOV:後ろ回り十字懸垂、振り上げ中水平~ナカヤマ、屈身ヤマワキ~かかえ込みヤマワキ~振り上がり開脚上水平、ほん転倒立、前方車輪、振り上がり倒立、前方屈身2回宙(前に両足で一歩弾む)
BELYAVSKIY:振り上がり中水平、振り上がり開脚上水平~アザリアン、かかえ込みヤマワキ~屈身ヤマワキ~ホンマ十字懸垂~背面水平経過後の十字懸垂、ほん転、振り上げ倒立(前に倒れかける)、車輪~伸身新月面(後ろに大きく動いてマットから出る)
IGNATYEV:後ろ回り中水平~背面水平~中水平、振り上がり倒立、屈身ヤマワキ~かかえ込みヤマワキ~ホンマ十字~振り上がり開脚上水平、ほん転倒立、伸身新月面(着地止める)
ABLIAZIN:後ろ回り中水平~背面水平~中水平、かかえ込みヤマワキ~屈身ヤマワキ~振り上がり上水平~アザリアン~背面水平経過後の十字懸垂、振り上がり倒立、ほん転倒立、伸身新月面(後ろ一歩)。非常に力強い演技であった。
最後のつり輪で追い上げたが、イギリスには及ばす。
スイス跳馬
BAUMANN、ユルチェンコ2回ひねり足割れ、後ろにとぶ。
HEGI、ユルチェンコ2回ひねりわずかに1歩後ろに。
CAPELLI、ローチェ右足後ろに1歩。
YUSOF、ルユフ着地1歩。
BRAEGGER、ドリッグス着地後ろにとぶ。
スイスの演技が終了し、応援席から鐘が鳴り響く。350.127を獲得してブラジルを上回る。
ドイツあん馬
HERDER:リーニン、バックセアー倒立、Eフロップ、Dコンバイン、前移動、シバド移動、Bシュテクリ、フクガ、ワンポメル旋回、Aシュテ倒立3部分移動下りで若干停滞する。大過失なく、演技を終える。
TOBA:リーニン、セアーひねり移動、Eフロップ、Dコンバイン、トンフェイ、ロス、前移動、シバド移動、Aシュテ倒立3部分移動下りで落下、やりなおす。ここにきて、ミスが目立ちだす。残りのメンバ―が成功し、ベスト4を揃えることができるか。
NGUYEN:リーニン、Bシュテでバランスをくずす、Eフロップ、2/3後ろ移動、前移動、シバド移動、Bシュテクリ、逆リアー倒立3部分移動下りで落下、やりなおす。この種目2人目の落下。
HAMBUECHEN:リーニンで馬上落下、セアーひねり、2/3後ろ移動、前移動、シバド移動、Bシュテクリ、フクガ、逆リアー倒立3部分移動下り。この種目3人目の落下。
KRIMMER:バックセアー倒立、2/3後ろ移動、シュピンデル、Eフロップ、Dコンバイン、マジャール移動、シバド移動、Bシュテクリ、フクガ、逆リアー倒立下り、D難度の終末技を行うことができず。
最終種目あん馬において、全員がミスをするという結果となり、現時点で5位とオリンピック出場権獲得、決勝進出が苦しくなった。
団体順位
1位 イギリス 354.417
2位 ロシア 352.692
3位 スイス 350.127
4位 ブラジル 349.057
5位 ドイツ 345.717
6位 プエルトリコ 331.327