第6回アジア体操競技選手権・女子ゆか決勝

報告者:

ABDUL HADI Farah Ann (MAS)
後方かかえ込み2回宙、メメル(軸ぶれ大きい)、交差輪とび~カデット半ひねり、後方屈身2回宙、前後開脚ジャンプ1回ひねり、側宙、後方2回半ひねり(後ろに数歩)、交差とびひねり。表現力豊かな演技だが、実施減点が数か所出た。
EUM Dayeon (KOR)
後方かかえ込み2回宙、メメル~2回ターン、交差とび~交差とびひねり、後方1回半~前宙ひねり(恐らく1回ひねりがすっぽ抜けてしまった)、I字ターン、後方屈身2回宙(やや低い着地)。韓国選手には珍しい線を出して力強さと大きさを出した演技。
KIM Chaeyeon (KOR)
後方かかえ込み2回宙、後方1回半~前方1回半ひねり、交差輪とび~カデット半ひねり、メメル、後方2回ひねり、後方屈身2回宙(やや低い着地)。特に目立ったミスもなく、安定した演技であった。
ABDUSALIMOVA Dilnoza (UZB)
ジョンソン、後方1回半~前方1回ひねり、後方屈身2回宙、前後開脚ジャンプ1回ひねり、交差輪とび~交差とびひねり、3回ターン、後方2回半ひねり。音楽といい振付といい、旧ソ連の伝統を引き継ぐような可憐な演技を見せた。
WANG Yan (CHN)
かかえ込み新月面、後方1回半から後方3回ひねり~前宙、2回ターン、後方2回半ひねり~伸身前宙、カデット半ひねり~鹿とび、交差輪とび~交差とびひねり、後方屈身2回宙。団体戦ではミスが目立ったが、今日は着地までしっかりと決め、本来の出来を見せた。
MAO Yi (CHN)
後方3回半ひねり~前宙(尻もち)、後方2回半ひねり~屈身前宙、交差輪とび~羊とび、後方3回ひねり、4回ターン、交差とび~カデット半ひねり、後方かかえ込み2回宙。最初の3回半ひねりは非常にスムーズな実施で軸のきれいなひねりであったが、着地が合わずに次の前宙で尻もち。音楽にあった雰囲気のある振付も見せただけに残念。
SUGIHARA Aiko (JPN)
後方かかえ込み2回宙(高い!)、メメル、後方2回半~伸身前宙、交差輪とび~カデット1回ひねり~前後開脚ジャンプ1回ひねり、3回半ターン(4回ターンねらい)、後方1回半~前方1回ひねり、後方3回ひねり。着地で数か所動いたり、4回ターンのところがぶれてしまったが、きびきびした演技を見せた。
MIYAKAWA Sae (JPN)
伸身月面、ポパ、伸身前宙~前方かかえ込み2回宙(しりもち)、交差とび~カデット半ひねり、後方伸身2回宙(前一歩)、かかえ込み新月面(後ろ一歩でラインオーバー)。最後に金メダルの期待もかかったが、残念な失敗であった。得点は何とか銅メダルを獲得できるものであったがかなり不本意なところ。
1位 Wang Yan(CHN) 6.30/8.275 14.575
2位 SUGIHARA Aiko(JPN) 5.80/8.550 14.350
3位 MIYAKAWA Sae(JPN) 6.20/7.500 L-0.1 13.600
4位 ABDUSALIMOVA Dilnoza(UZB) 5.30/8.275 13.575
5位 KIM Chaeyeon(KOR) 5.30/8.025 13.325
6位 ABDUL HADI Farah Ann(MAS) 5.10/8.50 13.150
7位 MAO Yi(CHN) 5.60/7.475 13.075
8位 EUM Dayeon(KOR) 5.00/7.925 12.925
日本女子の今日唯一の金メダルを期待されたが、残念ながら団体戦の雪辱を果たす演技をしたWANGに屈した形となった。WANGは嬉しい2種目制覇。