長崎がんばらんば国体2014体操競技成年男子決勝レポート
○Ⅰ班
福井県(石川大貴、岡準平、榊原颯太、川本稜馬、宮地秀亨)が、開始種目の鉄棒で3人が15点台を獲得する好調な出だしで波にのり、順調に得点を積み重ね344.350で暫定1位。
岡準平選手が6種目合計で88.600を獲得するなどチームを引っ張った。
2位には大阪(横山聖、市瀬達貴、古谷嘉章、田浦誠也、北村翔太が2.750差の344.350で続いた。
鉄棒での落下など大過失もあったが、6種目合計で87.250を獲得しチームを引っ張った横山聖選手の健闘が光った。
3位には落下など大きなミスが出てしまった三重県が335.800で続き、以下やはり大過失が多発した東京が4位、5位福岡県、6位愛媛県という暫定順位で1班目を終えた。
○Ⅱ班
長崎県(内村航平、桑原俊、宮原敏、冨岡夢希、鈴田佳祐)が、演技価値点は大幅に下げた構成でありながら6種目15点平均越えを達成した内村航平選手、丁寧な演技でチームを引っ張った桑原俊選手、跳馬でリ・セグァンを成功させ15.800という脅威の得点を獲得した鈴田佳祐選手、ミスの少ない演技でチームに貢献した宮原敏選手、冨岡夢希選手の活躍もあり346.750の高得点を獲得。福井県にわずか0.350点及ばなかったが2位と健闘した。
優勝候補の一角と目された千葉県(吉岡知紘、鈴木大介、早坂尚人、梨本隆平、小倉佳祐)は鉄棒から好スタートを切ったが、あん馬、跳馬で複数の大過失を重ね、344.350といまいち得点をのばせず、Ⅰ班で演技を行った大阪府と同点で3位に入った。
以下、鹿児島県(長野託也、中谷太希、杉野史尭、小山仁寛、金田浩斗)がエースの小山仁寛選手を中心に堅実な演技を見せ5位、Ⅰ班で演技を行った三重県が6位、宮城県(東山壮志、佐藤光、小原孝之、古橋崇志、丁子大樹)が7位、岡山県(佐藤紘翔、長谷川智将、三五雅人、青梨聖也、横本和登)が8位と続いた。
参考:6種目合計得点上位者と寸評
内村航平 90.350(大幅に価値点を下げた構成だったが、すばらしい実施)
岡 準平 88.600(平行棒で若干点数を落としたが5種目で15点台)
横山 聖 87.250(得意の鉄棒で予定の構成ができなかったが平行棒で15.600)
小山仁寛 86.900(得意の平行棒で得点をのばせなかったが、つり輪で15.000を獲得)
星野力維 86.650(得意のゆかで15.800の高得点)
長谷川智将 86.100(あん馬でGとFのブスナリを成功したが、演技中盤に落下。鉄棒は15.100)
桑原 俊 85.700(平行棒で15.100を出すなど、内村選手とともにチームを引っ張る)
石川大貴 85.500(若干Dスコアを抑えた演技だったが、平行棒、鉄棒で15.050)
宮地秀亨 85.450(大きなミスなく演技を続け、鉄棒で15点台)
梨本隆平 85.450(安定した実施でチームに貢献、あん馬は終末技がC難度になったが14.800)
鈴木大介 85.100(平行棒、鉄棒は良い演技を見せたがあん馬の終末技を失敗、さらに跳馬で大過失)
鈴田佳祐 85.050(跳馬でリセグァンを成功、15.800の超高得点、つり輪も15.000)
古橋崇志 84.850(堅実な演技でチームに貢献)
川本稜馬 84.700(ゆかで大過失があったが、残り5種目はまとめる)
早坂尚人 84.700(ゆかで15.700の高得点を獲得するも、あん馬、跳馬、平行棒で大過失)
吉岡知紘 84.600(ゆかと跳馬で大過失、あん馬の終末技も乱れる)
田浦誠也 84.250(つり輪で得点を落としたが、残り5種目はまずまずまとめる)
市瀬達貴 84.200(ゆかと鉄棒でミス、鉄棒ではカッシーナ、コールマンを決めるも、アドラー1回ひねりで戻る)
その他15点台を獲得した選手
長野託也 つり輪 15.550
岡村康宏 つり輪 15.250
神津源一郎 つり輪 15.150