第45回世界体操競技選手権現地レポート 男子予選第1班
男子1班が9時から開始。
イスラエルのSHATILOV選手。チームは平行棒から。シャルロの静止不足、棒下で2歩手を動かす、屈身2回宙の着地を止める。14.133。鉄棒、コールマン、アドラーひねり~トカチェフひねり、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身新月面着地わずかに弾む。14.633。ゆか、伸身トーマス転で入り、組合せ点の獲得できる宙返り連続、新月面、終末の月面着地少し弾む。全体のできばえとしてはまずまずで15.300。あん馬、ウゴニアンで少し足を開くが、全体的にはうまくまとめる。13.833。つり輪、ほん転十字倒立少しぶれる、振動倒立、屈身ヤマワキ~ヤマワキ、新月面着地後ろにとぶ。13.700。跳馬、アカピアン着地を止める。14.533。合計86.132で1班終了時点個人総合トップ。イスラエルも大きなミスを最小限に食い止めて323.702で現時点チーム2位。
ブルガリアはゆかで大過失が目立ちチームとして厳しい状況。エジプトはEL SAHARTY選手がチームを全種目に亘ってリード。他の選手はややレベルが劣った。香港は、つり輪でNG選手が新技申請を出していたナカヤマ脚上挙懸垂を決め、アジア大会の跳馬チャンピオンのSHEK選手が得意のその跳馬でドラグレスクとロペスを決め、種目別トップ。
ベルギーは日本で指導していたカルバネンコ氏がコーチに就任し、実力に合わせた堅実な演技をみせる。KENIS、GENTGES、VERBAYESの3名がオールラウンダーで6種目演技をしたが、KENIS選手がゆかとあん馬で大過失があり、GENTGES選手も鉄棒で落下があるなど、点を伸ばせなかった。その中でVERBAYESが最も安定した演技を見せ、個人総合で現時点で2位につけた。また、昨年まであん馬のスペシャリストとして上位に名を連ねていたTruyens選手はいないものの、VOLKAERT選手が開脚シュピンデルで美しい捌きを見せ、ウーゴーニャンでやや乱れたものの全体的にはいい演技で種目別トップの得点。NEUTLEERS選手は平行棒で種目別トップとなった。この結果、ベルギーがイスラエルを押さえて334.385を獲得して現時点でトップに立つ。