第53回NHK杯体操 男子総括
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あん馬で落下するというまさかのミスはあったが、終わってみれば内村航平選手がやはり圧倒的な強さを見せてNHK杯6連覇を達成、2位には初代表をねらう重圧の中ねばり強く演技した野々村笙吾選手が、3位には代表の座を確実にねらう試合運びで、大きなミス無く全種目をこなした加藤凌平選手が入り、ようやく2人そろっての世界選手権代表の座を手にした。4位には鉄棒で16.000の高得点を上げるなど、この日だけの成績では内村選手に次ぐ得点を上げた田中佑典選手が入った。
残り3選手は7月5~6日に千葉ポートアリーナで開催される種目別選手権の結果を待って決定する。
田中選手の鉄棒以外にも、ゆかで世界チャンピオンの白井健三選手が16.200、あん馬で萱和磨選手が晴らしい演技を見せてくれるなど、若手の活躍も目立った。
今回、残念ながら代表の座に届かなかった選手のみなさんにはぜひ種目別選手権での健闘を期待する。
そして、今日決定した3選手を軸に素晴らしいチームができあがることを期待したい。