第５２回NHK杯体操・女子２日目～第４ローテーション

■跳馬
大瀧千波
ユルチェンコとび１回ひねり。後ろに両足で一歩動く。うまく体を締めたいい実施であった。
関口未来
ユルチェンコとび１回半ひねり。ほぼ着地を止める。安定感もあり、距離も出ていた。14.650
新竹優子
ユルチェンコとび１回ひねり。高さが不足して、前に大きく一歩動いてしまう。
永井美津穂
ユルチェンコとび２回ひねり。突きが合わず、前に崩れてしまった。
野田咲くら
ユルチェンコとび１回ひねり。着手でやや潰れるも、うまくまとめて着地は後ろに一歩。
湯元さくら
ユルチェンコとび１回ひねり。少し足割れが見れたものの、距離が出て、大きな演技であった。
■段違い平行棒
前田早知子
高棒：けあがり倒立～ほんてん倒立１回ひねり～後方車輪～ギンガー、落下、ほんてん倒立ひね
り、逆手車輪ひねり、車輪１回ひねり～車輪～前振りひねり低棒倒立～レイ、車輪～後方屈身２回宙返り下り、前にくずれ手をつく
小山　愛
高棒：けあがり倒立～ほんてん倒立１回ひねり～車輪～トカチェフ、車輪ひねり大逆手～大逆手車輪１回ひねり逆手
松村泰葉
高棒：車輪１回ひねり～車輪～前振りひねり低棒倒立、フット～ふりとび高棒懸垂、車輪～後方かかえこみ２回宙返り２回ひねり（新月面）、横に大きく動いたが成功
土橋ココ
高棒：ギンガー、落下、シュタルダー～車輪～前振りひねり低棒倒立～レイ、ほんてん倒立～車輪１回ひねり～車輪ひねり～逆手車輪ひねり～車輪～前振りひねり前方かかえこみ２回宙返り下り
杉村美奈
高棒：ほんてん倒立～車輪ひねり～イエガー、シュタルダー～車輪１回ひねり～前振りひねり低棒倒立～レイ、車輪ひねり～前方かかえこみ２回宙返り下り、両足で後ろに１歩
冨永ありさ
低棒：ほんてん倒立ふりとび高棒懸垂、イエガー、ギンガー、車輪１回ひねり～前振りひねり低棒倒立～レイ、車輪～伸身月面宙返り下り、両足で少し動くがうまくまとめる
■ゆか
井上和佳菜
得意種目。2回半ひねり～前方1回ひねり、屈身ダブルを力強く、かつ丁寧に決め、ダンス系もきちんとこなし、終末技3回ひねりをしっかりひねりきって後ろ1歩でおさえる。井上選手、今日は良い試合になり、笑顔を見せる。D5.3　E7.85　13.15
美濃部ゆう
最初の浮き足水平2回ターン～浮き足水平1回ターンの組み合わせは今日もしっかり決まるが、2本目のアクロバット、後方1回半～前方1回ひねりの予定が蹴りが合わず1/2ひねりになってしまい、着地が乱れ、ラインオーバー。終末技の屈身ダブルでしりもちをつき、残念そうな表情で今日の試合を終える。D5.1　E6.7　11.200
村上茉愛
快心の出来。迫力たっぷりの伸身ダブルから折り返しの抱え込みルドルフで着地を止め会場を沸かせる。技ありのさばき方で後方1回半ひねり～前方1回ひねりを決め、3回ターンも完ぺき。普段ショートしやすい終末技3回ひねりを今日は高い姿勢で着地。大いに会場を沸かせ、ガッツポーズでそれに応える。　D6.0　E8.25　14.25
笹田夏実
まずまずの出来。それぞれのアクロバットの着地がおさまらず、小さいホップやステップが入ってしまうが、ダンス系要素はきちんとこなす。表情が冴えないのは気になるが、全日本チャンピオンはなんとか我慢の2日間を戦いぬいた。　D5.3　E8.15　13.60
寺本明日香
１本目2回半ひねりからの伸身前宙で少し蹴りがぬけるが、なんとか前宙を回しきる。3回ひねりの着地でめずらしく着地が乱れるが（おそらく着地だけで0.5近くの減点）、ダンス系要素を丁寧に、かつ正確にきちんとこなし、終末技屈身ダブルの着地を止める。D5.4　E8.1　13.50　この時点で寺本選手の優勝が決定。
内山由綺
３回ひねり、2回半ひねりの着地をきちんと決め、丁寧で正確、かつ、表情にまでしっかりとこだわった演技を最後まで見せる。2種目の失敗が悔やまれるが、内山選手にとってはとても良い経験になったのではないだろうか。ライバル、戦友、会場中から大きな声援を受け、最後は笑顔でNHK杯を終えた。　D5.4　E8.2　13.60