第30回DTBチームカップ女子現地レポート

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<11月27日(火)>
羽田空港を午前1時に出発し、パリで乗継をし、現地時間の午前11時にシュツットガルトに到着した。移動が長かったため疲れはあったが、3日後に予選を控えているためホテルにチェックイン後、練習を行った。器具の違い、時差もあるため補強、柔軟、部分練習を中心に体を動かした。
<11月28日(水)>
9:00にホテルを出発し、15分ほどで練習会場に到着した。通常であればバスが出ているが、バスが出ていなかったため移動はタクシーで行った。試合が朝のため10:30~13:30まで練習をし、朝から通す練習を行った。ヨーロッパでの試合が初めてという選手もいて器具合わせに苦戦していた。午後は17:30~19:00まで朝練習でできなかった部分の分習など行った。
<11月29日(木)>
明日に団体予選を控えているため、10:30~13:30までの1回練習を行った。時差や雪の降る寒さの中で体調の優れない選手もいるが、平均台、段違い平行棒の器具は通し練習を行い、ゆか、跳馬は各自で調整を行った。午後のミーティングで各種目の出場選手、試技順などを伝えた。
<11月30日(金)>団体予選
ポディウム練習がなかったため、試合当日の8分ローテが初めてポディウムでの練習となった。日本は平均台からのスタート。
●平均台
 トップバッターの井上和佳奈は、練習において失敗を多く出していたロンダート後方開脚伸身宙返り上がりを決めると、落ち着いた演技で最後の着地までまとめる演技であった。2番目に演技を行った野田咲くらは後転とび~後方伸身開脚宙返りで落下。3番目に演技をし村上茉愛も側方宙返りを含めて2度落下し、日本チームとしてはあまり良いスタートが切れなかった。
●ゆか
 井上、龍和貴子、村上の3名が演技。大きなミスなく平均台の流れを変える演技であった。
●跳馬
 井上はユルチェンコ1回半ひねりを予定していたがタイミングが合わず、1回ひねりになってしまった。しかし、減点の少ない実施であった。2番目に村上。ユルチェンコ1回ひねりを実施。着地までまとめる演技であった。3番目に龍。ユルチェンコ2回ひねりの着地で前傾姿勢になってしまったものの迫力のある実施であった。
●段違い平行棒
 野田が1番目に演技。イエーガーの後のけ上がりで止まってしまったが、下りはまとめる演技であった。2番目に井上。減点の少ない演技であった。3番目に村上。全体的に流れた演技であったが着地までまとめる演技であった。
結果、日本は3位で決勝進出を果たした。