第5回アジアシニア体操競技選手権男子レポート6

11月13日（火）
男子種目別決勝、前半
■ゆか
白井が2番目の演技者で登場。
　演技構成：
　後方宙2回半ひねり～前宙2回ひねり　D+D
　後方宙3回半ひねり～前宙1回ひねり　E+C
　側方宙1回ひねり　十字倒立　C　C
　後方宙1回半ひねり～前宙2回半ひねり　C+E
　前宙1回半ひねり　C
　テンポ宙返り～後方宙3回ひねり　B+D　　Dスコア6.7
　1・2コース目は着地を決める。十字倒立はやや高めであった。4コース目の前方2回半ひねりの着地で少しブレが見られたが、ラインオーバーもなくうまくまとめた。ラストも1歩でおさえ、全体としては良い出来栄えであったと感じた。得点は15.250(D6.7+E8.55)で暫定トップ。
鈴木が3番目の演技者で登場。
演技構成：
　ダイビングダブル1/2　D
　前宙1回ひねり～前宙2回ひねり　C+D
　後方宙1回半ひねり～前宙1回半ひねり　C+C
　後方宙2回半ひねり～前宙1/2ひねり　D+B
　後方宙2回ひねり　C　シンピ倒立　B
　後方宙3回ひねり　D　　Dスコア5.9
　1コース目は着地を決める。2コース目の前方2回ひねりでひねり不足と着地のみだれがあった。4コース目の前方1/2ひねりで着地姿勢が低く、手をついてしまう。ラストの3回ひねりも後ろに大きく動いてしまい、点数が伸びなかった。得点は13.575(D5.9+E7.675)。
　その後の選手たちも無難に演技をまとめていたが、白井のDスコアの高さには及ばず結果白井が優勝を収めた。
＜結果＞
1位　白井　(JPN)
2位　KIM HAN-SOL(KOR)
3位　LEE JUN-HO(KOR)
■あん馬
7番手に古谷が登場。
演技構成：
　セア倒立（D）～旋回（A）～Eフロップ（E）～Dコンバイン（D）～ループ（B）～とび前移動（D）～シバド（D）～Bシュテクリ（B）～フクガ（B）～逆リア倒立ひねり下り（D）　　　Dスコア5.7
　非常に体線の美しい落ち着いた演技で下りまでほぼ完璧にまとめた。Dスコアは5.7と低いもののEスコアは8選手の中で最も高い8.80を獲得。14.50で中国のJI Lianshenと同点の2位。
＜結果＞
1位　LIU RONGBING (CHN)
2位　古谷(JPN)
2位　JI LIANSHEN(CHN)
■つり輪
1位のRI SE GWANG(PRK)の演技構成
　振り上がり中水平（E）～バンゲルダー（E）～アザリアン（D）～伸身引き上げ十字倒立（E）～屈身ヤマワキ（D）～ホンマ十字（D）～引き上げ中水平（E）～振り上がり上水平（D）～ほん転倒立（C）～伸身サルト（D）　　　Dスコア6.8
　跳馬に定評がある選手だが、つり輪も非常に魅力的な演技であった。力技は非常に正確な位置で静止時間も長く丁寧な印象を受けた。着地まで止め、15.450(6.8+8.65)を獲得し優勝。
＜結果＞
1位　RI SE GWANG　(PRK)
2位　YANG SHENGCHAO　(CHN)
3位　NG KIU CHUNG　(HKG)