第51回NHK杯男子１日目第６ローテ

小林（鉄棒）
アドラー１回ひねり～ヤマワキ、アドラーひねり、コールマン続く車輪で肘まげ、伸身新月面着地は惜しくも止まらず
沖口（鉄棒）
アドラー１回ひねり～ヤマワキ、アドラーひねり、エンドー１回ひねり大逆手、伸身新月面の着地はわずかに動く
野々村（鉄棒）
アドラーひねり～伸身トカチェフ、トカチェフ、アドラー１回ひねりで戻る、ヤマワキ、大逆手エンドー、伸身ルドルフ少し動く、予定の演技構成を遂行出来なかったが大きなミスにはつなげず演技をまとめる
加藤（鉄棒）
アドラーひねり、コールマン、シュタルダー１回半ひねり、アドラー１回ひねり～ヤマワキ、順調に演技を続け伸身新月面の着地止める
田中和（鉄棒）
アドラーひねり～伸身トカチェフ、コールマン、アドラー１回ひねり～ヤマワキ、エンドー１回ひねり大逆、非常に正確な実施で演技を遂行、伸身新月面の着地は後ろに１歩
内村（鉄棒）
アドラ－ひねり～リューキン、カッシーナ、シュタルダー１回半ひねり、アドラー１回ひねり～ヤマワキ、コールマン、これでもかと高難度技を入れ実施もほぼ完璧、着地も見事に止める
星（ゆか）
前方２回ひねり～伸身前宙ひねりから入って、ひねり技でアクロバット系を構成。十字倒立は足が戻りかけてしまい小さなミスを出してしまった。
齋藤（ゆか）
１本目はテンポひねり～前方２回ひねり～伸身前宙ひねりという構成。２本目は屈身アラビアン２回宙ひねりで雄大な捌きであったが着地が後ろに跳んでしまった。最後は後方２回半ひねりで前一歩。
今井（ゆか）
一本目の屈身アラビアン２回宙ひねりがピタリと止まった他、着地でほとんど動かず好調な演技を続けた。最後の後方２回半ひねりは左に両足で弾んでしまった。
岡（ゆか）
一本目が助走からすぐの前方１回ひねり～前方２回半ひねりで高難度の組み合わせ。２本目のかかえ込み新月面でラインオーバーとなったが、他はかなり素晴らしい実施。最後は後方３回ひねりで後ろに一歩。
山室（ゆか）
２本目の屈身アラビアン２回宙、最後のかかえ込みアラビアン２回宙をピタリと決めた。他も着地で大過失なく演技をまとめた。
田中佑（ゆか）
後方１回半～前宙転、前方１回ひねり～前方２回ひねりなどをきれいに決めて、最後は後方３回ひねりで後ろに両足一歩。
太田（あん馬）
落下あり。
植松（あん馬）
落下あり。
代表争いの現状況は以下のとおりとなっている
ゆかのポイント争いでは、今日加藤凌平が沖口を上回ったことにより王手をかけた形と言える。ただし、最終日に沖口がトップを取った場合には跳馬のポイントを待つ沖口が有利となる。
鉄棒のポイント争いでは、現状で個人総合１１位以内の選手としては田中佑が２回トップを取り王手をかけた形となっているが、現在個人総合１２位の植松が最終日に鉄棒でトップを取り、最終的に１１位以内に入り、さらに水鳥が個人総合１１位以内に入った場合に植松にも可能性が出てくる。
個人総合での代表争いは、田中和が１歩リード、これを野々村が０．６５０差で追う展開となっている。もちろん、最終日の得点が加算され決定するため、山室、加藤、小林あたりまでは可能性が残されている。
総ポイント争いではつり輪と跳馬でポイントを取っている山室が１歩リード、これを平行棒と鉄棒でポイントを取っている田中和が追う展開となっている。
複雑な選考基準だが、このあたりに注目していただけるとわかりやすいのではないだろうか。
選手のプレッシャーは極限に達することだろうが、素晴らしい演技に期待したい。