2011世界体操選手権種目別2日目インタビュー

報告者:

SUI Lu (CHN)
(今日の出来は練習よりもよかったか?)はい、よく出来たと思います。(プレッシャーはなかったか?)コーチやみんなからプレッシャーがかからないようにケアしてくれたので、自分をコントロールすることが出来ました。しかし、緊張しないようには心がけたが、緊張はしました。(自分をコントロールする秘訣は?)昔はメンタルがよくなかったけど、今は自分をコントロールすることが出来るようになりました。(具体的には?)、演技前に深呼吸をして集中することが、うまく出来る秘訣と思います。金メダル二つは取れなかったけども、次は二つの金メダルを取るために、トレーニングしたいし、取ることを楽しみにしています。金メダルを取ることを諦めないように努力をしてきて、ロンドン五輪に向けては落ち着いてトレーニングをしていき、ロンドン五輪では段違い平行棒も演技をして個人総合で戦いたいです。メダルをたくさん取ろうとするよりは、自分の演技をきちんとすることを目標に頑張ってきました。最後に、サポートしてくれた人たちに感謝したいと思います。自分の駄目なときもしっかりとサポートしていただき、とても感謝しています。(この後何かしたいか?)ショッピングがしたいです。
AFANASEVA Ksenia (RUS)
今日はいい演技をしようと思いました。元々リザーブだったけども、繰上げ出場することになて、自分のするべきことをこなすだけだと思いました。(いつ、自分が出るとわかったか?)2時間前です。(それを聞いてどう思ったか?)出れることは嬉しいと思った。しかし、怖かったし、パニックにもなった。ただ、前の日から、変わるかもしれないとコーチから言われていたので、自分でもそのつもりで心の準備だけはしておきました。(ロッテルダムでの種目別決勝でミスをしたのでよぎらなかったか?)仰るとおりです。種目別決勝はアップがないので、その点で戸惑いはありました。しかし、昨年の経験があったので、今回はちゃんと準備して、戸惑わなかったです。(チームで一番年上なので、チームを引っ張っていく気持ちはあるのか?)難しい質問ですね。分からないです。その質問に対しての答えを出すのは難しいです。ただし、チームでは一番上だから、若い選手のサポートや、ママみたいな存在にはなっていて、みんながいろいろ言うことを聞いてくれています。今日の感想は?嬉し過ぎてショックで、冷静な気持ちにまだ戻れてなくて・・・本当に嬉しいです。両親さえ決勝に出たことを気付いてないかもしれないですし、自分も出るか分からなかったからまだ言ってないです。私の人生でもっとも素晴らしい日です。
沖口誠
今回のメダルは嬉しいです。今回の2本の跳躍で、1本目はいつも出来ている技だけども、試合でパワーが出ている分、余分に一歩後ろに出てしまった。2本目はいつも完全には出来ていない技であったが、今大会で練習している間、調子がよかったです。それで決勝で思い切り演技したらうまくいったのでよかったです。団体の金メダルは取りたかったです。今回は自分の演技はアピールできたが、ゆかが残念でした。金メダルを取る為にはゆかの演技がとても重要と思いました。団体戦は内村にとても負担をかけているので、もっとみんなで分担できたらいいと思います。自分はゆかと跳馬という役割を果たすけども、つり輪でも演技できるようになれば嬉しいです。ロンドン五輪では北京五輪と同じことを(※大会前に怪我)繰り返さないようにしたいと思いますし、この4年でどういうときがやばいか、自分でも分かっているので、そういったところのケアは大丈夫と思います。(20年ぶりのメダルということについて)もうちょっと間が開いている思ってました(笑)。跳馬の種目別は初めてで、ちゃんとやれば偶にはメダルが取れるんだなと思いました。
田中佑典
正直とても悔しいです。課題が多く見つかりました。
今は皆さんに絶望感を持たれていると思いますし、しっかり練習して挽回するしかないです。
内村航平
鉄棒はメダルを取れると思っていませんでした。Dスコアが7.3のため、初めの段階で無理だと思っていましたが、運が良かったです。最後の着地は意識していたので、決めれてとてもうれしいです。全体を振り返り、出だしは悪かったが、段々調子が良くなり、終わりよければすべて良しという感じです。この日本で良い演技ができたことは非常にうれしいです。ロンドン五輪に向けての課題は、予選から素晴らしい演技ができるようにすることと、チームの安定感を高めること。今回は足の状態が悪かったが、その中でもこれだけの演技ができたということは収穫でした。
ロンドン五輪でも、まず団体の金メダル獲得が目標。そして全種目種目別に残れるように頑張りたいです。
田中和仁
1つ目の技のミスを引きずらず、最後の着地まできちんと実施できたことは良かったです。タイツに引っかかったのか、足に引っかかったのか、手が入らなかったです。どこかにあたった感はありました。
点数的にも狙える位置にいたため、残念で仕方がないです。
今回の大会を振り返ってみて、予選は後半2種目でミスは出たが、決勝では任された2種目をきっちり演技でき、また種目別にも残れたので全体としては前回の大会より良いと思います。今大会で新たに、床、跳馬をコンスタントに練習できるようにならなければいけないという課題も確認できました。来年のオリンピックは5名選出となるため、その5名に入れるように頑張ります。