2011世界体操選手権男子ポディウム練習第6班

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この班にはロッテルダム大会で予選8位、決勝5位のフランスが登場。
ロッテルダム大会の成績からも伺えるように、各種目にスペシャリストを擁しており、6-5-4制の予選よりも6-3-3制の決勝に力を発揮するチームであると言えよう。
本日はスタート種目のゆかで通したのは1人だけだったが、あん馬からは各選手が通し練習を行い、あん馬では1~3番手までは若干バランスを崩しても大きな欠点を見せない粘り強い演技を行っていた。しかし、4番手のロッテルダム種目別4位のTHOMASONEはコンバインからフロップのところで落下。やり直しの演技でも同じところで落下していた。
跳馬ではロッテルダムの覇者BOUHAILがロイター板の感触が合わず苦労している様子がうかがえた。最後にルーユーフーは成功させたが、ドラギュレスクは実施しなかった。
チームとしては、前述したとおり予選を通過すれば上位争いに加わってきそうである。
コロンビアは日本人の岩井氏がコーチとしてチームの指導に当たっている。
平行棒では非常に浮きのあるチッペルト、余裕のあるバヴサーを行い、棒単懸垂からの月面宙返り下りを実施する選手がいた。エースGIRALDも中野大輔選手の実施を彷彿とさせるような素晴らしいチッペルトを見せてくれた。
クロアチアは個人での出場となるが、あん馬を得意とするSELIGMANとUDEが素晴らしい演技実施を見せていた。また鉄棒ではMOZNIKが自らの名を冠した技「伸身トカチェフひねり片大逆手懸垂=モズニク」を見せてくれた。
ポーランドも個人での出場だが、LYSZCZARZが跳馬でドラギュレスクを実施、2回実施し2回とも着地で手を着いてしまっていた。