2011世界体操選手権男子ポディウム練習第4班
ロッテルダム大会団体銅メダルチームのドイツが登場。
本日の練習では、開始種目のあん馬で演技を行なった5選手の中にHANBUECHENの姿はなかった。ということは、彼の個人総合への出場は無し?
あん馬、つり輪で大きな失敗をする選手もいたが着実にチーム力が上がっていることが伺えた。HANBUECHENが完全復調とまではいっていないようだが、アメリカとともにメダル争いにからんでくることだろう。
個人総合ではロッテルダム銀メダリストのBOYに加え、NGUENもメダル争いにからんできそうである。
NGUENは平行棒では非常に良い流れで演技を通し、終末技には月面宙返り下り。これを見事に決めていた。ゆかでは伸身ルドルフで入りかかえこみルドルフで終わる演技構成で見応えのあるものだった。
HANBUCHENは跳馬、平行棒、ゆかで本来の動きの切れが無かったが、鉄棒では見違えるほど素晴らしい動きを見せ、コールマン、リバルコ~ポゴレロフなどを取り入れた高度な演技構成の演技を成功させていた。
ハンガリーでは、あん馬のスペシャリストBERKIが定評のある片脚技を披露。予定通りの演技構成を遂行するとDスコア7.0?の演技を成功させていた。
ギリシャは個人の出場となったが、鉄棒のスペシャリストMARAS、平行棒に自らの名を冠する技を2つ持つZHOLAGIDES、さらにロッテルダムのゆか金メダリストKOSMIDESが登場。
MARASはエンドー1回ひねり大逆手~かかえこみゲイロードの連続に成功、続くペガンで落下してしまったが、本番では予定通りの演技の成功を期待したい。
ZHOLAGIDESは本日の練習では後半落下したが、演技そのものの質は高く、本番での活躍を期待したい。
ロッテルダムのゆか金メダリストKOSMIDESは伸身ルドルフで入る中身の濃い演技構成でデフェンデイングチャンピオンらしい演技を披露した。
ウズベキスタンのFOKINも平行棒でヴァリエーションに富んだ演技構成を精確な実施で成功させていた。