2011世界体操選手権男子ポディウム練習第3班
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イタリアもロッテルダムでは予選10位で決勝に進めなかった。是が非でも8位以内に入り団体でのオリンピック出場を確定したいところであろう。
33才のBUSNARIを筆頭に30代の選手が3人いるチームであるが全種目をそつなくまとめていた。あん馬を大きなミスを出さずに乗り切り、得意のつり輪で得点を稼げるかが鍵になりそうである。
オランダは地元開催のロッテルダム大会では予選17位、少しでも順位を上げオリンピック団体出場権を得たいところだろう。
本日の練習ではあん馬で失敗が多かった。やはりあん馬の出来が順位を左右しそうである。
鉄棒ではロッテルダムの銀メダリストZONDERLANDが、演技実施には荒さが目立つものの伸身コールマン~コールマン(世界初の組み合わせ)、アドラーひねり~ゲイロードⅡ(屈身)、アドラー1回ひねり~ヤマワキを取り入れた演技構成を成功させた。
つり輪では久々に登場のVAN・GELDERがブランクを感じさせない力強い演技を披露していた。
ブラジルはロッテルダムでは予選19位、ゆかのスペシャリストHIPOLITOが有名であるが、ゆかでは彼の影響を受けてか他にも見応えのある演技をする選手が見られた。
また、つり輪でユニバーシアード深セン大会の金メダリストZANETTIがF難度の背面水平~中水平を正確な実施で行うなど素晴らしい演技を披露していた。
また、跳馬ではHIPOLITOが後ろとびひねり前転とび前方伸身宙返り2回ひねり(Dスコア6.8?=新技)を実施、成功させた。
全体としては、各選手の能力に見合った演技構成を丁寧な演技実施で確実にまとめ、ゆか、跳馬など取れる種目はでしっかり得点を稼ぐという戦略のようだ。