2011世界体操選手権男子ポディウム練習第2班
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ルーマニアはロッテルダムでは予選9位で決勝に進めなかった。今回はオリンピック団体出場権が確定する8位以内を当然ねらってるのと思われるが、本日の練習を見る限り平行棒など比較的キッチリ出来ている種目もあったが、全体としてあまり仕上がりは良くないようである。
かつてのあん馬の名選手ウルジカがコーチとしてついていたが、あん馬でも苦労しているように見受けられた。
ベテランのDRAGURESCUとKOZHIがチームを引っ張る感じで、若手がいまいち育っていないようである。
しかしながら、跳馬などでスペシャリスト的な選手を擁しており、8位以内に入り6-3-3制の決勝に残ればメダル争いにからんでくるかもしれない。
本家DRAGURESCUのドラギュレスクは必見である。
ウクライナもロッテルダムでは予選13位で決勝に進めなかった。
ルーマニア同様8以内入賞をめざしてくるものと見られるが、あん馬で安定な部分が目立っていたが。平行棒、鉄棒などは丁寧な演技を披露していた。
跳馬では姿勢欠点はあるものの1人がドラギュレスクを、2人がローチェを非常に高さのある豪快な実施で演じており、ドラギュレスクを跳ぶ選手はルーユーフーも成功させていた。
また、ロッテルダム大会個人総合4位、ユニバーシアード深セン大会個人総合チャンピオンのKUKSENKOVは全種目に安定した演技を見せており、個人総合メダル争いにからんでくるのではないだろうか。
個人出場であるが、JAPAN CUPにも出場した香港のSEKが跳馬でローチェとロペスを成功させていた。特にローチェでは完全に着地を読み切っている感があり完成度の高い実施だった。本番でもぜひ成功させてほしいものである。