2011世界体操選手権女子ポディウム練習第7班

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 注目は優勝候補のアメリカ。平均台からのスタートで、全員が大過失なく練習での通し手が多く、迫力のあるタンブリング、ジャンプに加えて見どころだ。
 しかし、ゆかでは素晴らしいタンブリング技を行うものの、着地で大きく弾むシーンが多く、ライン減点となる選手が続出した。その後、確認の練習をしていたが、一つの不安材料となった。なお、ゆかでは後方宙1回ひねり~ロンダート~後転とび~後ろとびひねり前方かかえ込み2回宙~前宙の3つの宙返りの入ったタンブリングでRAISMANが成功させていた。
 跳馬はユルチェンコ2回半ひねり(アマナール)を、WIEBERをはじめ2選手が、そして前転とび前方伸身宙返り1回半ひねり(チュソビチナ)をSACRAMONEが成功させ、強さをアピールした。ただ、WIEBERは左に着手がゆがむことがあり、着地で失敗するシーンも見られた。
 段違い平行棒は、中国選手のように車輪1回ひねり大逆手系の技を構成する選手はなく、トカチェフ、シャポシニコワ系の技を組み合わせた演技構成をまとめた。若干バランスを崩す選手も出ていたが、大過失を出すことなくポディウム練習を終えた。
 同班で目立ったのは、ドイツのSEITZによる段違い平行棒のマロニー1回ひねり、補助は利用していたがCHUSOVITINAの跳馬(チュソビチナ、伸身ツカハラ1回半ひねり)、そしてブラジルのDOS SANTOSによるゆかの演技。演技構成は、伸身月面、ドスサントス、前宙~ロンダート~後転とび~後方かかえ込み2回宙、そして最後、後方伸身2回宙。迫力ある軽快なタンブリングは健在だった。