2011世界体操選手権女子ポディウム練習第4班

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日本にとっては長年のライバルで、今回でも日本のライバルの一つであるカナダが登場。ジャパンカップでは3位となっており、今日の出来に注目された。しかし、試合形式で通している中、平均台では一人目が落下した後、三人目まで落下して、試合を想定しているポディウム練習とすれば不安の残る状態であった。ゆかでは伸身ダブルが二人、跳馬はユルチェンコ2回ひねりが一人で、得意種目のゆか、跳馬になり、足腰の強さを生かした思い切りのいい演技で大技を見せて、ジャパンカップ時のカナダの動きが戻ってきた。段違い平行棒は難度の高い構成ではなかったが、器具の確認をしっかりして、平均台の反省を生かしたような慎重な練習をしていた。
ギリシャは、跳馬で一人怪我人が出てしまい、本番を前にして不安な要素となってしまった。
この班には最近強化が進んでいるジャマイカの選手が二人登場。陸上のイメージの強い国であるが、そのイメージ通りにゆかのタンブリングで迫力を見せて、一人は一本目に伸身ドッペル、二本目にムーンサルトを見せて、脚力の強さが際立った。まだまだ発展途上の国であるが、タンブリングだけでも世界レベルの技を見せ、今後の活躍が楽しみである。