フランス国際現地レポート3
現地3月20日、ワールドカップ・フランス大会決勝競技が終了した。
14:30より、子供たちが参加国のフラッグを掲げながら入場し、ワールドカップフランス大会のオープニングセレモニーが行われた。ここで、現在起きている東北関東エリアの災害について、フランス体操協会会長が追悼と励ましの言葉を述べ、日本選手及びコーチは、ポディウムに上がりそのコメントを聞いた。
オープニングセレモニーが終わり、直ちに競技が開始された。最初の種目は、男子ゆかと男子あん馬。決勝出場選手、全員がポディウム上に上がり選手紹介がされ、2つの種目交互で演技が行われた。
山室は、第2ローテーション、男子つり輪4番目に演技。男女交互に競技が進んでいたが、女子跳馬1本目を跳躍後、男子つり輪での試技であった。進行上、考えていたよりも早く、試技順が回ってきたが、落ち着いて普段通りの演技を行い、着地までしっかりと止めた。
決勝のレベルは非常に高く、全員が持てる力を出した展開となり、最終順位は5位入賞となった。
つり輪決勝詳細
1.CHEN Yibing(CHN) D6.8 E9.133 15.933
2.BALANDIN Aleksandr(RUS) D6.7 E9.066
3.MORANDI Matteo(ITA) D6.7 E8.9 15.600
3.PLUZHNIKOV Konstantin(RUS) D6.7 E8.900 15.600
5.山室光史(JPN) D6.6 E8.7 15.300
今年からカテゴリー分けされたワールドカップシリーズの最初の大会であり、決勝では、予選成績4位までしか決勝に進めず、高いレベルでの試合が行われた。
開催国独自の試みで大会のスケジュールが組まれ、新しい試合スタイルであったため戸惑う場面もあったが、その中で、予選・決勝しっかりと演技を行えたことは、良い経験となった。姿勢や表現力を磨き、今後の活躍に期待したい。