広州アジア大会現地レポート男子種目別決勝前半
ゆか
出口は2番目に演技。1コース目の後ろとびひねり前方屈身2回宙返りで回転が不足し、まさかの尻もち。2コース目からは安定した演技を続け、最終コースの後方抱え込み2回宙返り1回ひねりを1歩でまとめたものの、13.425。
水鳥はゆかの最終演技者。団体決勝、個人総合決勝同様に安定感のある演技を実施するが、各コースの着地を決めきることができず14.825。
優勝は中国のZHANG Chenglong。キレのあるひねり技、連続技を次々と決め、15.400。同点で韓国の KIM Soo Myunも各コースで高さとキレある宙返りを実施し、金メダルを獲得した。
あん馬
第1演技者に出口。ウグォニアンでバランスを崩してしまう。落下してもおかしくない状況であったが、あきらめず粘り強く演技を続ける出口に観客から歓声があがった。その後は持ち味である大きく伸びのある旋回で演技を終え、14.500。
種目別あん馬,優勝は中国のTENG Haibin。途中バランスを崩し、多少足が乱れる場面がみられたが、終始スピード感のある旋回を保ちキレのある演技で13.375を獲得し、金メダルに輝いた。
つり輪
中瀬。前半の振り上がり中水平~ナカヤマ,ほん転十字倒立の力技をきっちり止め、屈身グチョギー~グチョギーと連続のスイング技につなげたが、その後のほん転倒立でスイングをもらえず倒立で乱れる。急きょ後ろ振り上がり倒立を入れるも、リズムを戻せず終末技へ。着地が前に1歩。得点14.225。
7番目に演技をした水鳥。ふり上がり中水平~ピネダ~引き上げて中水平の連続力技をしっかりと止め、つづくヤマワキ~屈身ヤマワキと流れの良い実施。グチョギーから終末技の伸身2回宙返り1回ひねりも着地を完璧に止め、今大会、この種目最高の実施で15.100。
優勝は3番目に演技をおこなった中国のCHEN Yibingがすべての力技を理想的な形で行い、終末技の後方伸身2回宙返り1回ひねりも余裕のある着地を見せ、16.075。
種目別男子前半種目、3種目全てにおいて中国が優勝となった。