ロッテルダム世界選手権現地レポート（種目別決勝）男子平行棒

　現地10月24日種目別決勝の模様をレポートします。
■内村航平(JPN )予選6位、前振り開脚抜き倒立、棒下ひねり～棒下～車輪～ドミトリエンコ、ベーレ、支持前振り開脚抜き倒立、モリスエ、車輪ライヘルト、開脚前宙（左足がバーに触れた？）、後方屈身２回宙（止める）　１５．５００
■TENG Haibin(CHN )予選2位、前振り開脚抜き倒立、車輪ディアミドフ～チッペルト、棒下ひねり～棒下～車輪～屈身ベーレ、開脚前宙支持、ヒーリー、後方屈身２回宙（両足で小さく前に１歩）１５．６１６
■VALEIEV Ildar(KAZ )予選8位、ドミトリエンコ、車輪ディアミドフ（脚割れ）、棒下ひねり（脚割れ）～棒下～棒下単棒倒立～単棒倒立からのヒーリー～ヒーリー、車輪～ベーレ、後方屈身２回宙（両足で後ろに１歩）　１５．１８３
■FENG Zhe(CHN )予選1位、前振り開脚抜き倒立、ドミトリエンコ、棒下ひねり（わずかに流れた？）～棒下～棒下1回ひねり、開脚前宙、モリスエ、ヒーリー、車輪、ベーレ、後方屈身２回宙（止める）　１５．９６６
■KIERZKOWSKI Adam(POL )予選5位、前振り開脚抜き倒立、車輪～棒下～ピータース～閉脚倒立、開脚前宙支持、支持前振り開脚抜き倒立、チッペルト～ヒーリー、後方屈身２回宙（右足前に１歩）　１５．２００
■植松鉱治(JPN )予選4位、ホンマ、棒下ひねり（少し流れる）～棒下～屈身ベーレ、チッペルト～ヒーリー、ツイスト（少しぶれる）、ピータース～閉脚倒立、後方屈身２回宙（両足で前に１歩）　１５．１６６
■PIASECKY Samuel(SVK )予選7位、前振り開脚抜き倒立、棒下１回ひねり～棒下～車輪単棒倒立（縦で止め～横に）～開脚倒立、ヒーリー、開脚前宙支持～脚前挙、シンピ倒立、ディアミドフ～車輪～ピータース、後方屈身２回宙（止める）　１５．１６６
■HAMBUECHEN Fabian(GER )予選3位、逆上がりひねり～棒下～車輪～ベーレ、ピータース～閉脚倒立、屈身モリスエ、チッペルト～ヒーリ～ヒーリー腕支持、後ろ振り上がり開脚入れ、後方屈身２回宙（受けが低く両足で前に１歩）１５．３６６
前回大会この種目銅メダルの田中和仁が出場していないのは寂しいが、日本から２名が参加。メダル獲得の期待がかかった。まず、内村が１番手で登場、開脚前宙腕支持で左足がバーに触れたように見えたが全体としては素晴らしい演技で、Ｅスコアを９点台に乗せ１５．５００を獲得。メダル争いに微妙な得点で後続の演技を待つこととなった。
続くTENGが、着地こそわずかに動いたが、Ｄスコア・Ｅスコアともに内村を上回り暫定１位。４番手予選１位のFENGが中盤の棒下ひねりで若干流れた以外はほぼ完璧な演技を見せトップに立つ。この時点で内村３位。６番手予選４位の植松は細かいミスが数カ所でてしまい１５．２３３。結果、１位FENG、２位TENG、３位内村という結果となり、内村は個人総合金、団体・ゆかで銀、平行棒銅とすべての色のメダル獲得となった。