W杯フランス国際現地レポート2

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 4月9日(金)、パリの中心地から南西部に約7kmに位置するPalais  Omnisports de Paris Bercyにて本会場練習が行われた。この会場は1992年世界体操競技選手権パリ大会や体操競技だけでなく様々な国際スポーツ大会が開催された会場である。本会場は、中央にゆかフロアがあり、本部席側からみると左側に男子の器具が右側に女子の器具が配置されている。午後の本会場練習では観客を入れ、DJが色々な解説をする中で行われた。観客はほとんどが小中学生ぐらいの年齢層であり、大きな歓声とDJに合わせた応援の練習やウェイブも行われた。
 中瀬卓也、内村航平の両選手は午後2時より3時間本会場で練習を行った。両選手はこの大会をこの大会を単なるシリーズ大会とは意識せず、1ヶ月後の全日本個人総合選手権、2ヶ月後のNHK杯を視野に入れ冬期に演技内容を組み変えた種目に重点を置きエントリーすることを目標としてきた。そして、中瀬選手はゆか、つり輪、平行棒、鉄棒の4種目に、内村選手はあん馬、つり輪、鉄棒の3種目にエントリーすることを決定した。