PCC大会レポート4
現地2月20日(土)は、試合当日である。午前10時~11時30分まで、ウォームアップ会場でストレッチなどを行い、調整を行った。
午後5時30分~6時までウォームアップを行い、6時~7時30分まで種目練習後、7時30分から競技が開始された。本大会のチーム戦は、12-6-4システムで行われた。日本チームは、ゆかスタートのローテーションだった。
結果は、全体的に選手はいい動きができ、チーム戦で優勝することができた。なお、小さなケガなどがあり、個人総合に出場する選手はいなかった。下記に種目ごとのレポートを示す。
<ゆか>
1番 武内選手は、海外試合初ながら落ち着いた演技を行い、トップバッターとしての役割を十分果たした。2番 石原選手も減点の少ない美しい演技を行い、15.00をマークし次の選手へバトンを渡した。3番 出口選手は、1コース目の後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりの着地でバランスを崩したが、2コース目以降は、着地を意識した演技ができ、高得点を出した。4番 小泉選手は、アメリカに来てフロアーのスプリングになかなか合わなかったが、無難に演技をまとめた。5番 田中(佑)選手は、本来の演技構成ができなかったが、減点の少ない美しい演技を行いチームに貢献した。6番 宗像選手は、すばらしいタンブリングを見せ会場をわかせるすばらしい演技を行った。
<あん馬>
1番 稲寺選手は、アメリカに来てもっともいい演技ができ15.00の高得点をとることができた。2番 武内選手は、演技の途中で馬体に足をぶつけたが、落下することなく最後まで演技を続けた。3番 宗像選手は、スピードのあるメリハリのあるすばらしい演技を行った。4番 田中(佑)選手は、Eスコアー9.35の美しくすばらしい演技を行った。5番 小泉選手は、演技の途中、馬体に足をぶつけバランスを崩して落下してしまった。6番 出口選手は、細かいミスはあったが、スピードのある演技を行いチームに貢献した。
<つり輪>
1番 森井選手は、つり輪が今大会の最初の演技になるが落ち着いた演技を行い、終末技の後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりを無難にこなした。2番 田中(康)選手もつり輪が今大会の最初の演技であり、海外試合初だったが、落ち着いた演技を行いチームに貢献した。3番 稲寺選手は、力技をていねいにこなし、後方かかえ込み2回宙返り2回ひねりで下りた。4番 宗像選手は、力技をしっかり止め観客にアピールした。5番 田中(佑)選手は、持ち前の美しい演技を行い、高いEスコアーで15.050の高得点をとった。6番 武内選手は、力技など中技はまずまずだったが、下り技でバランスを大きく崩し得点が伸びなかった。
<跳馬>
1番 田中(佑)選手は、着地でバランスを崩しそうだったが、粘り強く踏ん張り高得点をとった。2番 石原選手も同じく、着地でバランスを崩しそうだったが、踏ん張り高得点をとった。3番 石井選手は、アメリカに来てからいい跳躍がなかなかできなかったが、試合では、すばらしいユーリチェンコ2回ひねりを跳ぶことができた。4番 小泉選手は、無難にユーリチェンコ2回ひねり跳びを行った。5番 田中(康)選手は、ドリックスを跳んだが回転不足でしりもちをついてしまった。6番 宗像選手は、すばらしい跳躍を行い、16.100の高得点をとった。
<平行棒>
1番 石原選手は、棒下系の技で手を滑らせバランスを崩したが、停止することなく最後まで演技を続けた。2番 石井選手は、演技の途中で落下してしまったが、最後まであきらめることなく終末技まで続けた。3番 武内選手は、前二人のミスをカバーできる演技を行い、ベスト4の任を果たした。4番 小泉選手は、棒下ひねり倒立でバランスを崩し落下してしまい、得点を伸ばすことができなかった。5番 稲寺選手は小さなミスがあった、最小限のミスでおさえ、得点を伸ばした。6番 出口選手は、スピードのある演技を行い、審判に好印象を与え高いEスコアーをとることができた。
<鉄棒>
1番 田中(康)選手は、落ち着いた演技を行い最終種目のトップバッターとして、すばらしい演技を行った。2番 武内選手は、アドラー1回ひねりで戻ってしまったが、最小限のミスでおさえチームに貢献した。3番 石原選手は、エンドーひねりが分割され(B+B)当初予定していたDスコアーをとることができなかった。4番 小泉選手は、本来の力を発揮することができ15.60の高得点をとることができた。5番 田中(佑)選手はコールマンで近づき、スムーズに次の技を行うことができなかったが、残りの技を無難にこなし高得点につなげた。6番 森井選手は、下り技まですばらしい流れで演技を行っていたが、終末技の着地で大きくバランスを崩してしまった。
今大会に出場したU-21のほとんどの選手が、初の海外遠征か久しぶりの遠征だったが、現段階の選手の力を発揮できた。この経験をいかして、U-21強化選手の今後の活躍を期待したい。
入場前
表彰
結果