男子ジュニア国内強化合宿レポート

報告者:

期 日 平成21年11月7日(土)~11(水) 4泊5日
会 場 味の素ナショナルトレーニングセンター
宿 泊 アスリート・ヴィレッジ
参加者 指導者(強化スタッフおよび所属コーチ)
選 手(平成22年度ジュニア強化選手の小中高生)
■合宿の目的
・海外試合、全日本選手権に向けた強化練習
・基本技術の強化、姿勢づくり、筋力トレーニング
・Eスコアーの向上、苦手種目の強化(特に、跳馬、あん馬、つり輪)
・選手・指導者間のコミュニケーション、情報交換および基本技術等の伝達
■1日目(身体測定、フリー練習)
 開講式では、強化選手としての自覚、礼儀・マナー、合宿の目的、強化方針等についての話を行った。例年どおりの身体計測をJISSで行い、残りの時間をフリー練習とした。
■2日目~4日目(3部練習)
 朝練習では、準備体操、脚力トレーニング、着地練習、体幹トレーニング、つり輪・平行棒の倒立などを行った。午前練習では、基本練習を各種目30分程度で行った。特に、跳馬の踏み切り~入り、平行棒の支持振動系、あん馬の旋回、つり輪の振動倒立には重点的に強化した。本練習では、時間内のフリー練習とした。選手は、各自の課題を意欲的に行っていた。また、全日本選手権に出場する選手は、午前練習に続行練習を行った。
■最終日(2部練習)
 朝練習は、1時間程度のトレーニングを行った。午前練習では、高校生を中心にタンブリングトランポリンを練習し、残りの時間はフリー練習とした。
■総評
 インフルエンザが流行しているなかでの合宿であったが、けが人や体調不良者もなく無事に終了する事ができた。NTCのすばらしい施設に、小学生から高校生までの優秀な選手が集まり、5日間の合宿が出来たことは、選手・指導者にとって大変有意義な時間であった。特に、強化に関する情報交換や指導方法、選手への技術アドバイスなど、所属の枠を超えての選手強化が、積極的に行えた事が大きな収穫であったと考える。また、合宿で行った基本練習等を各所属で継続的に練習し、有意義な冬季練習になることを期待したい。
 最後に本合宿の開催にあたり、日本体操協会をはじめ関係各位に心より感謝を申し上げ、報告とさせていただきます。