国際ジュニア個人総合

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 9月22日、横浜文化体育館にて、国際ジュニア体操競技大会・男女個人総合が開催され、男子は日本の吉岡知紘(よしおかちひろ)選手が、女子はヴィクトリア・コモヴァ選手(ロシア)が優勝した。
<男子>
 吉岡選手は全体的に引き締まった演技を最後まで披露し、2位の
横山聖(よこやましょう)選手に1.9の差をつけての優勝。とくに要所で止めた着地が印象的だった。
 その他、ダヴィッド・ベルヤフスキー選手(ロシア)は4位とメダルに届かなかったが、ゆかの最後の3回ひねりの着地を決め、あん馬もメリーゴーランドやフロップ、コンバインを成功させるなど、将来性を感じさせる演技を披露した。
■吉岡選手のコメント
 自分の演技ができてよかったです。とくに、今大会で狙っていた着地を多く決められたので満足しています。ロシアの選手やアメリカの選手のパワーには勢いと凄さを感じましたが、これからも負けないよう頑張りたいと思います。
<女子>
 コモヴァ選手は最初の平均台で後ろとびひねり前宙やバク転連続から後方2回宙返り下りをまとめるなど無難なスタート。ゆかでは後方宙1回半ひねりからロンダートバク転後ろとびひねり前方2回宙、跳馬ではユルチェンコ2回ひねりをまとめる。最後の段違い平行棒では閉脚シュタルダーひねりから伸身イエガー、閉脚シュタルダー~閉脚シュタルダー1回ひねり~トカチェフ~パクの連続を決めるなど、他を圧倒する難度と完成度で2位の笹田夏実選手に3.7の差をつけて優勝した。
 笹田選手は跳馬のユルチェンコ2回ひねりをまとめるがライン減点あり。段違い平行棒も途中停滞しそうになる場面もあった。そして平均台では入り技のロンダート後方伸身宙1回ひねりあがりを成功させたが途中の後転とび後方開脚伸身宙返りで落下するなど、実施面では課題を残したが、アメリカの2選手の追い上げを振り切り2位となった。
■コモヴァ選手のコメント
 とってもいい雰囲気の中で演技できてよかったです。今日は特にゆかの演技がすごくうまくいきました。明日も自分の最高の演技を見せられるよう頑張ります。
開会式の模様