第67回全日本体操競技団体選手権大会 男子予選第1班
第67回全日本体操団体選手権男子予選
競技形式:6-5-4、補欠2名を加えた8名の中からエントリーされた6選手が演技を行う。決勝においては6-3-3、予選とは異なる選手のエントリーも可。
○第1ローテーション
コナミ:鉄棒 60.250
1番手沖口が手堅くまとめると、2番手山室はカッシーナ、コールマンを極め、着地も止める、さらに3番手内村もカッシーナは抜いたがアドラーひねり~コールマンを成功、良い実施で演技をまとめる。4番手植松もコバチ~コールマン成功、途中少し肘をまげて調整する場面も見られたが、着地を止める。5番手今井もアドラーひねりで肘をまげて調整する場面はあったが大きなミス無く演技をまとめる。
全員大きなミス無く演技を行い、さい先の良いスタートを切る。
日本体育大学:平行棒 59.650
3番手神本がホンマの後の倒立で少し肘をまげて調整、その他の選手は素晴らしい実施で演技をまとめる。
朝日生命:ゆか 57.350
トップバッターの佐藤が最後の後方宙返り2回半ひねりで大きくくずれるが、続く4選手は大きなミス無く演技をまとめる。
筑波大学:あん馬 54.150
4番手佐野、5番手星野が大きなミス、チームとして得点を伸ばせず。
早稲田大学:つり輪 54.700
3番手小倉が新月面の着地で大きくくずれ手を着く、他の4選手はうまくまとめる。
清風高等学校:跳馬 56.800
2番手、3番手が得点を伸ばせず。
○第2ローテーション
コナミ:ゆか 60.000 120.250
3番手に登場した内村は大幅にDスコアを押さえた演技構成だったが、4番手まで全員大きなミス無く演技をまとめる。最終演技者今井は演技をせず0.000
日本体育大学:鉄棒 57.100 116.750
1番手横山:アドラー1回ひねりで戻る、さらに伸身新月面の着地は後ろに大きく3~4歩動く
3番手岡:アドラー1回ひねりで戻る、さらにコールマンで落下
さらに4番手武田も落下こそなかったがコールマンで近づき演技のリズムがくずれる
2番手神本、5番手瀬島は大きなミス無く演技をまとめたが、複数のミスが重なりチーム得点を伸ばせず
朝日生命:あん馬 55.450 112.800
1番手山崎が得点を伸ばせなかったが、続く4選手が大きなミス無く演技をまとめる。
筑波大学:つり輪 54.800 108.950
目立った大きなミスは無かったがチーム得点を伸ばせず
早稲田大学:跳馬 58.600 113.300
5番手小倉がロペスを素晴らしい実施できめるなど、大きなミス無く演技をまとめる
清風高等学校:平行棒 55.950 112.750
全員大きなミス無く演技をまとめる。
○第3ローテーション
コナミ:あん馬 58.200 178.450
1番手白井が終末技で若干動きが詰まったが落ち着いて演技をまとめると、続く沖口、山室、内村、今井と順調に演技をこなす。
日本体育大学:ゆか 59.500 176.250
1番手池尻が素晴らしい実施で演技をまとめると、岡、瀬島にラインオーバーはあったが4番手武田まで大きなミス無く演技をまとめ、神本は演技をせず。
朝日生命:つり輪 57.900 170.700
全員大きなミス無く演技をまとめる、5番手岡村は力強い実施で着地も止め15.250を獲得。
筑波大学:跳馬 57.300 166.250
早稲田大学:平行棒 55.100 168.400
大きなミスは無かったが、中欠点レベルのミスが重なりチーム得点を伸ばせず。
清風高等学校 55.600 168.350
5番手北村がカッシーナを見事に成功させるなどしたが、全体的なDスコアが低くチーム得点を伸ばせず。
○第4ローテーション
コナミ:つり輪 58.250 236.700
4番手山室が15.400の高得点を獲得するなど、1番手植松から4番手山室まで大きなミス無く演技をまとめ、5番手沖口は演技せず。
日本体育大学:あん馬 55.400 231.650
1番手横山が素晴らしい実施で次に引き継ぐが、2番手武田が開脚シバドで落下、3番手岡は終末技で少しバランスをくずすが無難にまとめる。4番手池尻は交差倒立で歩いてしまい、終末技がC難度。5番手神本は演技せず。
朝日生命:跳馬 56.000 226.700
2番手山本の着地が少し前に詰まったり、3番手塚原にラインオーバーがあるなどしたが、全員大きなミス無く演技をまとめる。
筑波大学:平行棒 57.450 223.700
全員大きなミス無く演技をまとめる。
早稲田大学:鉄棒 56.300 226.150
5番手綿崎が伸身トカチェフで落下するが、他の4選手は大きなミス無く演技をまとめる。
清風高等学校:ゆか 57.350 225.700
全員大きなミス無く演技をまとめる。ひねりのうまさ、演技の丁寧さが好印象だった。
○第5ローテーション
コナミ:跳馬 58.650 295.350
4番手沖口がロペスで転倒したが1番手白井、2番手山室がドリッグス、3番手内村がシューフェルトを良い実施でまとめる。5番手植松はアカピアンを大きなミス無くまとめる。
日本体育大学:つり輪 58.550 290.200
3番手神本がほんてん倒立で反るなど細かなミスはあったが、全員大きなミス無く演技をまとめる。
朝日生命:平行棒 58.450 285.150
3番手塚原が着地を見事に止めるなど、大きなミス無く演技をまとめる。
筑波大学:鉄棒 55.950 279.650
若干のミスは見られたが、ベスト4としての得点はキープ。
早稲田大学:ゆか 58.000 284.150
大きなミス無く演技をまとめる。
清風高等学校:あん馬 51.650 277.350
1番手松見、4番手北村、5番手千葉の3選手が落下、旋回の質の高い選手がそろっているが得点を伸ばせず。
○第6ローテーション
コナミ:平行棒 58.250 353.600
この種目の世界チャンピオン内村は3番手に登場、5番手今井が棒下宙返りひねりで落下するミスを犯したが、他の4選手はきっちり演技をまとめる。
日本体育大学:跳馬 57.400 347.600
2番手池尻がドリッグスでしりもちをついてしまうが、3番手岡がロペスを成功、ベスト4はキープ。
朝日生命:鉄棒 59.650 342.100
3番手山本がモズニクで落下するが、4番手山崎がカッシーナを成功させるなど、他の4選手が大きなミスを出さずベスト4はキープ。
筑波大学:ゆか 57.050 336.700
大きなミスは少なかったが、チーム得点はさほど伸ばせず。
早稲田大学:あん馬 52.650 336.800
前半2選手は大きなミス無く演技を行ったが、3番手から落下が続きチーム得点を大きく落とす。5種目終了時までわずかだった朝日生命との差が大きく開く。
清風高等学校:つり輪 55.900 333.250
大きな失敗は無かったが、Dスコアの高い選手が少なくチーム得点を伸ばせず。
やはり優勝候補筆頭のコナミが2位日本体育大学に6点の差をつけて暫定1位。
総務委員会広報 湯浅和宗