2013年度男子ジュニアナショナル・オーディション合宿報告
1 日時 平成25年9月6日(金)~9月8日(日)(2泊3日)
2 会場 練習:味の素ナショナルトレーニングセンター/宿泊:アスリートヴィレッジ、JISS
3 参加者 指導者30名(強化スタッフ、所属コーチ)
選手62名(強化選手16、強化候補選手18、オーディション選手28)
審判 7名(日本体操強化審判部)
4 日程
9/7(金) 開講式、オーディション、フリー練習(強化選手)
/8(土) AM:W-UP、トレーニング、基本練習 PM:種目練習(内容フリー)
/9(日) W-UP、トレーニング、基本練習、フリー練習、閉講式
5 事業報告
オーディションは、学年ごとに6グループに分かれ競技会形式で行った。採点は各種目3名(審判部1名、強化部2名)で行った。競技会同様の評価を行う審判部の採点と、基本姿勢、発展性や将来性を考慮した強化部の採点の合計点数により、各選手の評価を行った。昨年より従来の「選考テスト」から「オーディション」に名称、演技内容を改め第2回目となったが、昨年同様に多くの選手に参加して頂くことができた。また、競技会同様に緊張感のある雰囲気のなかで、各選手とも精一杯演技をアピールしていた。結果としては、選考基準に基づき各学年の上位者より12名のジュニアナショナル選手の選考を行った。今後は、既に競技会成績で選考されている選手を含め、今年度のジュニア強化の各事業を行い、男子体操界の競技力向上を目指していきたい。
強化練習においては、今年度のスタートとなる合宿であり、3日間の短い日程であった。初めて強化選手に選ばれた選手も多かったが、昨年まで継続してきた練習の流れや、トレーニング、基本練習などがスムーズに行うことができた。また、普段の競技会とは違い、他所属の選手間、コーチ間での情報交換、技術指導などのコミュニケーションが積極的に行われていた雰囲気は、
ジュニア強化合宿の重要な目的であり、本合宿の成果であると考えている。今回は、白井健三選手も強化練習に参加して世界選手権に向けた調整を行った。大会器具であるヤンセンのゆかフロアーで続行練習に毎日取り組んでいる姿勢は、同世代のジュニア選手にとって良い刺激になったのと同時に、“次は自分だ”という気持が芽生えたのではないかと考えている。
最後に、平日の忙しい時間より協力して頂いた日本体操協会審判部、研究部の先生方、マルチサポートの小林トレーナーをはじめ、多くの関係者の皆様に見守られながら本事業が無事に行えた事に感謝を申し上げます。2016リオ五輪、2020東京五輪での金メダル獲得を目指し、チームジャパンとして一丸となって選手強化をしていきたいと考えている。
平成25年9月10日
日本体操協会男子ジュニア強化部