第52回世界体操,選手コメント集

報告者:日本体操協会

■10月8日 種目別後半種目決勝後
芦川うらら
最初のあがりからジャンプが繋げられず、悔しい。緊張して自分の演技ができないことのないよう、決勝の舞台に立てる幸せを感じながら演技することを意識して臨みました。。メダルを逃してしまったことも悔しいので、他の種目も強化して、来年のパリでは団体での貢献と平均台のメダルを目指していきたい。

萱和磨
今大会通じてすべての演技で14点台を一度も落とすことなく終えられたのは、非常に良かった。着地を含めた美しさと失敗をしないこと。ミスをしても最小限にとどめていくこと。団体でも個人としてもパリに向けて収穫の多い世界選手権だった。

千葉健太
予選は3位(鉄棒)で通過しましたが、団体の決勝も含め、大舞台で力を出し切るむずかしさを感じました。鉄棒はDスコアが高くないので、美しい体操でEスコアを残すことを心掛けましたが、悔しいです。大舞台でもしっかり決めてくる大輝(橋本選手)は率直にすごいと思いました。来年の選考会ではしっかり自分の演技をして、代表に帰ってきたいと思います。

杉本海誉斗
自分の納得いく演技ができたのはよかったが、金メダルを目指していたので、銅で悔しい部分もあります。それでも大舞台でしっかり自分の演技ができたことは来年につながる経験になりました。直前で三輪選手と交代することになりましたが、二人で世界体操の舞台に立つ思いで、演技しました。今後はEスコアを落とさずに、Dスコアを挙げていくこと、他の種目での貢献度も高めていくことで、来年のパリにつなげていきたいと思います。

橋本大輝
世界選手権での種目別の金メダルは初めてなのでうれしいです。攻めの演技構成で最終日にいい演技で締めくくることができてうれしかった。(世界王者としてパリを迎えることになるが)プライドと誇りをしっかり持って臨みたいが、残り1年もないので、自分が納得する演技ができるようにしっかり練習から突き詰めていきたい。

■10月7日 種目別前半種目決勝後
男子 ゆか
橋本大輝 7位
今日は思い切っていくだけだと思ってたので、それができてよかったです。(南選手が試技順1番で)すごくいい演技をしてて、いい影響を与えてくれた。明日の鉄棒で最後なので、思い切って悔いのない演技ができるように頑張りたいと思います。

南一輝 2位
やるべきことはやり切ったが、銀メダルだったので悔しい部分もありつつ、銀メダルを取れたことはうれしいです。最後の着地が止められなかったのが、メダルの色を左右したと思います。自身初の世界選手権の団体戦では金メダルを獲得できて良かったのですが、やっぱり自分は種目別金メダルを狙っていたので、正直悔しいなっていうのは大きいですね。演技自体は悪くないので、あとはしっかり着地を止めて、パリでは金メダルを目指したい。

女子 跳馬
宮田笙子 6位
2本とも余裕を持った着地ができていい演技だったと思います。今シーズン通じて失敗から立て直す強さを身に着け、成長できたと思う。今まで通り、Eスコアの0.1を大事にして、来年もしっかり代表に入っていけるようにしたい。(今後に向けて)現状の構成はDスコアを戻し切れていない状態なので、まずはそれを戻すこと。段違い平行棒では新しい技にもチャレンジして、Dスコアを挙げて、日本でトップに立てるように強化していきたいです。パリでは団体のメダルに挑戦していきたい。簡単にできることではないが、強く意識しながら練習に取り組んでいきたい。日本のエースとしてみんなを引っ張っていける強さを身に着けたいと思います。

男子 あん馬
千葉健太 6位
金メダル取れなくて悔しいですが、しっかり攻めた演技ができたと思います。世界と戦ってみて、Eスコアを大切にすることも大事だし、Dスコアも上げていかないといけないと感じた。2種目で決勝に残れて、自分の体操が評価されていて、凄くうれしいです。鉄棒は今の演技をしっかりやってきれいな体操を見せたいと思います。

■10月6日 女子個人総合決勝後
岸里奈
最初のゆかで2回くらい跳ねてしまったが、そのあと気持ちを引きずることなく、切り替えて試合ができたのが良かった。今日の試合は楽しむことが目標だったので結果も大事ですけど、この会場で雰囲気で演技ができることの嬉しさを表現しようと思って、それができたと思います。パリに向けて新しい技とかにも取り組んでいきたい。世界選手権でいろんな選手をまじかで見て、試したい、挑戦したい技が増えました。

畠田千愛
初の世界選手権で個人総合の決勝に出れたことはすごくいい経験になった。会場の盛り上がりや、空気感で惑わされることなく、自分のことにしっかり集中して雰囲気に飲まれずに試合できたのは大きな収穫だった。(個人総合決勝が今大会)3試合目ということもあり、落ち着いた部分もあったが、その中でもいい緊張感でいい試合ができたと思う。実際に演技を生で見たことのある選手はたくさんいたが、その選手たちと一緒の舞台で戦えたことで、自分の足りない部分が具体的に見えてきたので、この経験をつなげていきたい。

■10月5日 男子個人総合決勝後
橋本大輝
ゆかの着地で大きくミスが出てしまったが、そのあとの5種目では切り替えていい演技ができた。今日はまわりの演技・点数などは一切見ず、シャットアウトして自分のことに集中して取り組めたのが、良かった。跳馬の着地は狙っていって、止められたことで流れを持ってこれたと思う。種目別も集中していい演技。強い演技ができるようにしたい。

千葉健太
(メダルを逃したが)少し残念な部分もあるが、今日は本当に楽しく試合ができた。初めての世界体操で、この雰囲気を経験できたことはすごくうれしい。種目別(あん馬、平行棒)も金メダルを目指して、頑張りたい。

■10月4日 女子団体決勝後
宮田笙子
試合冒頭(ゆか)では自分のミスがあったんですけど、仲間がすごく励ましてくれて、他三種目はなんとか乗り切れました。去年は何も考えずに挑んだ初出場の世界選手権ですが、今年はパリ出場の権利やエースという立場などを感じながらの難しい試合でした。種目別の跳馬で残っているので、あとは思い切りやるだけです。いつも大事にしている着地を意識して止めたいです。

深沢こころ
前半ミスは出たんですけど、最後までみんな諦めることなく粘り強く、明るくやりきれたのはよかったと思います.段違い平行棒は予選では普段ミスの出ないところで出てしまったが、普段の練習を意識して、粘りながら最後まで演技で来た。ただEスコアがなかなか上げられなかったので、通すことだけを意識してもEスコアが残せるような練習を普段から積んでいくようにしたい。

畠田千愛
跳馬でしたことのないようなミスがあった。(出場全種目で)トップバッターを任されたプレッシャーもあったが、予選に比べて少し気持ちがついてきていなかった。それでもその後の段違い平行棒を切り替えてできたことは、自分でも成長した部分だと思う。(初めての世界選手権で)海外の選手を見ていて、大事な時に完璧にこなす姿(勝負強さ)を目の当たりにした。そういう場面で完璧にこなせるような選手になりたい。
(姉、瞳コーチからは)予選はパリの権利の獲得、決勝への重圧があったが、個人総合決勝はもう、思い切って楽しんで来なさいと言われました。

芦川うらら
(試合全体の印象で)前半苦しい流れが続いてたけど、段違い平行棒からいい演技でみんな繋いでくれて、最終種目最終演技者でも、思い切りやるだけと気持ちが入りました。今日はDスコアの取りこぼしもあり、演技としては悔しい部分もある。種目別の決勝では自分のベストの演技を披露したい。

岸里奈
いろんな人に支えられて出れた舞台だったので、みんなに感謝してる。(演出の多い海外の試合に出てみて)緊張や圧倒はあったが、会場がどこであれ、自分のやることは一緒。それを肌で感じられたのは大きな収穫だった。

■10月3日 男子団体決勝後
萱和磨
出場しすべてでトップバッターを任されて、絶対に着地を止めてつなぐ次につなぐ思いで、無事に達成できたのが良かったです。チーム全員そして自分自身も一番望み、目標とした金メダルだったので、本当にうれしいです。今大会で勝ち方を経験したことは、来年のパリに必ずつながると思います。

千葉健太
本当にうれしいです。最初から最後までみんなに助けられて本当にありがとうっていう感じでした。今までやってきたことがすべて報われたような気持ちです。

杉本海誉斗
もう本当に今まで味わったことのないぐらいの緊張があったんですけど、その中でも着地を決めてチームに勢いをつけて、18演技全員で繋ぐっていうことを意識して、結果が金メダルっていうのになって本当に最高です。体操やってて良かったなと思います。

橋本大輝
本当に今日は着地を決めてチームに勢いをつけるっていうことを目標にしてきたので、任された場面をやり切れた。本当に今はみんなで決めるということができて最高です。

南一輝
ゆかで思うような貢献ができなかったんですけど、跳馬で着地を決めてそこからいい流れをつくり、優勝に貢献できて最高にうれしいです。(21年の世界体操で銀メダルを取ったが)団体戦でみんなで18演技つないで獲得した金メダルには重みがあります。

■10月2日 女子予選後

深沢 こころ
パリへの切符がとれたことは、率直にうれしいです。チームの雰囲気がすごく明るく元気で、ミスが出たとしてもしっかり励まし合って、粘り強く最後までやり切れたことが、この結果につながったと思う。団体決勝では最後まであきらめずにしっかり演技していきたい。

芦川 うらら
2年ぶりの世界体操、団体出場が初めてで緊張した部分もあったが、無事にパリの権利を獲得することができて、本当にほっとしています。みんながつないだおかげで、団体決勝へも行けるので、自分たちができる最高の演技をして、目標としているメダルを獲得できるように頑張りたいと思います。

岸 里奈
(初の世界体操で)緊張はもちろんあったんですけど、それを仲間たちがリラックスさせてくれて、最後のゆかはすごく楽しく演技できました。今日の予選で出たミスを決勝で活かせるように、 ひとつずつ落ち着いていい演技をして、目標のメダル目指して頑張りたいと思います。

宮田 笙子
後半は少しミスが出てしまったんですけど、その分周りがカバーしてくれたおかげで取れた五輪の切符と決勝進出だと思います。前半種目ではチームを引っ張ることができたし、ミスが出た中でも粘り強く 0.1 を大事にする演技はできたので、決勝は怯えずに大きく演技して何よりも決勝の舞台を楽しみ、より順位上を目指して、ビシっと決めたいと思います。

畠田 千愛
自分自身、初の世界体操なので不安があったり、トップバッターとして流れを作らなきゃいけないというプレッシャーもあったが、まわりがいつもの練習の時と同じような応援をくれてリラックスして演技ができた。少し反省点はありますが、まずは五輪の権利を取れてすごく良かったです。

■9月30日 男子予選後
萱和磨
ミスなく6種目しっかりまとめていい演技もできたので、この流れを団体決勝でも出せるようにしたいと思います。

橋本大輝
自分だけではなく、みんなで6種目いい演技ができて、いいスタートが切れたと思います。(開催国のベルギーと同組出回って)歓声も聞こえてきたんですけど、もともと想定して準備してきていて、会場にのまれず、逆にノリながらみんな自分の演技に集中できてたのが良かったです。しっかり疲れをとって、団体決勝に向けて調整していきたいと思います。

南一輝
跳馬のロペスの着地が不安定であまり貢献できなかったので、団体決勝では着地をしっかり止めたい。ゆかもまだ上げられるので、決勝では2種目でしっかり貢献していきたいと思います。

千葉健太
最初のつり輪でミスが出てしまった。少し緊張もあったが、取りこぼしてはいけない種目なので、決勝までしっかりやりたい。

杉本海誉斗
最初のつり輪で貢献しないといけないところ、緊張で余計な力が入り、最後まで持たなかったので、決勝ではそこをしっかり合わせていきたい。平行棒は、Eスコアで9点以上狙っていける手ごたえを感じたので、しっかりチームに貢献していきたい。

■9月29日 女子ポディウム練習後
宮田笙子
世界選手権に戻ってきて、ワクワクしている気持ちと、緊張の両方を感じています。パリの出場権がかかった試合になるので、あと2日の練習で調整して、まずは予選に全てをかけたいと思います。

畠田千愛
ポディウム練習に合わせて調整して、今日4種目確認できたので、あと2日の練習しっかりあわせて挑みたいと思います。

深沢こころ
コンディションはだんだん上がってきています。器具への細かいあわせなど確認しながら、予選でベストパフォーマンスが出せるようにやっていきたいと思います。

岸里奈
跳馬で少しひやっとしたんですが4種目目のゆかまでできたので、試合までに調整して、最高のパフォーマンスができるようにしたいです。

芦川うらら
2年ぶりの代表で世界選手権のポディウム練習は、少し緊張したんですけど、そのなかで会場の雰囲気も楽しんで自分の演技も出せました。チーム力も団結してきているので、しっかりみんなで盛り上げて試合を楽しんで行きたいとも思います。

■9月27日 男子ポディウム練習終了後
萱和磨選手
短いローテーションの練習でしたが、選手みんな良い準備ができました。最大の目標は、団体金メダル!そのためにまずは予選に集中して臨みたいと思います。個人では、個人総合、あん馬の種目別と、金メダルを目指して戦います。