第６５回全日本体操団体・種目別決勝男子種目別コメント

内村航平（ＫＯＮＡＭＩ）
今日は３種目出場したのですが、すべてのＤスコアを上げて最後まできちんとできました。あん馬と鉄棒は落ち着いた演技ができたのですが、ゆかは少しあわただしい演技になってしまったと思います。
原因としてはＤスコアを上げたために着地まで意識できていなかったので、自分自身でやりきった感がなったかなと思います。
ゆかでＤスコアを上げた演技構成では、練習で２回通して通ったのは１回だけでした。そういう状況で臨んだのでちゃんと通るかどうかはかけのような感じでした。でもひとつひとつの技は余裕でできているので、落ち着いてやれば大丈夫と自分に言い聞かせて演技しました。
鉄棒もこの演技構成で通したのは２回くらいで不安はありました。（田中）佑典がＤスコアを上げた演技で成功したのを見て、自分もやってやろうという気持ちがわき上がってきました。彼が成功していなかったら、僕も通っていなかったかもしれないと思います。
世界選手権から着地を止めてきてましたが、最後の車輪で止まるか止まらないかがわかるんですけど、今日は止まると確信していました。
白井健三君については、学生時代からひねり系が上手な子だということを知っていたので、彼の演技を見て自分も火をつけられてやってやろうという気持ちになりました。
来年のオリンピックまでには、今のルールにおける限界に挑戦したいです。