第47回世界体操レポート/女子平均台決勝

報告者:

SCHAEFER Pauline (GER)
交差とび上がり~シソンヌ~足保持1回ターン、後転とび~後方開脚伸身宙、交差輪とび、2回ターン、側宙1/2ひねり!!、前方開脚伸身宙~前後開脚ジャンプ~ヤンボージャンプ、側宙1/4ひねり、アウエルバッハ伸身下り。非常に特徴的な構成であったが、僅かなふらつきが複数あり。しかし、Eスコアは8.033が出て13.533をマーク。
EREMINA Elena (RUS)
交差とび上がり、足保持ターン、後転とび~後方開脚伸身宙連続、前方開脚伸身宙(ふらつきあり)、大ジャンプ~側宙1/4ひねり、交差とび~シソンヌ、ロンダード~後方3回ひねり。着地で大きく右に動いてマットから出てしまう。12.966
BLACK Elsabeth (CAN)
交差とび上がり~交差とび~交差とび1/2ひねり(大きくバランスを崩す)、2回ターン~フルターン、屈身前宙、後転とび~テンポ宙、かかえ込み前宙(落下)、ロンダード~後方屈身2回宙下り。個人総合でもバランスを崩した箇所で落下。他は果敢に攻めた構成にしたが残念であった。12.400
村上茉愛
交差とび上がり、屈身前宙、交差輪とび、側宙1/4ひねり、2回ターン(わずかにふらつく)、前方開脚伸身宙、開脚ジャンプ~前後開脚ジャンプ、ロンダード~後方屈身2回宙。後ろに一歩。非常に集中して、個人総合で落下した2回ターンもしっかりと決めた。13.066
寺本明日香
2回ターン(大きくバランスを崩して台を持ってしまう)、後転とび連続~後方開脚伸身宙、大ジャンプ~シソンヌ~側宙、交差とび1/2ひねり、オノディ(ふらつく)、前方開脚伸身宙、側宙1/4ひねり(わずかにぶれる)、ロンダード~後方3回ひねり。最初に2回ターンで乱れたが、その後は気落ちせずにしっかりと立て直した。12.966
HURD Morgan (USA)
スタンディングかかえ込み後方宙1回ひねり、側宙1/4ひねり(大きくふらつく)、交差とび~大ジャンプ、後転とび~後方開脚伸身宙、前方開脚伸身宙、前後開脚ジャンプ~左右開脚ジャンプ、かかえ込み前宙、フルターン、交差輪とび、(ここで10秒前のブザー)、やや動揺した状態になり、ロンダード~かかえ込み月面。不安定な実施となり、慎重になりすぎてタイム減点0.1があったものの、Dスコア5.7で13.400とした。
LIU Tingting (CHN)
ロンダード開脚、前転とび~前方かかえ込み宙、交差とび、輪とび~コルブト、(振付部分の1/2ターンでふらつく)、フルターン、大ジャンプ~前方開脚伸身宙、前後開脚ジャンプ~ウルフとび、前方開脚伸身宙、ヤンボージャンプ~後転とび、交差輪とび、(ここでタイムオーバーのブザー)ロンダード~後方3回ひねり。かなり慎重になったのか、HURDと同じくタイムオーバーとなってしまった。12.766
ALT Tabea (GER)
ロンダード~後方伸身宙上がり、側宙1/4ひねり~後方開脚伸身宙、フルターン(ふらつく)、交差とび~交差とび1/2ひねり(大きくふらつき横を向く)、前方開脚伸身宙~左右開脚ジャンプ、交差輪とび、大ジャンプ~側宙、ロンダード~後方かかえ込み2回宙下り。着地は後ろに一歩。1か所ミスが出て全体的には堅い動きになっり、予選よりもDスコアを0.2下げて13.300をマーク。何とか3位に食い込んだ。
ドイツのSCHAEFERが最初の演技者で唯一のEスコア8点台をマークし、そのままトップをキープして優勝。HURDはタイムオーバーがあるなど不安定な演技ではあったが2位に入った。そして、ALTが予選トップの底力を見せて3位に入り、ドイツが2つのメダルを獲得する結果となった。日本勢は村上が個人総合に続き4位となってしまったが、次のゆかに期待したい。寺本はタイブレークで5位のEREMINAと同点ながら6位となってしまい、念願のメダル獲得ならず。しかし、種目別決勝に2名の選手が残るというのは日本としても十分に実力を証明できたことといえよう。
結果
1位 SCHAEFER Pauline GER 13.533
2位 HURD Morgan USA 13.400
3位 ALT Tabea GER 13.300
4位 MURAKAMI Mai JPN 13.066
5位 EREMINA Elena RUS 12.966
6位 TERAMOTO Asuka JPN 12.966
7位 LIU Tingting CHN 12.766
8位 BLACK Elsabeth CAN 12.400