第70回全日本体操種目別選手権・女子ゆか決勝

花島なつみ
4回ターン！かかえ込みダブルで大きく後ろへはねてしまい、ラインオーバー、2回半ひねり＋伸身前宙1回ひねりは素晴らしい実施。足持ちターン、最後の屈身ダブルは着地ピタリ。演技中の笑顔がとても印象的な振り付け。
井上和佳奈
2回半＋前宙1回ひねりでラインオーバーギリギリの着地になるがこらえる。屈身ダブルや最後の3回ひねりの脚力は変わらずの井上選手。振り付けも非常に大人っぽく、井上選手、少し印象がジュニアの頃と変わった。
中路紫帆
派手なアクロバットこそないが、長い手足を生かした非常に個性溢れる曲と振り付け。なんとも言えない表情を作り、会場の観客も息をのむような雰囲気を作りだす。アクロバットやダンス系の要素もセンス良くこなす魅力的な選手。
笹田夏実
メメルターンはひねり不足か。ムーンサルト、かかえ込みダブル、屈身ダブル等、アクロバットはもちろん、ダンス系のジャンプを非常に丁寧にこなしている印象。しっかりとEスコアをもぎ取りにきていると感じさせる演技。
佐藤亜希穂
テンポ＋かかえ込みダブル、1回半ひねり＋前方1回ひねりなどのこなし方はさすが佐藤選手。ダンス系の捌き方も、そのセンスの良さが際立つ。ただ、4回ターンは途中でバランスを崩し、おそらく3回での承認。日体大応援席も「イケイケ」ムードで盛り上がる。
杉原愛子
ロンダート～1回半ひねり～ロンダートバク転～3回ひねりで間接の組み合わせ加点をとる。1回半ひねり＋前方1回ひねり、今日は足持ち2回ターン（メメル）に。杉原選手らしく最後のダブルの着地まで丁寧に正確に、笑顔で元気よく通し切る。Dスコア6.0!
宮川紗江
伸身ムーンサルト少しつまり前へ大きく1歩、何かおかしいな？と思っていると、次の前方1回ひねり＋前宙ダブルでしりもち。シリバスも頭が低くなんとか立った！というような着地、最後は伸身ダブルではなくかかえ込みで非常に疲れた表情で演技を終える。
村上茉愛
豪快なシリバスで始まり、チュソビチナ！！！、3回ターン、完璧な2回半ひねり＋伸身前宙1回ひねり、座の2回ターンも今日はしっかり決め、屈身ダブルも素晴らし実施。すごい！世界で通用する構成。D6.5 E8.6！世界でもメダル争いのできる得点！！
最終結果
村上茉愛（日本体育大学）15.100
杉原愛子（梅花高校/朝日生命）14.300
中路紫帆（戸田市スポーツセンター）13.550
笹田夏実（日本体育大学）13.350
宮川紗江（セインツ体操クラブ）13.050
佐藤亜希穂（日本体育大学）13.300
花島なつみ（フジスポーツ/東京学館）13.000
井上和佳奈（筑波大学）12.350