長崎がんばらんば国体2014 成年女子決勝レポート

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1班 香川県・大阪府・東京都・佐賀県・福井県
この班は大阪府と東京都のほぼ一騎打ち。
全日本選手権、NHK杯常連の選手がそれぞれの出身地のチームに名前を連ねました。
大阪府は大瀧千波選手(国士舘大学)が安定した演技でしっかりとチームを引っ張り、野田咲くら選手(朝日生命)、河久保絢選手(慶應義塾大学)を擁する東京都に1.35の差を付け1班終了時点でトップに立つ。
一方東京都は野田選手が段違い平行棒で線の美しい実施でE得点を9点台に乗せたり、河久保選手の気迫のこもったゆかの魅力的な演技で奮闘するが、大阪府に一歩及ばす。
そんな接戦の中、福井県は夏目侑香選手(武庫川女子大学)が芸術的な演技でチームを引っ張り、1班終了時点で3位に食い込み、8位入賞を確実にした。
2班 愛知県・宮城県・北海道・広島県・長崎県
ここで強豪愛知県の登場。
杉村美奈選手(国士舘大学)の長い手足を生かした演技、前田早知子選手(中京大学)がパワフルな演技で跳馬では2人ユルチェンコ1回半ひねりを揃え、屈伸ツカハラ跳びやユルチェンコ伸身宙返りなどが中心の他チームを引き離した。また、丸山珠代選手(武庫川女子大学)がゆか、平均台において個性あふれる芸術的な振り付けで魅了するなど、非常にバランスのとれたチーム力を見せつけていた。ちなみに愛知県成年女子の監督は世界選手権が行われた中国南寧から帰ってきたばかりの坂本周次コーチ(レジックスポーツ)。
地元長崎県からは内村航平選手の妹である内村春日選手(日本体育大学大学院)、ジュニアの頃に環太平洋選手権に出場経験のあるダンコ絵理香リン選手(大阪体育大学)を中心に今日全体的に落下の多かった平均台でベスト4をしっかりと揃え、ゆかでも着地等細かい所まで意識された演技で2種目でトップとなる得点を稼ぎ、終わってみれば1班を2位で終えた大阪府と同点で試合を終了。ゆかの最後の演技者だった内村春日選手はこの試合で選手生活を引退するということもあり、演技後にお母さんである内村周子監督と抱き合って涙する姿が非常に印象的だった。
成年女子結果(成年は予選なし 8位までが入賞)
1 愛知県 216.900
2 長崎県 212.550
2 大阪府 212.550
4 東京都 211.200
5 広島県 202.000
6 福井県 197.600
7 宮城県 191.800
8 佐賀県 190.800
9 北海道 176.500
10 香川県 170.250