第68回全日本体操種目別選手権 女子予選 ゆか

大附 遥 聖望学園体操クラブ
3回ひねりで横へ2歩、高さのあるカデット1回ひねりリープ、抱え込みダブルとこなしてきたが、最終の2回半ひねりでしりもちを付くミス。惜しい。
村上 茉愛 池谷幸雄体操倶楽部
伸身ダブルで小さく1歩、練習でも苦労していた抱え込みルドルフを抜き、2本目に屈身ダブル。着地で弾かれそうになるがなんとかこらえる。1回半＋1回ひねり（C+C）、3回ターン完璧。最後は2回半ひねりで小さくホップ。無難にまとめてくる。
内山 由綺 スマイル体操クラブ
膝のテーピングが少し痛々しいが、新しい曲、振り付けで以前とガラっとイメージを変えてきた。3回ひねりの着地で跳ねてしまうが、高さは言うことなし。2回半ひねり＋前宙（D+A）でラインオーバー、後方2回ひねり、2回ターン、最後の屈身ダブルで大きく弾かれてしまうが、なんとか転倒せずにこらえる。内山選手またすらっと身長が伸び、表現力も増した印象。
夏目 侑香 武庫川女子大学
2回半ひねりで大きく前へ1歩、抱え込みダブル、1回半＋1回ひねり、屈身ダブル。アクロバットの着地が決まりきらなかったが、芸術的な動きを見せた。
土橋 ココ レジックスポーツ
3回ひねりの着地を決める。（高い！）、抱え込みムーンサルトの着地では弾かれてしまうが、なんとかこらえる。1回半＋1回ひねりは余裕もあり、美しい伸身姿勢での実施。2回半ひねり＋抱え込み前宙でしめくくる。土橋選手、NHK杯よりも格段とキレが良く、調子良さそう。
畠田 瞳 よこはまYSMC体操クラブ
この名前を聞くと体操ファンなら「ん？」と思うだろう。
抱え込みムーンサルト、交差輪～カデット1/2ひねり、2回半ひねり＋伸身前宙（D+B）、2回ターンで少しふらつき、1回半＋1回ひねり（C+C）、最後の抱え込みダブルもしっかりと着地を決める。脚力の強い2世選手の登場。
宮内 玲奈 戸田市スポーツセンター
ゴールドのレオタードに身を包み、とても独特な雰囲気の振り付けで芸術的なダンスを見せる。抱え込みダブル、屈身ダブル、交差輪～前後リープ輪、メメル1回ターン、1回半＋1回ひねり、3回ターンはほぼ完璧、最後の2回半ひねりで小さくホップ。毎回そうだが、いつ見ても、目を引く動きを見せてくれる。
梶田 凪 山梨ジュニア体操クラブ
とてもスタイルの良い選手。あの細い身体からは信じられないような瞬発力、パワーを見せる。2回半＋抱え込み前宙、転回～伸身前宙2回ひねり、1回半＋1回ひねり、メメル2回ターンは良い実施、抱え込みダブルの着地をしっかりと決める。梶田選手、段違いもそうだったが、非常に堂々とした演技。
宮川 紗江 セインツ体操クラブ
得意のゆか。
伸身前宙＋前宙ダブルで後ろへ1歩、1回半ひねり＋前方2回ひねりでも後ろへ2歩。少し着地を狙いすぎか。2回半＋前宙でタンブリングの前と後にラインオーバー、抱え込みダブルはなんとかこらえる。宮川選手、試合になると少しムラがあるので、こういうところをどう詰められるかがユースオリンピックへの課題となりそう。
永井 美津穂 日本体育大学
いつも通り脚力の強さを見せ付けた永井選手、ムーンサルト、1回半＋1回など、着地で乱れてしまうが、抱え込みダブル等の高さは素晴らしい。
美濃部 ゆう 朝日生命
浮き足水平2回ターン＋同1回ターン、抱え込みダブル、2回ひねり等、丁寧にこなすが、1回半ひねりからの前宙が蹴りが合わず抱え込みになってしまい、着地でも滑ってしまう。代表入りするためにはきっちりと決めておきたいところであったが、精神的にもどう響くか。
湯元 ゆりか ならわ体操クラブ
こちらも独特な曲、振り付けの選手。まるでコンテンポラリーダンスを見ているような、不思議な世界へ導いてくれる印象。アクロバットの実施にまだムラがあるが、目の使い方、身体の動かし方などは光ものがある選手。
野田 咲くら 朝日生命
メメル2回ターンは1回半で少し分解してしまう。3回ひねりはひねり不足で難度承認がどうか。1回半＋1回ひねり、終末技屈身ダブルで前に転倒してしまうミス。
笹田 夏実 日本体育大学
ムーンサルト、前後開脚ジャンプ1回ひねり、1回半＋1回ひねりで2つ目の前方1回ひねりが落ちるような形になってしまう。メメル2回ターン、抱え込みダブル、交差～交差1/2ひねり、屈身ダブルの着地はピタリと止める。笹田選手、今日は少し元気がないような印象だったが、最後までなんとか演技をやりきったという感じ。
■種目別決勝進出者
1位　笹田夏実　13.300
2位　永井美津穂　13.200
2位　村上茉愛　13.200
4位　井上和佳奈　13.100
4位　宮川紗江　13.100
6位　梶田　凪　13.050
7位　土橋ココ　13.000
8位　湯元ゆりか　12.850