2013アメリカンカップ現地レポート2

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3月1日(金)練習2日目(大会前日)
選手団の紹介
団長 立花泰則(男子強化本部長)
男子コーチ小西康仁(順天堂大学)
審判 島田利夫(審判委員会副部長)
選手 石川大貴(順天堂大学)
女子コーチ 坂本周次(強化本部委託部員/レジックスポーツ)
審判 高橋洋子(審判部本部部員)
選手 寺本明日香(レジックスポーツ)
 大会会場DCUセンターは、ホテルと道を隔てた横に位置し、徒歩3分の距離にある。
 女子練習は8:00~10:00と13:00~15:00の2回。日本女子は、午前中トレーニング、午後全習練習とした。アメリカチームは、朝練習、最初の種目である跳馬からくり返し通し練習を行い、他を圧倒する。近年女子体操は規定廃止後、エレガントな体操からパワフルな体操に移行している傾向があるが、アメリカは、次々と高いDスコアを持つ力強い選手を輩出しつ続けている。
 午後の練習においてアメリカは、段違い平行棒と平均台を確認するように練習し、早々にホテルに引き揚げて行った。
 寺本とイタリアのフェラーリは、平均台から練習を始め、真剣に練習に取り組んだ。フェラーリは、私の教え子である黒田真由に帯同し、個人15位、段違い平行棒4位と活躍した2006年デンマークオーフス世界選手権の個人総合優勝者なのでよく覚えている。エンリココーチとも今回すぐに打ち解け、練習ではいろいろ助けあった。フェラーリは、現在23歳。「あの頃と身長はあまり変わらないのに体重は、9キロも増えたよ」とエンリココーチは、笑った。しかしロンドンオリンピックでは、個人総合8位、団体6位と健闘、やはりすばらしい選手である。ゆかは、最初に新月面、次に月面と、相変わらず迫力のある構成だった。全選手、明日に照準を合わせて来ていることが伺えた。
 寺本は、平均台の組み合わせ部分で苦労していた。下りは、かなり強く蹴りこまないと3回ひねりが苦しい。ゆかは、後方屈身2回宙返りが少しあっていない。疲れが出てきたのか少し重い感じがした。