ロンドン五輪レポート10女子予選5班

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 現地7月29日、女子団体予選(5班・最終班)スタート。チームとしては日本、ROUが出場。
■第1ローテ
日本段違い平行棒。
 寺本、閉脚シュタルダー1回ひねり~ギンガー、イエガー、前方2回宙、いいリズムで最初の演技者の役目を果たす。田中、シャポシニコワ~パク~シュタルダー~マロニー、イエガー、後方伸身2回宙着地を決める。鶴見、1回ひねり大逆手~片手軸1回半ひねり~トカチェフ、片手軸1回ひねり~イエガー、下移動で少し足割れ、後方伸身2回宙着地まとめる。美濃部、片手軸1回半ひねり~トカチェフ、片手軸1回ひねり~イエガー、ほん転倒立で傾きこらえる、前方2回宙着地尻もち。
ルーマニアゆか。
 CHELARU、月面~後方宙着地で動きライン減点、後方屈身2回宙着地止め切れず。PONOR、後方伸身2回宙、テンポ連続~屈身月面、後方宙3回ひねりをやるところ後方かかえ込み宙1回ひねりに、後方屈身2回宙。IZBASA、屈身月面、後方宙1回半ひねり~ロンダート~後転とび~後方宙3回ひねり~鹿とび、月面、後方宙2回半ひねり~前宙1回ひねり、いい演技。IORDACHE、新月面着地止める、月面着地止める、テンポ~後方宙3回ひねり(けりを失敗し2回半ひねりになり手で床を支える)、3回ターン、後方2回宙。
■第2ローテ
日本平均台。
 新竹、最初の演技者としていい演技。バランスを崩しそうになったところをすぐに修正し、最後、後方屈身2回宙着地わずかに動く。田中、途中バランスを崩したが持ちこたえる。美濃部、段違い平行棒の失敗を払しょくするカバー。寺本、前半の技の決めを正確に行う、後方宙3回ひねり少し横にとぶ。
ルーマニア跳馬。
 CHELARU、ユルチェンコ2回ひねり着地後ろにとぶ。PONOR、ユルチェンコ2回ひねり。IZBASA、ロンダート後転とびひねり前転とび前方伸身宙1回ひねり着地前に。2本目ユルチェンコ2回ひねり着地弾む。IORDACHE、ユルチェンコ2回ひねり着地まとめる。
■第3ローテ
日本ゆか。
 新竹、宙返り連続で少しけりがうまくいかなかったがしっかり修正。美濃部、宙返り連続の着地が低く、後ろに数歩下がるが転倒せずに持ちこたえる。寺本、リズミカルな曲にのり、軽快に演じる。最後の後方宙3回ひねりを決める。田中、後方宙1回半ひねり~前宙半ひねりになる。後半、会場からは手拍子が沸き上がり大きなミスなく最後の後方屈身2回宙をまとめる。
ルーマニア段違い平行棒。
 BULIMAR、シャポシニコワ、シュタルダー1回ひねり~トカチェフ、月面の着地でとぶ。CHELARU、ほん転1回ひねり~ギンガー、イエガー、月面の着地でとぶ。IORDACHE、フット1回ひねり~マロニー~ほん転、シュタルダー1回ひねり~トカチェフ~パク、イエガー、月面着地をまとめる。IZBASA、ほん転1回ひねり~ギンガーにいけず停滞し落下、イエガー、前方2回宙着地前にとぶ。
■第4ローテ
日本跳馬。
 新竹、ユルチェンコ1回ひねり着地まとめる。鶴見、ユルチェンコ1回ひねり着地まとめる。田中、ユルチェンコ1回半ひねり、勢いがなく転倒。寺本、ユルチェンコ2回ひねり着地とぶ。
ルーマニア平均台。
 BULIMAR、スピードある演技、バランスを崩すところもあったが、最後、後転とび連続~後方屈身2回宙着地1歩でまとめる。IZBASA、メリハリのある演技、後方宙2回半ひねり下り着地まとめる。IORDACHE、後転とび~後方宙1回ひねりを決める、片足上2回ターン、ロンダート~後転とび~後方宙3回ひねり下り着地後ろにとぶ。PONOR、交差輪とびで大きくバランスを崩すがすぐに立て直す、オノディ~後転とび~後方屈身宙返り、交差とび~コチェトコワ、後方屈身2回宙をまとめる。
1位アメリカ
2位ロシア
3位中国
4位ルーマニア
5位イギリス
6位日本
7位イタリア
8位カナダ
9位ドイツ
10位オーストラリア
11位フランス
12位ブラジル
 日本は得意とする段違い平行棒と平均台でしっかりと得点を獲得し、総合6位で団体決勝に進出を果たした。また、個人総合で寺本と田中、種目別(段違い平行棒)で鶴見が決勝進出を果たした。