第66回全日本体操・女子1日目1班
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女子の最初の班ということで、構成的には迫力に欠けるものではあったものの、平均台においては最近の上位の選手にはなかなか見られないロンダード~後方開脚宙上がり、前宙上がりなど、入り技から果敢に攻めてくる選手が数名おり、より高いDスコア獲得に向けての構成も見られた。
残念ながら、段違い平行棒において、かなりの選手が倒立にはまり切らない実施を見せてしまい、弱さを見せてしまった。また、停滞などのミスもあり、得点を伸ばせない選手が目立った。
この班でトップに立ったのはゆかの11.950を除き、他の3種目で唯一12点をキープした田中千尋選手(慶應義塾大学)。安定した演技が光った。2位には平松未来選手(日本女子体育大学)が続き、3位にはチームメイトの大声援を受けていた古賀ほのか選手(岸根高校)が入った。この古賀選手はゆかで体線を生かした美しい振付を見せて、ゆかでトップの13.200をマークした。