2011世界体操選手権男子子団体決勝第6ローテーション
鉄棒
OROZCO, John (USA)
リューキン、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、アドラーひねり~伸身トカチェフ、伸身月面の着地止める
HORTON, Jonathan (USA)
伸身コールマン、伸身コバチ、コールマン、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、伸身月面、着地は少し動く
LEYVA, Danell (USA)
アドラー1回ひねり~ヤマワキ、非常に雄大な伸身コバチ、リューキン、アドラーひねり~伸身トカチェフ、エンドー1回ひねり、伸身ルドルフ、着地を止める
TANAKA, Kazuhito (JPN)
アドラーひねり~伸身トカチェフ、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、エンドー1回ひねり大逆手、伸身ルドルフ、正確な演技実施で着地も止める
TANAKA, Yusuke (JPN)
コールマンを成功、アドラーひねり~コバチで痛恨の落下、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、エンドー1回ひねり大逆手、ホップターン、伸身ルドルフ、着地も動く
UCHIMURA, Kohei (JPN)
屈身コバチ、 シュタルダー1回半ひねり片大逆手、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、コバチでまさかの落下、コールマン、ホップターン、ホップターンひねり、伸身ルドルフ、着地は止める
ゆか
BOY, Philipp (GER)
後方1回半~バンローン、屈身アラビアン2回宙、トーマス転、ゴゴラーゼ、後方2回半~前方1回、後方3回ひねり(後ろに3歩)
NGUYEN, Marcel (GER)
伸身新月面、後方2回半~前方1回、伸身トーマス、テンポ~伸身アラビアン転、後方2回半~伸身前宙ひねり(かなりはじかれた印象)、月面(後ろに大きく両足一歩)
HAMBUECHEN, Fabian (GER)
伸身トーマス転、後方2回半~伸身前宙ひねり、トーマス転、後方1回半~前方1回、ゴゴラーゼ、後方2回ひねり
FENG, Zhe (CHN)
伸身月面、後方2回半~前方1回ひねり、後方1回半~伸身前宙ひねり、伸身アラビアン転、フェドルチェンコ、かかえ込み月面
ZHANG, Chenglong (CHN)
後方1回半ひねり~前方2回半ひねり、前方2回ひねり~前方1回半、伸身トーマス転、テンポ~伸身アラビアン転、後方3回ひねり
ZOU, Kai (CHN)
伸身新月面、後方1回半~バンローン、前方2回ひねり~前方1回、後方2回半~前方1回半、テンポ~伸身トーマス転、かかえ込み新月面(着地ほぼ止める)
あん馬
HA, Changju (KOR)
Eコンバインとウゴニアンでの足開き減点、下向き1080度転向で落下。
KIM, Jihoon (KOR)
安定したフロップとコンバイン、シバド移動で足をポメルにぶつけ、大きく膝を曲げるが停滞や落下なく続行し、下りまでつなげる。
KIM, Soo Myun (KOR)
ウゴニアンで大きく足を開きながら転向。
KHOROKHORDIN, Sergey (RUS)
トンフィー後に後ろに体重がかかり落下。13.233
GARIBOV, Emin (RUS)
Dコンバインの途中で握り手が場背に落ちるが続ける。フロップが2転向で終了。14.133
BELYAVSKIY, David (RUS)
逆交差倒立で倒立位不十分、Eコンバインで握り換えができなかったがうまく乗り切る。マジャール移動で足割れ。14.600
つり輪
KUKSENKOV, Mykola (UKR)
RADIVILOV, Igor (UKR)
ZOZULYA, Roman (UKR)
COTUNA, Vlad Bogdan (ROU)
屈身ヤマワキ、ヤマワキ、新月面の着地を止める。
BATAGA, Cristian Ioan (ROU)
振り上がり中水平、アザリアン十字、新月面の着地を止める。
BUIDOSO, Ovidiu (ROU)
月面ひねりの着地をまとめる。
中国と日本がローテーション前半での演技である為、実質お互いの点数を見ながら演技をする状態となった。中国は2人目のZHANGが15.400、3人目のZOUが15.600と得意種目で安定して点数を稼いだのに対し、日本は田中和が昨年同様、最後の鉄棒でトップバッターの役目を果たしたが、今年は着地まで止める完璧な演技。しかし、弟の田中佑がアドラーひねり~コバチで落下。昨年の兄と同様にミスを出してしまうということになってしまった。その後、内村までも落下し、先に演技を終えたアメリカとの銀メダル争いとなったが、辛うじて0.1上回り、無事銀メダルを死守した。ロシアは最後のあん馬で得点を落としてしまい、好調な演技を見せたアメリカに逆転されてしまった。
エース内村を6種目に起用した日本。この決勝参加選手で6種目を演技したのは内村のみ。その絶対的エースの力を持っても結局ミスで自滅してしまい、目の前に迫っていた優勝を逃してしまった。逆に中国は予選で点を落としていた鉄棒でダントツの点数を出すなど、団体決勝の中で底力を見せつけた。
大会はまだまだ続く。個人総合で内村が予選トップ。更に鉄棒では田中佑がトップ。決勝で落下のミスを出した二人であるが、気持ちを切り替えて、個人として実力を存分に発揮して好成績を期待したい。
最終結果
1位 中国 275.161
2位 日本 273.093
3位 アメリカ 273.083
4位 ロシア 269.045
5位 ウクライナ 264.102
6位 ドイツ 263.926
7位 韓国 260.393
8位 ルーマニア 245.175