2011世界体操選手権男子ポディウム練習第7班

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ロッテルダム大会では予選6位、決勝6位のロシアが登場。
ゆかでは複数の選手が伸身ルドルフを、さらに前方伸身宙返り~前方かかえこみ2回宙返りを実施、跳馬ではGOLOTSUTUKOVはじめ3選手がユールーフー、他にもリーシャオペン、ドラギュレスク、ローチェ、ロペスなどを実施、練習とは言え見ていて非常に楽しかった。また、つり輪では複数の選手がF難度の後転中水平を実施、終末技に伸身ルドルフを実施した選手もおり、この種目でも高得点が期待できる。
しかしあん馬、平行棒、鉄棒では、Dスコアがあまり高くはないようである。種目間の得意不得意がはっきり分かれているようで、ゆか、跳馬、つり輪で稼ぎ、他の種目は無難に確実に実施するという戦略のようである。
最近団体総合のメダルから遠ざかっているが、古豪復活なるか注目したい。
残念ながら国籍取得が間に合わず塚原直也選手の代表入りが実現しなかったオーストラリアは、あん馬のスペシャリストSERATHULAI以外は特に目立った選手がおらず、今回8位以内に入るのは厳しいところだろう。最終的にチームでのオリンピック出場権獲得できるかどうかも微妙なところである。
SERATHULAIのあん馬は相変わらずスピーディでシャープな演技を見せていた。
通しではDスコア6.5(だと思う)だったが、その後あん部馬背(両ポメル間)でのマジャールシュピンデルを実施、これが入るとDスコアが6.9まで上がることになる。是非種目別決勝に残り成功させてほしいものである。
カナダは、日本人の池田氏がコーチとしてついており、息子さんのKENNESが選手として出場する。本日の練習では、これといって目立った種目、演技はなかったが丁寧な演技実施が印象に残った。
ロッテルダムでは14位ということで、オリンピック出場権を獲得できるかどうか微妙な位置にいると言えよう。