フランス国際現地レポート2

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現地3月19日、ワールドカップフランス大会予選競技が終了した。
今朝行われた審判会議では、会議終了後に、この度日本で起こっている東北関東大震災及び福島原子力発電所の事故について、FIG及び各国体操連盟、各国選手・コーチ関係者より追悼と励ましのお言葉を頂いていることに対してのお礼と現状報告、復興においての誓い、この試合に出場することの意義を、島田審判員がスピーチをもって伝え、多くの賛同を得られた。
明日のオープニングセレモニーでは、FIG及び主管のフランス体操協会の計らいで、参加国に賛同いただいた、追悼式が行われる予定である。
予選競技
山室は、つり輪出場選手12名の9番目に演技を行い、力技の静止時間も十分な実施。終末技の着地もしっかりと止め、全体成績2位で予選を通過した。
1位通過は、山室の前に演技を行った、CHEN Yibing(CHN)。
予選の成績を下記に記載。
つり輪
1.CHEN Yibing(CHN) D:6.8 E:9.00 15.800
2.山室 光史(JPN) D:6.7 E:8.933 15.633
3.PLUZHNIKOV Konstantin(RUS) D:6.7 E:8.766 15.466
4.BALANDIN Aleksantr(RUS) D:6.7 E:8.733 15.433
4.MORANDI Matteo(ITA) D:6.7 E:8.733 15.433
上記予選通過者
6.PETROUNIAS Eleftherios(GRE) D:6.8 E:8.6 15.400
7.AIT Said Samir(FRA) D:6.7 E:8.633 15.333
8.AL Asi Ali(JOR) D:6.9 E:8.4 15.300
9.ANGIOLETTI Matteo(ITA) D:6.4 E:8.70 15.100
10.SAN Miguel Ivan(ESP) D:6.5 E:8.533 15.033
11.GEORGALLAS Irodotos(CYP) D:6.0 E:8.5 14.500
12.CHEN Chih Yu(TPE) D:5.7 E:7.866 13.566
あらかじめ、FIGにて決定されていた決勝時のスターリスト枠が、つり輪に関しては、同点4位が出た為、5名での決勝。この為、再度、スタート枠の抽選が行われ、明日の決勝、山室は4番目の試技順となった。
3月20日 決勝スタートリスト
1.BALANDIN Aleksantr(RUS)
2.PLUZHNIKOV Konstantin(RUS)
3.CHEN Yibing(CHN)
4.山室 光史(JPN)
5.MORANDI Matteo(ITA)
明日の決勝についても、しっかりと力を発揮できるよう調整したい。