コトブス国際大会男子予選現地レポート

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現地3月11日、コトブス国際大会の予選が終了しました。
予選当日の朝8:25からアップが始まり、10:00から試合開始、各種目4~8名が小グループとして区分けされ、8~9班で競技が進行されました。
10:00~15:00の前半種目予選において、馬場は、あん馬のみ出場。演技実施は良い出来でしたが、技での旋回の向きでの減点が厳しくなされたようで、Dスコア5.8 Eスコア7.85の13.650と得点が伸びず、予選順位19位(予選のみ)
出口は、ゆか・あん馬・つり輪と3種目に出場。あん馬では、Eフロップが行けずDフロップとして、価値点を0.1下げましたが、腰の伸びた雄大な演技で、Dスコア6.3 Eスコア8.45の14.750獲得。予選順位3位で、今大会で、唯一決勝に進みました。
ゆかの動きはそれなりに良かったのですが、3コース目の屈身ダイビング2回宙返りで、尻もちをつきそうな着地をこらえ、最後まで演技を実施。その減点が響き、得点が伸びず、Dスコア5.9 Eスコア7.725 13.625 予選順位26位(予選のみ)
つり輪は、春先の大会に向けたテストを兼ねて出場。そつなく演技するも、Dスコア5.2 Eスコア8.70で、13.900 予選順位20位(予選のみ)
後半種目は、15:25~16:55までのポディウムトレーニング後、17:00から始まり、馬場は跳馬・平行棒・鉄棒の3種目に出場。
出口は、平行棒・鉄棒の2種目に出場。
馬場
鉄棒は、アドラーひねりで流れ、連続して行う予定だった伸身トカチェフに行けず。次の手放し技コールマンで落下。その後は、リズムを取り戻し終末技までしっかりと実施しましたが、Dスコア5.6 Eスコア7.525の13.125 最終順位37位(予選のみ)
跳馬は、こちらに来て、SPIEETH製の跳馬のバネに戸惑い、実施技も1本目は、ローチェ。着地で尻もちをつき13.900。2本目は、アカピアンを行い、着地でやや軸が曲がり-0.1のライン減点。14.675 最終順位18位(予選のみ)
平行棒は、今回初めて取り入れた技・前方屈身開脚5/4宙返りの支持は、成功したものの、身体が沈み込みダブルスイング。ヒーリー後にも勢いを貰えず、ダブルスイング。支持前振り3/4ひねり単棒倒立では、軸が外れこらえる。終末技はまとめてが、Dスコア6.2 Eスコア7.250の13.425 最終順位26位(予選のみ)
出口
鉄棒は、手放し技コールマンをそつなく成功させ、終末技着地で前に動くも、うまくまとめてDスコア6.2 Eスコア8.325 14.525 最終順位13位 (予選のみ)
平行棒は、棒下宙返り3/4ひねり倒立で上昇の勢いを貰い切れず、1/4単棒倒立外れの単棒け浮腰上がりで演技をつなぐ。その後の、支持カット倒立のカットで、バー上に足がのっかるミス。Dスコア5.6 Eスコア7.775 13.375 最終順位28位(予選のみ)
という結果でした。
前半種目ウォームアップ開始8:25から、全ての競技が終了したのが、21:30という、長時間の予選会でしたが、無事に終了しております。
 日本の仙台沖地震・津波に関して、遠征先では、なかなか災害情報を正確に得ることが困難で心配しておりますが、こちらに来ているスタッフ・選手の家族や所属先には連絡が取れ、今のところ無事を確認しております。決勝には、出口のあん馬1種目となり、少々さびしい状況ではありますが、がんばってまいります。