2010豊田国際体操競技大会・1日目記者会見(日本選手)
.内村航平
全日本が終わってから一日だけ練習してこちらに来ました。あまり調子はよくない中、今日演技をして、ギリギリのところでやってましたが、少しまだ肩も痛くて、疲れも残っている状態でした。今年最後の試合なので、しっかり美しく演技をして終われたらいいなぁと思ってます。(明日、新技をやるかについて)やらないです。明日はミスなく、美しくやることが目標です。今日はゆかだけでしたが、全日本の種目別でやった構成ではなく、いつもの構成で、確実にやろうという感じでやって、それが出来たのですが、最後の着地は止めたかったなという思いはあります。今回は種目別の大会で、ゆかは世界選手権でメダルを取っていて、全日本選手権でも優勝していたので、絶対優勝しないといけない、自分の中では負けられないという気持ちが少しありました。
山室光史
先週、試合が三日間続けてあったので、身体の疲れが今週に入っても全然取れず、あまり練習もせずに来ました。その中でも今のコンディションの中では頑張って出来た方ではないかと思います。先週も種目別の試合はやっているので、そのときの気持ちと同じように臨みました。今年最後の試合ということで、今年の日本代表選手として、恥ずかしくない演技をして、最後を締めくくりたいと思っています。明日はミスなく、自分の出来ることが出来ればと思います。今回、疲れがすごく残っているので、演技の後半になるとどうしても疲れの部分が出てしまって、着地まで止めにいく余裕がなかったなぁと思いました。世界選手権の種目別決勝で着地が動いてしまったし、止めにいきたかったのですが、まとめることが出来なかったです。
田中理恵
全日本が終わって、一日だけ休みをもらって、あとは練習をしてましたが、やっぱり大分疲れがあるなか今日の試合をしてました。でも、あとはやるだけだと思って、自信を持つようにしていました。
今年最後の試合なので、元気よく、笑顔で試合が出来たらいいなと思ってます。また、世界選手権から試合がずっと続いてますが、自分の演技が出来たらいいなと思ってます。明日はゆかだけなので、笑顔で、いい終わり方をしたいです。跳馬は練習してきたことが出たので、それがメダルにつながったなと思いました。段違い平行棒はラストの演技者ということで、「絶対持たなくては」という気持ちの方が少し強かったのが手放し技で落ちてしまった原因かなと思いました。でも、全体的にはいい試合をしたと思います。世界の選手に比べたらまだまだDスコアが全然足りないので、きれいな演技をして、少しでも(世界の選手に)近づけたらいいなという気持ちです。
美濃部ゆう
全日本が終わって、一日休んであとはずっと練習をしていて、身体は痛いところが出ていて、疲れているなぁという感じはしていました。緊張感を持ち続けてやらないといけないので、そこが難しかったです。今年唯一の国際試合なので、練習では豊田国際に向けて気合を入れて練習をしてました。しかし、しかし、試合はいつも通りにという感じで、全日本とか国内の試合と同じ気持ちでやりました。全日本で少しミスが出てしまったので、この豊田国際がもう一回の(挽回できる)チャンスと思って演技をしました。明日も一つ一つ丁寧に演技をしたいと思います。(段違い平行棒で)今の構成にしてから下り技の失敗が続いていたのですが、今日は着地まで決められました。中技のシリーズで続かなかったところがあるので、完璧とはいえませんが、自分の中ではうまく出来たなという手ごたえはあります。今年は世界選手権もアジア大会も代表に入ってないのですけど、でも、世界選手権に出たメンバーと一緒に戦えたということはいい機会だなと思って嬉しいです。その中でも自分の演技に集中出来たのでよかったです。