第64回全日本体操競技選手権大会男子団体優勝記者会見
内村航平選手
嬉しいです。今日は昨日よりも調子がすごくよくて、体の切れもすごいよくて、今までで一番ではないですが、今までの中でもなかなかいい演技ができました。それが優勝に繋がった要因と思います。一人一人力を合わせればいい結果が出るのは分かっていたので、自分の演技をやることだけ考えてました。今日はミスをしない演技というのを前提に考えて、且つチームを盛り上げる演技を目指してました。2年生のときにも優勝してますが、2年生のときよりももっと達成感がありました。(男女アベック優勝について)団体戦で一番大事なのは演技内容ではなくチームワークだなと、世界選手権のときからずっと思っていたので、それですごくいいチームワークでみんな演技できたので、それが優勝にも繋がったのではないかと思います。今日の為に山口に来たので、明日のことはあまり考えていませんが、残っている種目はしっかり美しく演技したいなと思ってます。
(チームメイトとはどういう存在か)自分を成長させてくれる存在です。体操は自分で演技をして、その得点が積み重なって結果になりますたが、(団体戦では)その得点よりも、励まし合ったりすることが一番大事だと思っているので、そういうところで日体が一番勝っていたのかなと思います。
(事前にライバルと語っていたKONAMIについて・・・世界選手権では同じチームにいた選手との争いとなったが)敵としてみてなくて、お互いがいい演技をして、最終的に結果を待つという状態を自分は望んでいました。しかし、KONAMIは少しミスが出てしまったものの、そこで「(自分のチームが)優勝できる」と思わないで、自分のチームのように残念がったりしてました。
山室光史選手
優勝できるというのはすごく嬉しいです。昨日は着地があまり止らなかったのですが、今日は着地まで意識することが出来て、それで優勝できてすごい嬉しいです。点数を見てしまったら意識してしまうと思ったので、最初から点数は見ずに自分のやれることだけを考えて臨みました。学生最後の全日本ということで、優勝して卒業したいなという気持ちはすごいあったので、優勝できてすごく嬉しいです。ミスをしないで、且つ着地まで意識をしてやろうと思ってそれが出来たので、後に演技をする選手にもいい刺激になるかなと思ってました。チームとしてもミスの少ない試合内容だったので、練習からそういうことをずっと心がけてやってきて、それがある程度出たと思うので、そういう点ですごくいい試合だったと思います。(男女アベック優勝について)みんな楽しんで演技をすることが出来たと思うので、そういうことが優勝に繋がったと思います。つり輪が2連覇中なので、今年もしっかり優勝を狙って、跳馬も優勝を狙いたいと思います。
(チームメイトについて)団体ではチーム内で信頼関係が必要になると思います。今回はみんなが信頼しあって、自分なりに励ましの言葉とかを掛けていましたし、そういう雰囲気が団体戦では大事だと改めて思いました。
(KONAMIについて)敵という見方ではなくて、応援もしてました。KONAMIの選手も上手いので、普通に「上手いなあ」と思いながら見てたりもしました。