第64回全日本体操競技団体・種目別選手権大会 大会前記者会見
田中理恵選手
アジア大会もあって、あまり日にちがなかったのですが、練習してきたことをそのまま出す気持ちで明日を迎えたいと思います。緊張はすると思いますが、自分の演技をすることだけ考えてます。段違い以外三種目出場しますが、一番に緊張しないことだけを考えて、自分の演技をしたいと思います。ジュニアには私より強い選手がたくさんいるので、憧れられる選手にはなっているかもしれませんが、自分もまだまだなので、ジュニアの選手のいいところも取って頑張りたいと思います。(大会が連続して)疲れはありますが、試合に入れば気持ちも身体も一緒になってついて来るので心配はしてないです。今日の練習では(アジア大会後)初めて全器具を触ったので、全種目技をして器具慣れをしました。
アジア大会終了後は和歌山に一日だけ帰ったりハードなスケジュールでしたが、毎日練習してました。(種目別優勝について)タイトルは取りたいですが、メダルのことは考えず、成功できれば結果がついてくると思うので、アジア大会のように自分の演技をしっかりしたいと思います。(世界選手権、アジア大会と)二大会ともにいい試合が出来たので、逆に全日本は緊張しますが、世界の選手に比べたら技も足りないし、減点が少ない演技が出来たから結果がついてきたかなと感じたので、全日本が終わってからはもっと技を増やして頑張らないといけないなと思います。
植松鉱治選手
世界選手権が終わって一ヶ月くらいですが、その世界選手権でいろんな経験をして、いろんなことを思い知らされたので、その反省を生かした大会になると思います。思い切って演技をしたいと思います。久々の国内大会となる点について)気持ちの違いはないです。どんな大会でも自分の持っているものを全力で出すことを常に意識してます。完璧な演技をすれば結果はついてくると思うので、出る種目は失敗しないように演技をしたいと思います。もっと、(若い選手に)憧れというか、目標となる選手になれるように、いい物、そして上を見て向上して、いい演技ができるように頑張りたいです。
世界選手権後、休んでいたので間に合うかなぁと思ってましたが、体調もよく、身体も出来上がって、明日から全力で出来る状態になったと思います。今日の練習では、ここまで仕上がってきているので、技術的な問題より、身体の部分部分の動きの確認でした。世界選手権後は身体が疲れていたのと、終わってほっとした為か、痛みが出てきたところもあったのですが、ゆっくりとして疲れを取りました。二週間前から本格的な練習を再開しました。(種目別優勝について)鉄棒が得意なのに毎回いいところを見せれてないので、今回こそは・・・成功すれば勝手に結果がついてくると思うので、失敗しないことだけを考えてやろうと思います。世界選手権に出られて自信にもなったし、どんなシチュエーションでも出来ないといけないと教えられました。
内村航平選手
昨年、団体優勝を狙っていたのに優勝を逃したので、今年は絶対団体で勝ちたいという思いが非常に強いです。種目別は少し構成を変えてやろうと思っているので、その構成でミスなく出来ればいいなぁという感じです。(新しく挑戦する技について)たくさんあり過ぎて・・・口で言うのも何なんで、是非見て(確認して)もらいたいです。5種目、種目別に出ますが、特にこれという種目はなくて、5種目すべて(の難度を)上げたいと思ってやってきました。世界選手権二連覇で、それから初めての試合なのですが、お客さんがそういう目で見てくれるのはわかっているので恥ずかしい演技は出来ないし、美しい演技が出来ればと思います。肩はまだ痛みはありますが、世界選手権の時よりは少し痛みが和らいだかなぁと感じです。やることは失敗しない演技だけなので、結果はあまり考えずにやりたいなと思います。(目標とされる選手であることについて)プレッシャーより、逆にありがたいですし、頑張れるし、刺激になります。
(アジア大会については)中国のメンバーが世界選手権から変わらないのは分かっていたので、団体、個人と金メダルを取るとは思ってました。自分も正直出たいと思いました。しかし、アジア大会に出ていたらこの場にいないであろうと思えるくらい、肩が壊れていたと思うので、出たかったけど、肩の調子が悪かったので、それはそれでよかったのかなと思います。(肩については)世界選手権が終わって、三日くらいしか休んでないので、それで練習を詰めてやっていって、肩がそこまで痛くないので、あまり休まないでよかったと思います。つり輪以外はDスコアを上げて今回臨みますが、結構出来ているのに入れていなかった技があったので、それを入れただけなんですが、最初はきつかったもののすぐに対応できたので、今はそこまでしんどくはないです。団体ではやらず、三日目だけやります。世界選手権でメダルを取って、種目別用の構成もやってもいいのかなぁと感じたので、今回は挑戦という感じで上げてみました。自分の中では世界選手権の構成は上げたくないので、上げるとすれば種目別だけです。
今大会は日本で唯一の団体決勝がある大会なので、団体で日本一になることをチームのみんなで目指して頑張ってきたことなので、(今は自分のことよりも)団体戦のことしか考えてないです。