ロッテルダム世界選手権現地レポート(種目別決勝)女子跳馬
現地10月23日種目別決勝の模様をレポートします。
■SACRAMONE Alicia(USA )予選2位、伸身クエルボ1回ひねり(後ろ一歩、高い!)、ユルチェンコ2回ひねり(後ろ1歩)⇒15.400+15.000、平均15.200
■KAESLIN Ariella(SUI )予選5位、伸身クエルボ1回ひねり(後ろ1歩、高さで劣る)、ユルチェンコ2回ひねり(前に一歩、着手が合わないのか高さが出ず)⇒15.166+14.400、平均14.783
■MUSTAFINA Aliya(RUS )予選1位、アマナール(前1歩、高い!!)、伸身オメリアンチク1回ひねり(屈身気味)⇒15.733+14.400、平均点15.066
■NABIEVA, Tatiana(RUS )予選4位のKURBATOVAに代わって登場、アマナール(ひねり不足、前1歩)・・・最初は6.5のDスコア表示、修正されて2回ひねり扱い、屈身オメリアンチク1回ひねり(後ろ1歩)、14.733+14.466、平均14.599
■CAIRNS Imogen(GBR )予選7位、ユルチェンコ1回半(前1歩)、オメリアンチク(後ろ1歩)、14.433+13.566、平均13.999
■JO Hyunjoo(KOR )予選6位、伸身ホルキナ(後ろ1歩)、ユルチェンコ2回ひねり(ややひねり不足、後ろ1歩)、14.300、14.466、平均14.483
■CHELARU Diana Maria(ROU )予選8位、ユルチェンコ2回ひねり(後ろ1歩、足割れ)、かかえ込み前転前宙半ひねり、14.700+13.433、平均14.066
■FERNANDES BARBOSA Jade(BRA )予選3位、ユルチェンコ2回ひねり(後ろ1歩)、伸身ポドコパエワ(後ろ1歩)、14.933+14.666、平均14.799
★SACRAMONEが北京五輪以降のブランクを経て見事な優勝を遂げた。二本ともに高さは群を抜いており、1本目に価値点の高い技を持つロシア勢を抑えた。そのロシア勢はMUSTAFINAが2本目の価値点の問題で2位に終わった。3位には余裕の捌きを見せて安定感を出したFERNANDES BARBOSAが入った。SACRAMONEと全く同じ技を持つKASLINは高さやスピードで劣ってしまい、SACRAMONEを上回れずに4位。
特筆すべきは、アジア勢で唯一残り、更におそらく韓国女子史上初の決勝進出を果たしたJO。コーチには旧ソビエト時代のコーチであったBULASHENKO氏を招き入れ、ジャパンカップではまだ不安なところを見せた高難度の技を見事に決めた。
結果
1位 SACRAMONE
2位 MUSTAFINA
3位 FERNANDES BARBOSA
4位 KAESLIN
5位 NABIEVA
6位 JO
7位 CHELARU
8位 CAIRNS