ロッテルダム世界選手権現地レポート(男子団体決勝)6
現地10月21日男子団体決勝最終第6ローテの模様をレポートします。
<第1セッション>
■日本
<鉄棒>
田中和仁、アドラーひねり~伸身トカチェフ、アドラー1回ひねりヤマワキ、前方車輪1回ひねり大逆手(落下)、エンドー1回ひねり大逆手、伸身新月面(1歩動く)
植松鉱治、伸身コールマン、リバルコ、アドラーひねり~コバチ、コールマン、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、エンドー1回ひねり大逆手、伸身月面(着地止まる。16.033!)
内村航平、伸身コバチ、シュタルダーとび1回半ひねり、アドラー1回ひねり(戻ってしまう。連続できず)、ヤマワキ、コバチ、コールマン、車輪とび1回ひねり、車輪とび1回半ひねり、伸身新月面(着地止まる)
■イギリス
<ゆか>
SEAGER、前宙2回ひねり~伸身前宙、フェドルチェンコ、伸身トーマス転、月面(後ろ1歩)
THOMAS、前宙2回ひねり~前宙ひねり、後ろとびひねり前方屈身2回宙、後方宙1回半ひねり~前宙、フェドルチェンコ、前方転、伸身トーマス転、かかえ込み2回宙(手を着く)
PURVIS、後ろとびひねり前方屈身2回宙(着地1歩)、後方宙1回半ひねり~前宙2回ひねり(着地1歩)、後方宙2回半ひねり~前宙1回ひねり、テンポ~トーマス転、伸身トーマス転、後ろとびひねり前方かかえ込み2回宙(大きく前に1歩踏み出す)
■ロシア
<あん馬>
PAKHOMENKO、メリーゴーランド、Eフロップ、ウゴニアン、マジャール、シバド、転向倒立ひねり移動下り(いい演技)
KHOROKHORDIN、Dコンバイン、Eフロップできず、下向き転向移動D、マジャール、シバド、転向倒立ひねり移動下り
BELYAVSKIY、メリーゴーランド、Eコンバイン、Eフロップ、マジャール、シバド、転向倒立ひねり移動下り(いい演技)
■フランス
<つり輪>
DA SILVA、振り上がり中水平、ナカヤマ十字、アザリアン十字、新月面(着地1歩)
SABOT、振り上がり上水平、中水平、ヤマワキ、屈身ヤマワキ、伸身月面(着地1歩)
WILLIG、け上がり十字~中水平、屈身ヤマワキ、伸身ヤマワキ、ホンマ十字、後方車輪(ケーブル揺れる)、伸身月面(着地1歩)
<第2セッション>
■中国
<鉄棒>
FENG Zhe、アドラーひねり~伸身トカチェフ、シュタルダーとび1回ひねり、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、アドラー1回ひねり~ヤマワキ(腰まがり)、車輪とび1回ひねり、リバルコ片大逆手、伸身新月面(前に1歩)
ZHANG Chenglong、伸身トカチェフ~リバルコ、アドラーひねり~トカチェフひねり、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、シュタルダーとび1回半ひねり大逆手、シュタルダーとび1回ひねり大逆手、伸身新月面(やや後ろに1歩)
TENG Haibin、アドラー1回ひねり両逆手~ヤマワキ、シュタルダー1回半ひねり大逆手(軸がぶれる)、アドラーひねり、伸身トカチェフ、シュタルダー1回ひねり片大逆手、エンドー1回ひねり大逆手、伸身新月面(着地止まる)
■アメリカ
<ゆか>
WYNN、前宙~前方2回宙、テンポひねり~前方2回ひねり、前宙転、後方2回ひねり、十字倒立、伸身前宙転、後方宙2回半ひねり(前1歩)
HORTON、新月面(手を着く)、後方宙1回半ひねり~前方2回宙(前に1歩)、後方宙2回半ひねり~前宙1回ひねり、十字倒立、トーマス転、前宙転、フェドルチェンコ、月面(後ろ1歩)
LEGENDRE、新月面ひねり、ヒポリト、テンポ~伸身トーマス転、後方宙2回半ひねり~前方宙返り転、十字倒立、前宙1回ひねり~前宙ひねり、後ろとびひねり前方伸身2回宙(屈身に近いが・・・前に1歩)
■ドイツ
<あん馬>
SPIRIDONOV、交差倒立、ウゴニアン、下向き1080度転向、C前移動、シバド、フロップ行けず足割れ、転向倒立ひねり移動下り
BOY、逆交差倒立、逆交差ひねり、ウゴニアン、マジャール、シバド、下向き1080度転向、転向倒立ひねり移動下り(いい演技)
KRIMMER、交差倒立、シュピンデル、Eフロップ、Dコンバイン、マジャール、シバド、Bシュテクリ、伏臥、転向倒立ひねり移動下り(いい演技)
■韓国
<つり輪>
YANG Hak Seon、振り上がり中水平、アザリアン十字~中水平、前方車輪、後方車輪、伸身月面(前に崩れ手をつくミス)
SIN Seob、振り上がり中水平、ナカヤマ十字~中水平、アザリアン十字、振り上がり十字、ほん転倒立、後方伸身2回宙(小さくとぶ)
YOO Won Chul、振り上がり中水平、屈身ヤマワキ、ホンマ十字~中水平、ほん転十字倒立、ほん転倒立、前方車輪、伸身月面(右に大きくとぶ)
結局、実施面での差がそのまま結果になり、32年ぶりの団体金メダルに届かなかった。ただ、北京オリンピックで見えなかった王者の背中は十分に見えてきた。来年の東京世界選手権、そしてロンドンオリンピックへその成長を期待したい。